ダニエルウェリントンから機械式時計が発売されました。
サイズ:40mm /価格:¥48,400(税込)
機械式時計ってなに?って人も多いとおもいます。そもそも時計は機械でしょってっていわれたらそうなんですが、腕時計は大きく分けて2種類に分かれます。
クォーツ時計は今までのダニエルウェリントンから販売されていた電池式の時計になります。
一方、機械式時計は電気の力ではなくゼンマイの力で動いている時計です。ゼンマイが巻かれほどける力を動力源にしています。機械式時計の歴史は古く最初に作られた機械式時計(置き時計)は1300年頃といわれています。
電池式の時計は電池が切れるまで動きつづけ、電池の寿命は平均的には2~3年といられますが、一般的な機械式時計は約40~48時間程度で1度時計が止まってしまいます。
止まったらそのつどゼンマイを巻き上げて時刻や日付を合わせ使う必要がある時計になります。
今回ダニエルウェリントンから発売された、Iconic Link Automaticもゼンマイを最大まで巻いた状態でも42時間で時計は止まってしまいます。
この記事では、手間が掛かるなぜ電池式時計ではなく機械式がダニエルウェリントンから発売されたのでか、また機械式時計の魅力を説明できたらと思います。
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機械式時計(Artmatic)と呼ばれる時計の中でも大きく分けて2種類のゼンマイの巻き上げ方があります。
機械式時計は説明したとおりゼンマイを巻き上げて、そのゼンマイがほどける力を動力にし針を動かしているため、時計を使うさいは必ずゼンマイを巻く必要があります。
そのときの巻き上げ方が手で巻くのが”手巻き”と、時計を着用していると自動で巻かれる時計が”自動巻き”でこの2種類の巻き上げ方があります。
もともとは手巻きが支流でありましたが、いちいちゼンマイを手で巻くのが面倒だという事で1924年年に自動巻きの機能が開発されました。
自動巻きは、時計の向きによってローターという部分が回りローターが回る事でゼンマイが自動で巻き上がります。
※写真の水色の枠の部分がローターになります。
つまり歩いていたり、手を洗ったりと、日常生活のなかでは基本的には腕を動かしているので、自動巻きの時計をつけていれば、生活の中でローターが回りゼンマイが巻き上がる仕組みです。
ダニエルウェリントンで発売された機械式時計は、自動巻きと手巻き、どちらでもゼンマイを巻く事ができます。
自動巻はゆっくりとゼンマイが巻かれていきますが、手巻きの場合は一度にゼンマイを巻く事ができるという違いがあります。
電池式時計も長年愛用していると愛着が湧きますが、それ以上に機械式時計は浸しみ深いものになると言われています。
その理由は面倒がかかるからです。
説明したとおり、機械式時計は42時間で止まってしまうので、最大にゼンマイが巻かれた状態でも3日間使用しなければ針は止まってしまいます。
針が止まった状態ですと時刻やカレンダーは合っていないので、そのつど使う時間や日付に合わせる必要があります。
どう考えても電池式時計より、面倒や手間が掛かりますが、その手間が日頃から時計と向き合う姿勢につながり、いっそうの愛着を生むと言われています。
また電池式時計のように家電製品ではないので、壊れたから買い替えるといった使い捨ての発想ではなく、機械式時計は修理を繰り返えせば、長年大事に使いつづけることができ、特別愛着のある時計になっていくとも言われています。
電池式時計は基盤が壊れてしまうと、修理は難しく基盤ごと取り替えになってしまいます。
基盤とは電化製品を分解すると中に入っている緑色の板上の部品です。基盤がメーカーや工場で生産されていれば取り替えて修理が可能ですが、新しいものが次々と開発されていくので、古い基盤は、いつかは生産が終了されます
。基盤の生産が終了してしまったら電池式の時計は修理ができなくなってしまいます。一方、機械式時計は基盤ではなく、歯車やゼンマイなど細かなパーツの組み合わせで動いていますので、一部破損があってもその部分を交換したり、パーツが生産がされていなくても時計修理職人の手で作る事ができます。
このあたりが機械式時計とクォーツ時計の大きな違いになります。
今回ダニエルウェリントンで機械式時計を発売したのは、時計ブランドとしての大きな一歩かと思います。
原に高級腕時計メーカーのロレックスやオメガはゼンマイで動く“機械式時計”の需要が高く、時計好きの多くの人は機械式時計を好んでいます。
機械式腕時計は電池式時計より精度が落ち(1日5秒前後のズレる)止まっていたら時間や日付を合わせる必要がありますが、単に時間を知る道具ではなく、工芸品や美術品のように、極められたものにしか持ち得ない所有する喜びと20年30年と長く続ける価値が存在します。
ダニエルウェリントンのオートマチックは、時計の裏蓋(内部を開く蓋)が、通常の金属裏蓋ではなく“ガラス張りの裏蓋”になっています。
そのため内部の美しさや内部の動きなどを、時計のオーナーに訴えるようなデザインになっています。機械式でないと味わえない楽しみがあるといえます。
今回のダニエルウェリントンの機械式時計に搭載されたムーブメントはMiyota8215になります。
MIYOTAは、シチズンの傘下会社になり、日本製の金属ムーブメントのブランドです。技術、品質、営業サポートにこだわり、世界中の時計ブランドから採用されています。
個人的な意見になりますが、機械式時計の秒針の動きはクォーツ時計には無い魅力があります。
下の動画は左:クォーツ時計 右:機械式時計の針の動きです。
クォーツ時計、1秒ごとにステップするように秒針を刻んでいきますが、機械式時計は1秒の中でも細かな動きをしています。
今までのダニエルウェリントンは夜間になる視界性が悪かったのですが、オートマチックでは針にルミノバという蓄光塗料が塗られているため暗いところでも時刻を確認することができます。
蓄光塗料(ルミノバ)は一度蓄光すると最初は非常に明るく発光して、少しずつ光を弱めながら数時間発光し続けてくれます。暗いところでは効率的な蛍光体になります。
機械式時計は、お伝えしてきた通り魅力がありますが、それなりに手間がかかります。制度もクォーツ時計に比べ落ちます。
まずは、自分のライフスタイルに合うか機械式時計の入門としてダニエルウェリントンを購入する事をおすすめします。
セイコーやシチズンだと、デザイン的に好みじゃないな、もっとシンプルでファッション時計のブランドの機械式時計を探している人は是非チェックしてみてください。
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