この腕時計は、もともと1942年にアルネ・ヤコブセンがデザインした壁掛け時計をドイツのローゼンダール社が腕時計とし発売された物です。
ヤコブセンの後継ぎの1人テイト・ヴァイラント氏の管理のもと壁掛け時計から腕時計へと一年以上の時間を掛けて作りだされました。
もともとはこのローマンクロックは1942年にデンマークのオーフス市役所やソレノイド市役所の為に作られた壁掛け時計です。
1902年~1971年、今は無き人です。
しかし、この時計もそうですがアルネ・ヤコブセンの残した物は現在も生きています。
アルネ・ヤコブセンはデンマークの建築デザイナーで彼の業績にはセントキャサリンズ・コレッジ(学校)やマートン・コレッジ(学校)、デンマーク銀行と教育機関や役場などの多きい建築も数多く作っています。
建築家であったアルネヤコブセンですが家具のデザイナーとしても多くの作品を残しています。
中でも1952年に制作したアントチェアは発売当初から現在まで人気がある作品です。
この椅子です。
アント(蟻)この椅子はフォルムだけ見ると蟻のように見えてきます。
もちろん日本でも、とても人気が有る椅子です。
アルネヤコブセンはもともと画家になりたかったが両親に反対され家をでました。
家を出て客船の中で働くが、船酔いがひどく耐えられなく辞めました。
もし船酔いに強かったら船関係の仕事に就いたままだったかもしれませんね。
そう考えると今まで発表してきた数々のデザインは存在しなかったかもしれません。
その後、建築家の友人に絵の才能を生かせる建築の仕事を勧められ建築家になりました。
いがいに気づきにくいんですがローマンウォッチには横のリューズが付いてません。
リューズとは時計の時間を合わせる横の突起の部分です。
アルネヤコブセンの後人者テイト・ヴァイラントは、もともとのクロックの形を崩さずにウォッチにしたのがよく分かります。
壁掛けの時計のデザインをそのまま腕時計にしたいわけですからリューズ見せたくないですよね。
では時間調整は、どうやってするのかというと時計の裏にボタンが有りボタンを押す事によって
時間の調節をする事ができます。
他にも細かいディテールをクロックのまま残してます。
例えば湾曲したカーブガラスです。
この湾曲したガラスはクロックの時と同じように湾曲されたカーブガラスで作られています。
柔らかく高級感のある印象をうけます。
テイト・ヴァイラントはこう方ってます。
「アルネ・ヤコブセンの時計と呼ぶならば、それはヤコブセンが設計 したものを忠実かつ正確に再現したものでなくてはならない・・・ ただ縮小されることを除いて。
着け心地は時計全体が腕にピッタリ付くといった感じではなく
2回りほど小さい裏蓋が腕に付いた感じに感じます。
時計本体がほどよく浮いた感じに着ける事ができます。
この時計は3種類の大きさが有ります。
の3つの大きさになります。
私が着けてるサイズは真ん中の40mmになります。
私の腕のサイズは17cmと一般男性のサイズになりますので平均的な腕のサイズであれば真ん中のサイズ40mmがちょうどよいサイズになります。ご購入を考えてる方は参考にして見て下さい。
この腕時計には製造番号がすべて打ってありますランクの高い高級時計にはよくシリアルナンバーが打たれていますがデザインウォッチでは珍しいですよね。
シリアルナンバーは時計が不正に販売されないためや製造年対が分かるように打ってあるのですが自分の時計にだけ打ってある番号ってなんかロマンが有って良いと思うのは私だけでしょうか。
愛着が湧き離れがたくなる一本になるはずです。
さて離れがたく長く愛用したい時計には素材が大事です。
アルネヤコブセン腕時計の素材の説明をしていきます。
アルネヤコブセンの腕時計には高純度ステンレス製のステンレススティール316Lを使用しています。
ステンレススティールと言っても、その種類はなんと100種類を超えます。
ステンレスティールは錆びにくい素材として有名ですが種類によって錆やすさや強度に違いが出てきます。
ステンレススティール316Lはステンレスの中でも最も丈夫な素材です。
ブライトリングやパネライやゼニスのような高級時計には、まずこの素材のケースが使われています。
アルネヤコブセン腕時計のムーブメント(時計を動かす部分)はスイス製のムーブメントを使ってありデザインも素材も品質も良い一本です。
アルネヤコブセンの時計を多く取り扱う店舗はコチラになります。
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