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機械式時計をもっていると、すくなからず何処かでオーバーホールを気にしていますよね。
時計に知識が有り意識が高い方は、当然!と思うかもしれないですが、実は良く分からないって方は不安に感じてる所だと思います。
自分の時計はオーバーホールしてないけど大丈夫なのか…まぁしっかり動いてそうだし止まってからで良いのかな。って思ってる人が多いとおもいます。
オーバーホールは3年に一度や、5年に一度、止まってからでもよいと言う人もいるので混乱しますよね。
修理工房や、ブランドのオフィシャルページには3年から5年の間で書いてある所が多いです。
例えばオメガや場合4~5年と書かれています。
タグホイヤーの場合は購入から2年以上メンテナンスしてない場合。
カルティエの場合は5年に一度、ロレックスの場合は4年だった気がします。
オーバーホールを専門的に行ってる時計工房は3年に1度っていってる所が多いです。
何処も言ってるバラバラですよね。
私が思うに、機械式時計の場合は5年に一度オーバーホールすれば良いと思います。
ただし、時間が遅れる早まるといった異常が起きた場合、5年待たずにすぐにオーバーホールに出すべきだと思います。
オーバーホールなんて、時計が動かなくなってから出せばよいんだよ。
10年、20年出さなくて平気だから、高級時計は丈夫にできてるんだよ。
なんて言う人もいますが、この考えは危ないですね。
っというのも、オーバーホールをしないで使い続けると間違いなく何処かに負荷が掛かります。
時計は動かしていると油が汚れ劣化したり、ケースの中にホコリが入る事があります。
こういった状態で、そのまま使っているとムーブメントの動きが悪くなります。
その結果、針が遅れたり早まったり何か異常な動きをします。そのまま使い続けると最終的に動かなくなります。
負荷がかかり続けてる状態で動かし続けると、無理に動かしている状態なので何処かのパーツが傷んでしまいます。
例えば歯車も無理矢理動かすと、互いが磨耗をおこし磨り減ります。すり減ると金属粉がでるので油が汚れます。
そうなると全体の動きがさらに悪くなりす。で、なんか動きがわるいな~なんて感じてオーバーホールに出すわけですが。
すり減ったパーツや、傷ついたパーツは交換しないとスムーズに動かせないわけです、結局パーツ交換するため更に料金がかかってしまうんですよね。
動かなくなってからオーバーホールにだすより、定期的に出したほうが経済的に良いわけです。
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出来るだけパーツを正常のまま保ちたいですが、どうしても劣化してしまう物もあります。
その一つにパッキンが有ります。
腕時計は水が混入すると、壊れてしまいます。
クォーツ式時計は水や湿気でぬれると内部の金属部分が錆びてショートしますし、機械式時計のムーブメントも水や湿気が入ると錆びてしまいます。
当然ですが時計にとって錆は最大の敵なわけです。
パッキンはゴム素材のパーツなんですが。このパーツを使う事によってゴムの弾力で湿気や水が混入するのを防いでくれます。
パッキンはこんな所に使われています。
どこも水や湿気がはいる可能性がありますよね。
たかがゴムですが、パッキンはムーブメントを守る大切なパーツです。
説明したとおりパッキンはゴムです。ゴムなのでいつか劣化します。
何年も置いといたゴムって弾力がなく伸びないですよね、擦ったりするとボロボロと形を維持できなくなってしまいます。
時計につかわれるパッキンも、ゴムなのでこのように寿命があるわけです。
またパッキンの寿命は使ってる人によっても異なります。
ゴムはアルカリに弱いので石鹸や洗剤、シャンプーなどに触れると劣化をしますし。ゴムなのでお湯の熱さで変形してしまっている事もあります。
つまりお風呂では時計を付けるない方が本当は良いんですね。
オーバーホールではこういった寿命がある部品を交換してくれるので、5年に一度くらいの頻度で出した方がよいんですね。
オーバーホールは、時計のパーツを全てバラバラのにして、そのパーツ1つ1つを洗浄して、油をさし組み直すという作業です。
時計に対して意識が高い人は使った後にしっかり、クロスで汗を拭き取ります。
清潔に奇麗にしておきたという気持ちだけではなく、錆から時計を守っているんですね。
時計は肌に直接つける物なので、どうしても垢や汗が付着してしまいます。
この汚れをほっておくと、金属ベルトのピンの穴やバネ棒の隙間など、細かい部分まで汚れが入り込んでしまい、そこから汗の塩分などで時計が錆びていってしまいます。
たとえばこういった所ですよね。
ベルトは最悪交換すれば良いですが時計のケースが錆びてしますと、ケースごと交換しないといけない事もあります。
古いモデルだと、ケースの製造はもうしていないなんて事も多いです。
ベルトの他にもリューズ付近は垢や汗もたまりやすく、さびてしまってる事も多いです。
またリューズやケースと裏蓋の隙間などが錆びてしまうと、湿気が時計内部にはいる原因をつくってしまいます。
コチラは風防(ガラス)付近からシッケが入ってしまい文字盤が錆びてしまっています。
オーバーホールでは長年付着した汚れを奇麗に洗いおとし錆から守る清潔な状態にしてくれます。
ながらくほっておいた方は細かい部分が錆だしていないか是非みてくだい。
錆がはじまったりしていたら、錆を落としてもらう為にもオーバーホールに出す事をおすすめします。
クオーツ式もオーバーホールは必要です。
クォーツ式も機会式も同じように歯車で動いていますし、油が劣化したり、ホコリやゴミが購入する事もあります。
クォーツ式の場合、歯車が磨耗をおこすと電池の減りが早くなり、早く止まります。
クォーツ式時計も機械式と同じようにパッキンを使っていますので5年に1度くらいの頻度で、定期的にオーバーホールをした方が良いと言えます。
クォーツ式の場合は分解掃除に加え電池で動いていますので、電気回路のテストを行います。
オーバーホールは、メーカーに直接依頼するのが一番良いに決まっているのですが料金が高いんですよね。
正規品か並行輸入品かでも値段は大きく変わってきますがざっくり纏めると
ロレックスもオメガもIWCも正規品で5万円前後です。そのほか、リューズ交換や歯車など交換パーツがかさむと10万円前後になります。
並行輸入の場合はもう少し高くなると考えていた方が良いです。
ちょっと高すぎですよね、コレには理由があります。
どのメーカーも他のメーカーに負けないように、毎年毎年新しいムーブメントやデザインを開発しています。
また莫大な広告料金もかかります。
広告料金や開発費や技術者の育成、オーバーホールの料金はこういった所に回されています。
こうして時計のメーカーを育てているわけです。
私は場合メーカー意外にオーバーホールを依頼ても問題ないと思っています。
ただ、気をつけないといけない点もありますので、参考にしてみてください。
メーカー以外でオーバーホールをすると、純正パーツ以外を使われ交換をされる事があります。
時計には、消耗パーツや準消耗パーツがありますので、そのパーツを純正部品意外で代用する時計工房もあります。
純正パーツは料金も高く、在庫が無い場合は取り寄せになり、時間も掛かるので代用品ですませてしまうんですね。
上でも説明した通りパッキン以外にも、ゼンマイや摩耗を起こした歯車は消耗パーツです。
交換パーツは当然代用品より純正品を使ってほしいですよね。
ロレックスの場合は代用品を使った時計は改造品とみなす事もありますので、メーカー意外でオーバーホールをする際は純正部品を使ってる所を探しオーバーホールの依頼をするのが良いと思います。
メーカーではないので、その依頼先が本当に信頼できる所なのか自分で見極めないといけません。
とはいっても実際に作業を見る事ができないので、信頼できるのか技術力が有るのかなんて分からないですよね。
仮に作業を見る事ができとしても特殊な仕事なので、オーバーホールが下手なのか上手いのか分からないです。
そのため国では時計修理技能士という国家試験を作ってあります。
時計修理技能士の試験には学科試験と実技試験があり、どちらも合格点数に達しないと時計修理技能士の国家資格は取得できません。
オーバーホールを受ける工房には、下手な人が多い所も有れば、上手い人が多い所が有るのは事実です!
またオーバーホールを行っているのに、時計修理技能士ではない所がわんさか有ります!
下手な所にだすとピンセットの扱いなどが悪く、内部に傷を付けられたり洗浄があまかったリします。
ですのでオーバーホールを定期的に出すので有れば、時計修理技能士の資格を持ってる人にお願いした方が安全で安心です。
大切な時計やオメガやロレックス、タグホイヤーなどの高級な時計でしたら時計修理技能士1級の方に頼むと良いです。
1級は実務経験7年以上方が取得できるので修理技師としてはベテランです。
先ほどもおすすめさせで書きましたが、この時計工房は全ての時計技師が1級修理技能士に合格をしていて、預ける側も安心ですし値段もメーカーより3万円前後安いです。
見積もりは無料で行なってくれるので、少し錆びたりしていたり、オーバーホールをさぼっていた方は問い合わせをしてみると良いかと思います。
このページを読んでくれてるかたは、少なからずオーバーホールをしたら良いかしなくて良いか気になっていると思います。
時計に愛着があるからだと思います。
愛着があって大事な時計でしたら定期的にオーバーホールをだした方が心理的にも時計本体にも安心だと思います。
こちら、CraftWorkers(クラフトワーカーズ)は最近できた時計修理専門サイトです。
このサイトでは時計職人の技術歴や、資格、プロフィールを見てから職人に直接オーバーホールや修理の依頼が可能です。
時計のメンテナンスは、一旦時計をあずけると、どんな人が分解を行うのか私達依頼側はわかりません。
時計を預ける人を知って本人に頼む事ができるのは、私たち依頼側にとって安心できる大きなポイントになります。また職人にとっても自分を選んでくれたわけですから、責任がある大切な依頼になります。
オーバーホールや修理は「どの店に修理してもらうかではなく、誰に修理してもらうかが本当に大事」です。
ぜひ、今後もこの人に頼みたいなって思える理想の時計職人を探してみてください。
ちなみに、品質保証期間はアンティーク、現行品ともに1年間と長期です。
概算見積もりは、時計情報にチェックを入れるだけなので是非試してみてください。
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