時計のオーバーホールしないとどうなる?不要って人もいるが実際は!?

カテゴリ:お役立ち・サポートケア

機会式時計に憧れて購入したは良いけど、オーバーホールの事をそこまで考えていなかった人多いと思います。実際に私の友人にも多いです。

ネットで調べると3、4年に一度は必要と書いてあったり、逆に止まってからでも良い。と書いてある事もありますよね。

オーバーホールは、お金が掛かる事なので出来だけ長く待ってから出したいって方も多いと思います。特に受け継いだ時計や、頂き物の時計で、定期的にメンテナンスが必要で、お金が掛かるなんて知らなかった!なんて思ってる人もいるかと思います。

オーバーホールは機会式時計にとっては、とても大事な事なので、この記事を参考にしてもらえたらと思います。

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オーバーホールはなぜ必要なの?

時計のオーバーホール、セッティング

機械式時計を長く使うなら、どこのメーカーの時計でもオーバーホールは間違いなく必要になります。

オーバーホールを行なわないで時計を使い続けるとムーブメントを傷めてしまい、精度が悪い時計になりかねません。

例でいうと、進みや遅れ度合いが酷い、パワーリザーブが持たない、このような状態になります。それでも使い続けるといずれ時計は止まってしまいます。

オーバーホールは不要。私はしない。そういった人もいますが。時計を長く使いたいと考えるのであればオーバーホールは欠かせないことなどで覚えておいてください。 

オーバーホールをしないと精度の悪くなる理由 

時計のオーバーホール

時計のムーブメント(中の機会)には何種類位もの潤滑油が使われています、この油は使って行くうちに劣化して行くもので、長くメンテナンスしていない時計ほど油の劣化や固着などの油切れを起こしています。

潤滑油の状態が悪いのに時計を動かし続けると、パーツ同士がなめらかに噛み合わず全体がスムーズに動きません。

イメーズすると分かりやすいと思いますが、きしんだ音がするドアも同じような状態です。 ドアは1日に10回ほどしか開け閉めしませんが時計は一日中動き続けますよね。そう考えると、油切れや劣化したまま動かし続けるのが、いかに時計にとって悪い事か分かると思います。

時計は小さいので、ギィーギィーと、きしんだ音は聞こえませんが潤滑油が切れていると、パーツとパーツとがスムーズではなく、強くこすれ合っているという事になります。

そのまま使い続けるとパーツが摩耗(すり減ってしまう)してしまう

強くこすれ合って動かし続けるとパーツは互いに傷付けあいすり減ってしまいます。

すり減ったパーツは結果、ピッタリと合わなくなり時計の精度が落ちてしまいます。

新しいのパーツに交換すれば良いんでしょ!?と思う方もいますが、そう単純ではありません。

1つのパーツがすり減ることで他の箇所にも負荷がかかり続けて動いてた、という場合も有ります。このような場合には、部品の交換だけでは済みません。

すり減っていたパーツを新しく交換したことによって、負荷が掛かてゆがんでいたり、寄りかかっていたりした他のパーツが、逆に影響を受けることになります。

このような理由から、1つを直せば他の部分にも調整が必要になります。オーバーホールや修理では時計修理技士がそれらに繰り返し手を加えて兼ね合わせていく必用が有ります。

パーツを大切に使い続けるという意味で、オーバーホールは非常に大事になります。

どのくらいのタイミングでオーバーホールするの?

時計の磨き上げポリッシュ

ネットの書き込みを見ていると、10年オーバーホールに出していないけど、問題なく動いている!大丈夫!修理店やメーカーが、ぼったくってるだけだ!って書き込みもありますよね。

オーバーホールに抵抗が有る人は、おお、なるほど、10年出さなくても問題ないのか!っと先へ先へと考えがちです。たしかに購入後10年メンテナンスの間が空いてしまっても、すぐに故障するわけでないでしょう。

しかし部品の摩耗や、パッキンの劣化など確認ができず、状態の悪化が進でしまってる事も考えられます。

状態の悪化はオーバーホール一回分より金額がかかり結果オーバーホールに出していた方が経済的であったなんて事も有ります。

パッキンとは?

オーバーホールパッキンの交換

時計にとって錆は最大の敵です。パッキンは錆のもとになる水や湿気から守るゴム製のパーツです。

裏蓋やリューズ(時計の針を動かす突起部分)、クロノグラフのプッシュボタンなどに使われています。

どの部分も時計の内部ムーブメントへと通じる場所ですよね、こういった所から水や湿気が入るのをパッキンは防いでいます。

しかしパッキンはゴム製なので、寿命があります。古いゴムって弾力が無いですよね。引っ張るとボロボロと崩れてしまいます。

洗剤を使う人だったり、時計をつけたままお風呂に入る事が多い人だったりと、使い方でパッキンの寿命は変わってくるので一概にどのくらいで交換時期なのか言えませんが、時計には消耗部品が使われているので、メンテンスは不要という事にはなりません。

仕舞い込まれた時計は使う前にオーバーホールが必要

しばらく動かしていなかった時計でも動かす前にはオーバーホール必要になります。

両親が使っていた時計や、最近では投資目的に購入し眠らせている。なんて人もいますよね。

全く動いていない状態では保管しているので有れば定期的なオーバーホールは必要ないと言えます。

ただし、動かなくても内部オイルは劣化をしますので長年、放置していた機械式時計は、使用する前に、オーバーホールをしてから使用するようにしましよう。

どんな所にオーバーホールの依頼をすれば良い?

一番安心の事を考えるのであればメーカーですよね。

メーカーは自社製品なので、その時計の知識を豊富に持って的確にメンテンスしてくれます。

メーカー以外の修理工房や時計店はどう?

時計のオーバーホール。メーカー以外

メーカー以外の場合は、店舗や修理技師によって技量が異なり、作業内容も時間や金額との兼ね合いになってきます。

一つ一つきちんとした作業手順を踏めているのか、正確な内容を行なっているか、それらの作業をするだけの時間が取れるのかなど、仕事を受ける量や料金により大きく関わってきます。

そのため、店舗や修理技師によっては、ふさわしいメンテンスではないですが、通常行なうべき手順や作業をはぶいてしまう事もあります。

手を抜いて作業された時計は、返却時は動いているかもしれませんが、短期間で日差が激しくなるような問題が起きたり、次回以降のオーバーホールや修理に問題をきたすこともあります。

オーバーホールや修理といってもその内情は様々です。物によっては、本来何日も時間をかけて、作業をしなければならないものもあります。

メーカー以外の修理やオーバーホールは、店舗や修理技師によって内容も金額も異なります。自分に合った依頼先をみるける事をおすすめします。

私のおすすめの修理店はこちら、時計のオーバーホール本当におすすめの2つの修理店を参考にしてみて下さい。

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