愛媛県には時計の修理専門店や時計店とオーバーホールを行う所が多くありますが、何処でも良いって分けではありませんよね。
どういった所にお願いすると安全に分解掃除を行ってもらえるか、お伝えしますので、これからオーバーホールを行う人は参考にしてください。
時計のムーブメント(中身)には多くの部品が精密に調整され組み立てられています。
シンプルな機械式時計でも100前後の部品から成り立っており、クロノグラフモデルになると300以上、さらに複雑機構な物ですと2000を超える部品で作られている事もありあます。
以前、時計技師の付き添いのもと分解と組み立てを行った事がありますが、肉眼では見えない作業の繰り返しで神経をすり減らしたのを覚えています。
私の場合は練習ムーブメントを使い分解と組み立てをやらせて頂いたのですが、オーバーホールになると更に部品の洗浄、潤滑油の注入に調整をしなければいけません。
愛媛ではオーバーホールを行う所が多くありますが、オメガやロレックス、IWCなど高級な時計や大切な時計でしたら確かな知識と技術がある方に依頼する事をおすすめします。
オーバーホールではブランド毎の専門的な知識や技術が必要になります。経験が足りない人間が分解掃除を行った場合、オーバーホールを行ってから2、3ヶ月しか経っていないのに、遅れや進みなど調子が悪くなったり、工具の使い方が悪くネジ山を潰されたり針に傷をつけられたりとトラブルに繋がる事があります。
メーカーのサポートセンターでオーバーホールをするのが一番安心です。
オメガやブレゲ、ロンジンであれば、スウォッチグループジャパン、ロレックスであれば日本ロレックス、ブルガリやタグホイヤーであればLVMHジャパンとブランド毎にサポートセンターを用意しています。
しかしメーカーのサポートセンターだと価格が高く見積もり依頼をして辞めてしまったって人も多いですよね、LVMHの傘下ブランドの場合、並行差別もあり予算的に厳しいって方も多いと思います。
時計修理専門店にはメーカーより腕の良い熟練した時計修理技師が在籍している所もありますし、価格も安いので個人的にはおすすめです。
グランドセイコーやロレックス、など100人200人とメンテナンス部門に多くの人数がいるメーカーは社内で修理やオーバーホールを行いますが、20人、30人と人数が少ない所は外部の時計修理専門店に外部委託をしています。
意外かと思うかもしれませんがタグホイヤーやブライトリング、ショパールなど有名なブランドでも外注メンテンス委託をしています。
両親から受け継いだ時計をメーカーでメンテンスしようとしたら、断られてしまったなんて人も多いですよね。
メーカーでは生産終了になってから10年くらいすると部品保管期間が過ぎてしまい修理する為の部品を廃棄してしまいます。
祖父母や両親から受け継いだ時計ですと、部品保管期間が過ぎていてメーカーでは断られてしまう事がありますが、技量の高い時計修理専門店ではパーツを1から作り直してもらえます。
大事な時計を動かしてあげたいって気持ちはメーカーより時計修理専門店の方があるかもしれませんね。
愛媛で時計の修理をしている時計店や修理工房を紹介します。
勇進堂は愛媛県の松山市にある時計修理工房です。大正14年に創業され現在は4代目の川口 誠さんが代表を勤めています。
川口さん1級時計技能修理士という国家試験を取得しています。
時計技能修理士は3級から1級まであり、1級時計技能修理士は上級技能者と位置づけられています。
時計の修理やオーバーホールは国家試験を取らなくても行う事はできるため試験を受けずに分解掃除を行っている人も多いです。
国家試験を持っているから絶対安心だとは一概に言えませんが、はじめてオーバーホールを行う際は、その修理店がどんな所かわからないですよね。時計技能修理士という国家試験を一つの判断基準にする事は良いと思います。
ロレックスのオーバーホール価格
オメガのオーバーホール価格
IWCのオーバーホール価格
BREITLINGのオーバーホール価格
時計工房 勇進堂時計工房谷川は愛媛県松山市で50年間、親子2代に渡り時計の修理を行っていいます。
一代目の谷川勝昭さんは1955年から50年間メーカーのテクニカルサポートにて時計のメンテンスを行っていた方です。実に1万本以上の時計のメンテンスを行ってきたそうです。その知識や技術を2代が受け継いでるという事ですね。
時計工房谷川ではオーバーホールや修理はもちろんですが文字盤再生も行っています。10年、20年時計を仕様していると紫外線や湿気の影響で経年劣化をおこし文字盤が変色される事があります。
このままにしていると塗装のはがたり、文字盤がボコボコと浮き上がったように見えてしまいます。こういった文字盤再生(リダン)により修理が可能です。時計工房谷川では25,000円で行っているようです。
またケース研磨5,000円、ブレスレットの研磨5,000円と個別の依頼も行っています。
メーカーではできない細かな指示が出来るのは時計修理店ならではだと思います。
若干気になった点はオーバーホール後の保証が6ヶ月の所です。時計修理店の中には1年間の所も結構あります。
時計工房谷川高山時計店は松山市にある時計と眼鏡のお店です。
時計と眼鏡、両立しないような二種の業を行っていて専門的なのかな、だいじょうかな?っと思う方も多いと思いますが、時計と眼鏡を一緒に行っている店舗は多いです。
その理由は、明治から大正時代に、機械式腕時計や懐中時計が一般的になりましたが、それらの修理には、かなりの技術が必要とされました。
時計も眼鏡も細かい作業の仕事になるので、手先の器用な修理技術を持つ時計店が眼鏡を取り扱うようになったといわれています。ちなみに時計店がジュエリーを扱う理由も同じ理由です。
少し話がそれましたが、高山時計店では40年以上時計の修理をしている職人が分解掃除を行ってくれます。
アンティーク時計の取り扱いが多い時計店ですのでメーカーで部品保管期間が過ぎてしまいメンテンスを断られてしまった時計も出来るだけ対応してくれるかと思います。
風防研磨を3,240円とリダン(文字盤書き換え)32,400円も行っています。
有限会社 髙山時計店愛媛県ではないですが私のおすすめの修理工房は時計修理1級の時計技師が全ての時計の分解修理を行っています。
交換パーツが必要な場合もメーカー純正のパーツを使い交換してくれます。
メーカーの料金より2、3万円安くオーバーホールや修理後の品質保証も1年間なのでおすすめです。
愛媛県からでも発送キットの依頼ができますので、こちらの記事
を是非参考にしてみて下さい。
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