福岡の天神には三越や、岩田屋、大丸があるので時計のオーバーホールを依頼する際に大型デパートに行ってしまう人も多いですが、福岡には昔から運営している時計店もあるのでお近くの方は是非チェックしてみてください。
デパートの時計小売店にオーバーホールの依頼をするとメーカーか提携している修理工房に時計が送られる事が多いです。
時計の修理やオーバーホールでは熟練した技術を持つ技能士を配備しなければいけませんし、修理作業に必要な場所や機器類を用意する必要があります。
これらを行なっているとコストがかかってしまうので、基本的にはデパートでは分解はしていません。
お客さんと、修理先の間にデパートの時計小売店がはいる事で手数料をとられる事が有るので個人的には直接メーカーか修理工房に依頼する事をおすすめしています。
オーバーホールや修理の依頼先で最も安心できるのがメーカーです。メーカーは自社製品なので何処よりも商品の知識がありますよね。
時計の修理専門店でも修理出来ない物は返却されメーカーに依頼する事をすすめられます。
時計の修理を行なっているところは千差万別でいろいろであります。考え方が違えば値段も技量も異なります。
小さな時計店を営みながら同時にオーバーホールを行なっている所もありますし、大規模で修理のみ行なっている所もあります。
何処が悪くて何処が良いとは一概に言えないですが、技術が無い工房に依頼するのはおすすめできません。ネジ山を潰されたり、工具の使い方が悪く針に傷を付けられたなんて例も有ります。
特にムーブメントは傷を付けられたかどうか自分では確認できませんよね。技量が高く安心して頼める依頼先を探す必用があります。
私のおすすめの修理工房はこちら時計のオーバーホール本当におすすめの2つの修理店
福岡には修理専門で行なっている所もありますが、この記事で紹介しているのは昔から運営している小さい店舗店です。
ホームページが無い所も多いので住所と電話番号のみの記載が多いですが参考にしてみて下さい。
オーバーホールの依頼先には、以下で紹介する店舗も有るので、お近くに済んでいる方は視野に入れてみてはどうでしょうか。
ケイアイウォッチは創業121周年になる金子時計店の姉妹店で、長女の純子さんが店長を勤める買取・修理・販売店です。
純子さんの旦那様が一級時計修理技能士の取得者になります。一級時計修理技能士は国家資格である技能検定制度の一種です。
中でも1級の取得は難易度が高く実務経験7年以上、又は3級合格後4年の実務経験、2級合格後2年の実務経験がないと取得できません。
つまり修理技能士1級の取得者は、少なくても2年間の実務経験が必要になります。
時計のオーバーホールでは素人が分解し、ムーブメントを傷付けてしまう事もありますが、一級時計修理技能士は熟練した技術と幅広い知識を持っているといえます。
純子さんの旦那様も時計学校創業後、多岐にわたる時計をメーカー基準で修理してきています。
〒835-0024ヒラカワ時計店は1960年に平川斉美さん創業し、現在2代目平川義紘さんが引き継いだ時計店です。
平川義紘さんは一級時計修理技能士の取得者で九州時計研究会幹事をされています。
以前は修理技能士の主席技能検定委員もされていたようです。
メーカー以外で何処にオーバーホールを、依頼したら良いか分からないという人が多いと思います。
国家試験の一級時計修理技能士を持っていれば絶対安心という分けでは有りませんが、依頼先を決める手がかりにはなりますよね。
ヒラカワ時計店では現行品の時計はもちろんですが、メーカーで断られたアンティークウォッチの修理も相談にのってもらえます。
ヒラカワ時計店株式会社ミヤザキは1965年に宮崎正光さんが創業、現在は2代目の宮崎貢実さんが引き継いでいる時計店です。
創業者の宮崎正光さんは、2006年に時計修理技師として福岡市の技能功労者表彰を受賞しています。
福岡市の技能功労者表彰は後進の指導育成も高く評価されます。創業者の宮崎正光さんは時計職人の育成に力を入れている方で、株式会社ミヤザキで技術を学び時計技師になった方が数多くいるようです。
技術は自分で磨けという職人さんも多いですが、宮崎正光さんの用に後任者の育成に尽力する事は結果仲間同士の技術の向上と、お客さんの輪を広げていくのではないでしょうか。
〒810-0022鳥越時計店は1954年に鳥越末男さんが創業された時計店です。
半世紀以上時計店を銀天町商店街で運営されています。インターネットの普及で商店街の時計店は減ってしまっていますが、地域としっかり繋がっているのでここまで長く運営できるんですよね。
現在は2代目の鳥越輝幸さんに引き継がれています。鳥越時計店は眼鏡の販売が中心ですが、一級時計修理技能士が2名在職しています。
ホームページが無い時計店なので電話での、問い合わせになります。
〒816ー00791935年に高倉重雄さんが創業、現在は2代目の高倉賢一さんが引き継いでいます。
国の重要伝統的建造物群保存地区の白壁通りのメイン通りにある時計店です。
創業が古いという事がありメーカーで部品保存期間が過ぎたパーツのストックが多く、国産のアンティーク腕時計の修理が依頼多いようです。
高倉さんは昭和8年うまれと、ご高齢ですが現在も現役で時計修理をおこなっているようです。
時計修理技師の方の中には高倉さんのように、80歳を超える方もいますが、その分知識が豊富な方も大勢います。
大きな時計修理店では、お客と技師の距離があり、あまり話す事はないですが、こういった時計店では他では聞けない時計の話を聞けそうですよね。
〒839ー1321明治35年に篠原新三郎が創業し現在4代目、篠原徳弘さんへと続く時計店です。創業から100年以上と老舗です。
国産、舶来の腕時計からホールクロックまで修理を相談できる時計店です。
クオーツ時計の電池交換でも一つ一つ測定器を使い時計のコンディションを測定してくれます。測定した結果はデータ票として返却の際、お客さんにお渡ししているそうです。
篠原時計店は発送の見積もりは行なっていないので基本的には直接ご来店する事になります。
〒815-0041オーバーホールはメーカーでもデパートでも依頼できますが、こういった時計店でも受けてもらえますので是非視野にいれてみてください。
町の小さな時計店の数は徐々に減っていますが、メーカーやデパートには無い距離で修理経験の豊富な時計職人さんと接する事ができると思います。
こちらの記事で紹介している修理専門店は国家試験1級をもった時計修理技師や職人歴20年のベテランが安全にオーバーホールや修理を行なってくれます。
メンテンス後の品質保証も長期の1年間ついてきますので安心して依頼できます。
メーカーよりも価格も2、3万円や安いのでおすすめです。
是非参考にしてみてください。
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