銀座にはヴァシュロンコンスタンタン、ウブロ、ブライトリング、タグホイヤー、ゼニス、オメガ、などなど、高級時計店が軒並みならんでいますよね。
高級時計店も多いですが、それらをメンテナンスする時計修理専門店もありますので紹介したいと思います。
銀座には松屋や、三越、和光など大きな百貨店があります。その百貨店の中には時計小売店もたくさんありますよね。
オーバーホールを依頼する時に、こういった時計小売店に依頼する人も多いですが個人的にはおすすめしていません。
百貨店の最上階に時計修理カウンターがあり修理専門で運営しているところ別ですが、一般的な時計販売店ではオーバーホールの依頼をしても、その会社には修理技士は所属されていない事が多い為、メーカー送りになったり下請けしているし修理専門店へ送られる事になります。
メーカーのテクニカルサポートセンターも時計の修理専門店も、個人からのオーバーホール依頼を受けています。間に時計小売り店がはいる事で中間手数料がかかる事もあるので直接メーカーや修理工房へ依頼をする事をおすすめしています。
時計販売店の中にも、修理技師を配備さえている所もありますので、お気に入りの店や気になる店舗があるのであれば、「ここのオーバーホールは会社内で行なっているのですか?外部ではないですか?」など直接スタッフにきいてみた後判断してみてはいかがでしょう。
銀座には、オメガ東京カスタマーサービスセンター、スタジオブライトリング銀座などメーカー直のカスタマーセンターもありますし、多くのブティックもあります。
当然ですが、 時計のオーバーホールを行なう場所で一番安心なのではメーカーです。
メーカーはその時計の知識を豊富にもっており、依頼側も一番安心して時計を預けられます。しかし予算オーバーや、アンティークやヴィンテージの時計のためメーカーではメンテンスを断られてしまった。との理由で外部依頼できる所を探している人も多いと思います。
時計のオーバーホールを行なっている所はメーカーだけではないので、参考にしてもらえればと思います。
ロレックスやオメガは一生使える時計。と耳にする事があるので何年経ってもメーカーでオーバーホールや修理を行ってくれると思いがちですが、そうではありません。
メーカーでは製造中止後、ロレックスは25年、オメガは15年前後で、部品の保有期間が終わってしまい破棄されてしまいます。
日本のグランドセイコーでさえ通常10年を基準としています。どのブランドも古い時計の場合は補修用性能部品が残っていないんですね。
その為メーカーでは修理やオーバーホールができなくなってしまう分けです。高級時計は子、孫へ引き継ぐ事も多い物なので困ってしまいますよね。
メーカーに断られた時計でも時計修理工房では足りない部品を一から製作し、できるだけ動かそうと努力してくれます。
こう考えると一本一本思い出がある時計を動かしてあげたって思う気持ちは、メーカーより時計修理工房の方があるように感じます。
銀座ではデパートの中に受付カウンターだけ用意して、実際の作業はサービスセンターで行なっている所もありますので、合わせて紹介します。
2009年に銀座に設立された時計の修理専門店です。
代表の山田喜久男さんは16歳から時計職人としてキャリアをつんできた大ベテランの技術者です。
27歳の時にはCMW高級時計師の資格を取得しています。CMWは1954年に実施された試験で現在まで合格者800人ほどしかいないと言われています。
1981年以降は1人の合格者もでなくなり、この制度は自然消滅しました。
現在現役の時計職人として仕事をされている方は、20人前後と言われています。
CMW取得後、1974年にスウォッチグループに23年間つとめ、1998年にはフランクミュラーやランゲ・アンド・ゾーネを取り扱うワールド通商に入社されています。
山田さんはスウォッチグループ、ワールド通商と一つのブランドの修理だけではなく、多くの時計に関わって来た方です。そこで培った技術と知識を後続の技術者へ伝え時計業界の育成にも力を注いでいます。
テクノスイスは永久カレンダーやトゥールビヨンといった複雑な時計のオーバーホールも行なっている修理工房です。
ブランド | 自動巻 | クロノグラフ |
---|---|---|
ランゲ&ゾーネ | 74,000円〜 | 120,000円〜 |
オーディマピゲ | 64,000円〜 | 80,000円〜 |
オーディマピゲ | 64,000円〜 | 80,000円〜 |
ロレックス | 40,000円〜 | 58,000円〜 |
銀座の松屋で時計とベルトの販売をしていますが、メンテンスも行なっています。
電池交換や精度測定、超音波洗浄など簡単な作業はその場で行なってもらえますが、オーバーホールや修理など分解が必要な作業は東京都豊島区巣鴨にある運営会社共栄産業にてメンテンスしています。
共栄産業は時計修理の大手会社で、50人以上の技術スタッフを配備しています。
タグホイヤーやブライトリングのメンテナンス部門でも30人前後の規模でメンテナンスを行なっているので、50人の技術スタッフがいる工房となると本当に大きいな規模です。1ヶ月平均10,000本以上の修理をおこなっています。
宝飾・時計サロン時計修理カウンターALLUは株式会社SOUが運営している買取販売店です。
【なんぼや】で買い取ったブランド商品が並んでいます。ブランド買取販売店では高級時計の買取も行なっていますよね。
買い取った時計は細かい傷を磨き直しをしたり、日差が酷い物はオーバーホールを行なって店頭に並ぶ事になるので、個人のメンテンス依頼ができる所が多いです。
ただし、自社で工房を持ってオーバーホールしている所と、下請けに依頼してオーバーホールを行なう所の2タイプがあります。
下請けに依頼している場合は、手数料がかかるので、料金の事を考えた場合おすすめはしません。
ALLUの場合は、どうか分かりませんが、ホームページには【当店には、プロの技術者が多数在籍】と記載されています。
〒104-0061銀座で130年以上、老舗としての歴史があるお店です。
天賞堂は時計宝飾意外に、鉄道模型を販売する会社と少し変わっています。現在は銀座本店と、みなとみらい店の2店舗運営しています。
時計修理工房ではないので、ジャガー・ルクルト、ヴァシュロン・コンスタンタン、IWC、など高級時計の販売も行なっています。
天賞堂のメンテンス部では背丈以上あるホールクロックからゼンマイ掛け時計まで50年以上のキャリアを超える時計技師の方が
幅広いメンテンスを行なっています。
銀座の中でホールクロックの修理を行なってる所は天賞堂だけではないでしょうか。
天賞堂tenshodo銀座から少し離れてしまいますが、セイコーの下請けで時計の組み立てを行なっていた西原さんが1967年に独立して立ち上げた会社です。現在は2代目の考宏さんが会社を次いでいます。
時計修理相談室では、腕時計意外にもクロック、柱時計、江戸時代に作られた稀少価値の高い和時計の修理までなんでも行なっています。
時計修理相談室では一級時計修理技士が30人以上所属している修理工房です。一級時計修理技士とは国家試験の一種で三級から一級まで用意されており、それぞれ上級技能者、中級技能者、初級技能者と分かれています。
30人以上が一級時計修理技士と考えると優れた修理工房といえます。
105-0013修理工房のなかでも、劣化部品があった際に、メーカー純正パーツを使う、メーカー意外のジェネリックパーツを使う所、オーバーホール後の保証が長い所、短い所など、本当に様々です。
料金の事も考え自分にあった修理工房を探してください。
こちらは私のおすすめの修理工房です、是非参考にして下さい。
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