2012年より新発売されたロレックススカイドゥエラー。
他モデルに比べると発売されてからの年月が浅く、ロレックスの歴史では比較的新しいモデルです。
「スカイ=空」という名前の通り、空を旅する旅行者やパイロット向けのプロフェッショナルウォッチとして知られています。
本記事ではそんなスカイドゥエラーの特徴や価格推移、歴代モデルについてまとめました。
はぜひ参考にしてみてください。
引用:https://item.rakuten.co.jp/
スカイドゥエラーは「世界を愛する旅行者や世界を相手にビジネスを展開する人のために」というコンセプトの下、2012年より発売開始されました。
「スカイドゥエラー」は直訳すると「空の居住者」という意味があります。
スポーツモデルとドレスモデルのミックスしたデザイン性から汎用性が高い上に、実用性も高く近年急速に需要が高まっています。
ロレックスの中の括りではスポーツモデルとして数えられていますが、サブマリーナやデイトナなど定番モデルではなく、ちょっとニッチなモデルと思われていました。
しかし、近年、ロレックスの急速な需要拡大に伴い、スカイドゥエラーにも注目が集まるようになり、現在は入手困難モデルの1つとして数えられています。
空での使用を想定したモデルといえばロレックスにはGMTマスターがかねてより存在します。
外見的な特徴は全く異なる2種ですが、どちらも2か国の時間が同時把握できるという機能性の面では同じです。
ただスカイドゥエラーではさらに革新的な機能が搭載されました。
それが古代ギリシャの天文現象を由来とした「アニュアルカレンダー」です。
アニュアルには年1回という意味がある通り、時刻の修正が年に1度しか必要ありません。
2月末の年1回だけ手動で日送りすれば、翌年の2月末まで自動で日付が調整されるのです。
カレンダーでの月末は30日と31日の2つがあるので、通常の時計だと大抵2か月に1回の頻度で日付の調整が必要になります。
しかし、アニュアルカレンダーを搭載したスカイドゥエラーは、例外である2月(月末が28日or29日)以外は自動で調整されます。
引用:https://seller.antiegrande-watch.jp/c-item-detail?ic=76720
ロレックススカイドゥエラーは2012年に誕生した当初は思った程人気を振るっていませんでした。
実際、現時点でもサブマリーナやデイトナのような定番モデルとして数えられていません。
どちらかといえば、愛好家やコレクターの間で密かに話題になるレベルのモデルだったのです。
その理由の1つが入荷本数の少なさにあるといわれています。
スカイドゥエラーはロレックスの中でも極めて入荷本数の少ないモデルです。
市場に出回る数自体が少なく、正規店に1年以上通っても出会えないという声を上げる方も少なくありません。
巷ではあのデイトナよりも入手困難なのではないかといわれるレベルです。
そもそもの製造個数の少なさから誕生当初は一部の人しか知らなかったのかもしれませんが、近年はロレックスの知名度が急速に上がったことでスカイドゥエラーにも興味を示す人が増えました。
結果元々入手困難だったモデルがますます入手できない希少モデルになってしまったのではないかと考えられます。
スカイドゥエラーの価格推移はどうなっているのでしょうか。
まずは参考定価からご覧ください。
価格帯がかなり広く、高いモデルだと500万円を超えるものもあります。
コレクションとしても新しいので、市場に出回る個体数が少なく中古市場では定価より高い価格で取引されることが多いです。
買取に出した場合の相場は200万円弱と大きなリセールバリューも見込めます。
特に希少性が高いといわれるブルー文字盤の場合、最近では300万円以上の価格帯で取引されるなど相場は順調な右肩上がりに推移している状況です。
この先さらに需要が拡大していく可能性を考慮すると買っておいて損はないアイテムといえるでしょう。
引用:https://lips-online.jp/
ここではロレックススカイドゥエラーの特徴と人気の理由について解説します。
それぞれ見ていきましょう。
スカイドゥエラーで最も特筆すべき特徴はデュアルタイムゾーンです。
時計の真ん中から少しずれた位置に第二時刻が表示されています。
旅先の到着時間を把握するにも一目で確認できるので便利ですし、旅先から日本の家族へ連絡する際もいちいち日本時間を調べる手間がありません。
海外旅行好きや世界を股にかけるビジネスマンこそ持ちたいアイテムです。
その他、アニュアルカレンダーの搭載により、日付の管理も非常に簡単に済みます。
シンプルで日常使いするにも便利な機能性故、仕事やプライベートでの使用目的に購入を検討する方が増えています。
スカイドゥエラーでは新型ムーブメントであるCal.9001が採用されました。
Cal.9001はロレックス史上最も複雑なムーブメントでおよそ380個の部品で構成されています。
この新型ムーブメントが先述したデュアルタイムゾーンやアニュアルカレンダー機能を支えているのです。
Cal.9001で最も注目すべきは非常に視認性の高いGMT機構です。
GMTマスターで搭載されていた従来のGMT機構は時針・分針・秒針にプラスで24時間で1周するGMT針が搭載していました。
そのGMT針が24時間表示のベゼルと連動することで2つ目の時刻が表示できるという機能です。
これでも当時はかなり画期的な機能だったのですが、視認性の面でいうとやや見にくい面もありました。
そこを上手く改良したのがCal.9001で、GMT針が付いていません。
引用:https://item.rakuten.co.jp/
その代わり、文字盤中央周辺部に24時間回転ディスクを搭載することでよりシンプルな視認性の実現に成功しています。
2020年以降発売のスカイドゥエラーでは、「オイスターフレックスブレスレット」が採用されています。
オイスターフレックスブレスレットはロレックスが開発・特許を取得した革新的なブレスレットです。
クラシックコレクションの時計では初めての高性能エラストマー性になります。
素材にはチタン・ニッケル合金製で柔軟性も兼ね備えたメタルブレードが使われています。
堅牢性が高くゴツゴツしたイメージのあるメタルブレスレットですが、エラストマーストラップの融合により腕に馴染みやすく快適な着け心地を実現しました。
身に着けている際の不快感や異物感を感じず、ストレスフリーに着用できるのも本アイテムの大きな魅力です。
スカイドゥエラーはスポーツモデルの1つとして数えられてはいますが、その外見はドレスウォッチと表現してもおかしくありません。
ケースやベゼルの形状だけで見ればスポーツとドレスのちょうど中間に位置するモデルなのです。
ロレックスのカタログを見てみると一部のモデルはドレスウォッチとして数えられているモデルもあります。
シンプルで時代に左右されないデザインが魅力のスポーツモデルですが、それではちょっと物足りないという方にピッタリのモデルです。
ここではロレックススカイドゥエラーの歴代モデルを時系列で紹介します。
誕生したのが2012年と他モデルに比べると歴史の薄いモデルですが、これまでに誕生したアイテムのバリエーションは豊富です。
モデル毎の参考価格も併せてまとめておりますので、目ぼしいモデルがあればぜひ狙ってみてください。
引用:https://item.rakuten.co.jp/
スカイドゥエラーの初代モデルとして誕生したのがRef.326939というモデル。
ロレックスとしてはヨットマスター以来の新作です。
18Kホワイトゴールドに包まれた金無垢モデルで、フルーテッドベゼルを採用したデザインがロレックスらしい仕上がりとなっています。
文字盤カラーはブラック・ホワイト・ブルーの3種類がラインナップされました。
中でも希少性が高いのはブルー文字盤モデルです。
スカイドゥエラー自体が元々製造数の少ないモデルなのですが、ブルー文字盤は僅か1年しか製造されていません。
そのために出回った数が非常に少ないのです。
現在は廃盤となっている上、他カラーの文字盤からブルー文字盤への文字盤交換はできないので、今後ますます希少性が高まるアイテムといえます。
引用:https://www.909.co.jp/rolex_catalog/skydweller_326135_wht_0001_ltr.html
Ref.326939と同時期に誕生したといわれるスカイドゥエラーRef.326135。
エバーローズゴールドのアンティーク感漂うデザインが魅力的です。
当時のスカイドゥエラーでは唯一のレザーベルトモデルでもあります。
文字盤カラーはブラック・ホワイト・ブラウンの3種類。
カラーだけでなく、文字盤の数字はアラビア数字やローマ数字が採用されたタイプなど様々あるため、同じモデルでも、色んな味わいが楽しめます。
引用:https://askwatch.jp/result/rolex/skydweller/1840/
スカイドゥエラー2012年誕生モデルとして存在するもう3つ目のモデルがRef.326938
18Kイエローゴールドが採用されたことで、全体的に煌びやかで華美なデザインに仕上がりました。
文字盤中央部にあるホワイトの24時間ディスクとレッドの逆三角形がアクセントとなり、おしゃれな印象をさらに惹きたてています。
文字盤カラーはブラック・ホワイト・シャンパンの3種類。
外見が派手なので使用シーンは限られそうですが、パーティーシーンをより一層華やかな気分にしてくれそうですね。
引用:https://www.europeanwatch.com/
スカイドゥエラーの2014年誕生モデルとなるRef.326139。
Ref.326135と同様レザーベルトが採用されたモデルで、ブラックのブレスとなっています。
他モデルに比べるとややシックで落ち着きのある色味ですが、隠し切れない高級感漂うモデルです。
引用:https://www.worldsbest.com/
Ref.326138もスカイドゥエラーの2014年誕生モデル。
文字盤カラーはシャンパン、ブラック、シルバーの3種類です。
文字盤中央上部に赤色の逆三角がある所を見ると、Ref.326938の派生モデルであることが分かります。
引用:https://www.couronne.info/shopdetail/000000005027/
Ref.326935もスカイドゥエラーの2014年誕生モデルです。
文字盤カラーはブラック、ホワイト、ブラウンの3種類。
ピンクゴールドが華やかな印象を演出しています。
Ref.326933はスカイドゥエラーの2017年誕生モデル。
2017年以降は素材にステンレススチールを採用したモデルも登場しています。
煌びやかな印象は残しながらスポーツらしさも加わり、インパクトのある仕上がりがかっこいいです。
文字盤カラーはブラック・ホワイト・シャンパンの3種類が存在します。
引用:https://www.watchaser.com/
2020年より誕生したRef.326235・Ref.326238では「オイスターフレックス」という新たな仕様が追加されました。
この仕様により、高級感が一際増しています。
オイスターフレックスはヨットマスターやデイトナなどスポーツ×ドレスの人気モデルでも採用されてきた仕様です。
スカイドゥエラーの人気爆発の大きな要因はこのオイスターフレックス仕様と言っても過言ではありません。
ブレスでエラストマーストラップが採用されたのも2020以降のモデルからになります。
まだ発売が始まって間もないモデルなので、今後さらなる価格高騰が起こる可能性は高いでしょう。
ここではスカイドゥエラーを身に着けている芸能人や有名人をまとめています。
芸能人名 | 職業 |
---|---|
クリスティアーノ・ロナウド | サッカー選手 |
エデン・アザール | サッカー選手 |
アレックス・ロウズ | オートバイレーサー |
トム・ハーディ | 俳優 |
タイソン・フューリー | プロボクサー |
50セント | 俳優 |
ブルックス・ケプカ | プロゴルファー |
マーク・ウォールバーグ | 俳優 |
ヴィラット・コーリ | 俳優 |
エデン・アザール | サッカー選手 |
ジェローム・ボアテング | サッカー選手 |
ロジャー・フェデラー | テニス選手 |
マイケル・ジョーダン | バスケットボール選手 |
スカイドゥエラーは海外の著名人を中心に広く愛用されています。
日本で身に着けている方は少ないようです。
人気が高いのはホワイトゴールド×ステンレスのブルー文字盤。
ブルー文字盤といえば、入手困難なロレックスの中でも一際希少性の高い個体です。
さすがは海外セレブというだけあって目の付け所にセンスがありますね。
引用:https://askwatch.jp/result/rolex/skydweller/2607/
本記事ではロレックススカイドゥエラーの特徴や歴代モデル、人気の理由についてご紹介しました。
スカイドゥエラーは2012年登場とロレックスの中ではまだ歴史の浅いモデルです。
華美なデザインから発売当初はファンの間でも賛否両論あったモデルですが、近年ロレックスの需要拡大に乗じて相場も右肩上がりに高騰を続けています。
そもそもの製造個数が少なく、販売店を探しても滅多にお目にかかることのできない本モデル。
入手困難な状況は今後も続く上に相場推移次第では手の届かない価格帯まで上がる可能性もあります。
興味のある方はまだ相場が落ち着いている内に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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