京都には伊勢丹やタカシマヤ、藤井大丸など大きいデパートがあり、そのなかに入っている時計小売店でもオーバーホールの依頼ができますが、昔から時計の修理を行なっている店舗も多くあります。
権威ある時計師と米国時計学会認める、CMWの資格を持っている方もいますので是非参考にしてみてください。
百貨店やデパートの中の時計店でオーバーホールの依頼をしても、その時計店では時計の分解できない事が多いです。
オーバーホールは時計を一度分解し、分解されたパーツを丁寧に洗浄し油を差しながら調整をし組み上げる技術的な作業のため、時計修理技師でないと行なえません。一般的な時計店では時計修理技師を配備している所はすくなく店舗で分解する事ができません。
その為デパートでは、依頼された時計をメーカーのサポートセンターか時計修理専門店に送る事になります。
メーカーでも時計修理専門店でも個人からの依頼を受けてもらえます。デーパートを通す事によって中間マージンが発生する事も考えられますので個人的には直接依頼する事をおすすめします。
当然ですが、一番安心してオーバーホールを依頼できるのは正規サポートセンターになります。
修理専門店でも修理やオーバーホールができない場合は正規カスタマーサービスを勧めるか、時計修理専門店からメーカーに送られる事になります。
ただメーカーのオーバーホールを高いと思う方も当然いますよね。この記事を読んでいる方も、そう思っている方は多いと思います。
例えばオメガで電池交換をした場合4,200円。電池交換及び防水点検(10気圧以上)5,250円になります。
一般的な時計修理店では2千円前後です。安い所ですと1,000円前後で行なってくれる所もあります。
安ければ良いってことではありませんが、問題無く作業を行なってもらえるなら安いにこした事は無いですよね。
おすすめの修理専門店はコチラの記事時計のオーバーホール本当におすすめの2つの修理店にまとめていますので参考にしてみて下さい。
京都で時計の修理やオーバーホールを行なっている時計店と修理専門店を紹介します。
JOY眼鏡 時計店は井上明廣さんが、京都市左京区で創立した、めがねと時計のお店です。
井上さんは20歳の時に時計の精密機器会社に就職し、25歳の時に公認高級時計師(CMW)取得しています。
CMWとは1954年に日本における時計技術の育成、発展を目指し開催された試験で、時計に関した試験の中でも最も難解なものです。
クォーツ時計(電池式時計)の普及により時計技師が減ってしまい、1981年以降1人の合格者もでなく、試験自体が消滅してしまいました。
試験が行なわれていた27年という期間で合格者は800人ほどと言われていて、現在現役で時計職人をされている方は20人ほどといわれています。
JOY眼鏡 時計店の井上さんは、その20人の中のひとりと言う事ですね。
時計修理公認高級時計師(CMW)の試験をおこなっている日本時計師会は、時計修理技術水準が世界的に評価されていた30、40年前の戻したいと考えおり2014年にCMWの試験を再会しています。
JOY眼鏡 時計は大きい時計店ではなく後任者がいないようですが、井上さんの熟練した知識と技術を次ぐ方がいないのは残念な気もします。
外装修理見積手数料 5,000円(税別)
内装修理見積手数料 15,000円(税別)
京都の三条に1916年に創業された時計店です。
勝屋では百年以上に渡り時計のメンテンスをされおりオーバーホールや修理の経験、技術も豊富のようです。
一般のメンテンンスも行なっていますが、大手デパートから時計輸入代理店のメンテンスも行なっている信頼がある時計店です。
国産、舶来の腕時計はもちろんですが、掛け時計、舶来置時計、掛け時計、背丈以上ある大きなホールクロックの修理もしてもらえます。
またメーカーでは部品保管期間がすぎた物は破棄してしまいアンティークの時計のメンテンスを断られる事がありますが、勝屋の場合、部品が無く修理ができない時計でも、手作りで部品製作し時計を直して頂けます。
動かない時計を直すという気持ちでいったらメーカーより時計修理工房のほうが強いと感じます。
株式会社 勝 屋1959年に創業されてた時計店です。
一級時計修理技能士の方が時計の分解をしてくれます。
一級時計修理技能士とは国家資格の技能検定制度の一種です。三級から一級まであり一級の取得には現場の仕事を7年以上、又は三級合格後4年間以上、二級合格後2年以上の実務経験が無い限り取得する事ができません。
時計のオーバーホールでは、素人の方がメンテンスをする事があり、針に傷が付いた。オーバーホールを行なったのにすぐに調子が悪くなったなど。トラブルもありますが一級時計修理技能士を取得するには経験が必要なので、安心できる一つの目安になるかと思います。
オメガ・ロンジン・RADO ・ホイヤー・GUCCI・
ダンヒルなど
手巻き18,000円
自動巻20,000円
ROLEX・HERMESゼニス・BVLGARI
手巻き28,000円
自動巻33,000円
オーデマピゲ・PIAGET・ヴァシュロン・パテック
自動巻手巻き共に40,000円
時計のオーバーホールは正規のメンテナンサポートセンターでもデパートでも依頼できますが、昔らある時計店でもで受けてもらえます。
古くからある町の時計店の数は年々減ってきてしまってますが、メーカーやデパートには無い距離感で修理経験の豊富な職人さんと話す事ができる魅力もあります。
是非参考にしてみてください。
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