リューズが固い!回らない!こういったトラブルは使い方を間違っている為に固いと思いこんでいる場合と、リューズ付近に問題が起きている為に固くなってしまっている2つのパータンがあります。
ちなみに竜頭と書いてリューズやリュウズと読みます。カタカナで記載されてる事が多いので英語かなって思われがちですが日本語です。英語だとリューズの事をクラウンと呼びます。
この記事ではリューズの回らない原因や対処法を纏めてました。また、記事下ではおすすめの修理専門サイトも紹介しているので合わせて参考にしてみてください。
まずは、機械式時計を使い始めたばかりの人にありがちな勘違いから説明します。
リューズには引き出し式と、ねじ込み式の2種類があります。
時計を購入したばかりの人にありがちな事ですが、お使いの時計がねじ込み式のリューズのためロックされているのに気づかず回らないと勘違いしてしまう人がいます。
ねじ込み式リューズは水やホコリから時計を守る為にリューズがネジ形状に作られているためクルクルと閉める事ができます。普段はネジが閉まっているのでロックが掛かっている状態です。この状態ではリューズを6時方向に回す事はできません。
リューズを回す為には、ネジを緩めてロックを解錠する必要があります。
ねじ込み式リューズ場合は6時方向にリューズ回すとネジがクルクルと少しずつ外れていきます。
最後までネジを回し外れると一般的な引き出し式リューズのように、リューズを1段階引っ張りカレンダーを合わせたり、2段階引く事で時刻を合わせる事ができます。リューズを引っ張っていない状態であればゼンマイを巻く事ができます。
ねじ込み式リューズはロックを外したら、その後しっかりネジを締め直して使ってください。
ネジを締めわすれ使い続けていると、隙間から湿気や埃が入ってしまいトラブルの原因になります。
6時方向にリューズを回してネジを外したので12時方向に回せばネジが閉まっていくと思いがちですが、12時方向にリューズを回すとゼンマイが巻かれる為リューズは閉まりません。
ねじ込み式リューズの戻し方はリューズを、ゆっくりと少しだけ中に押しながら12時方向に回してあげると閉まります。
先に書いたとおり、ロックが外れている状態は防水性が無いので湿気やホコリなの異物が侵入してしまいす。
閉め忘れには、くれぐても気をつけてください。
機械式時計を購入したばかりの人にはリューズがロックされていることに気づかず固いと思ってしまう人もいます。
ちなみに、今では一般的なこのねじ込み式リューズは1927年にロレックスが開発しました。
リューズのロックを外しているのにリューズが固い、または回らない。あるいは一般的な引き出し式リューズなのにリューズが固い場合は何らかの問題がある状態です。
無理やり回したり、引っ張るとリューズやシャフトが折れてしまう可能性があるの気をつけてください。
こういった場合は時計店や修理店でみてもらう事をおすすめします。
こちらの記事で紹介している修理店は良心的なのでおすすめです。
リューズが固くなったり回らなくなる理由は一つではありません。
場合によってはリューズや巻真の交換をする必要があります。
リューズは引っ張り、回したり、押し込んだりと指で触り開け閉めをする場所です。手に付着していたホコリや汚れ垢などが何度も触る事で徐々に積り集まってしまい、巻真が固く固着してしまいリューズが回らなくなってしまいます。
リューズは摘んで回しやいようにギザギザにデザインされている事が多いですよね。このギザギザが汚れいると開け閉めしているうちに徐々にリューズの裏や奥へ汚れや手垢が侵入する事になります。
摘む部分やリューズを引いた時に汚れが目立つ時は綿棒や、つまようじで汚れをとって丁寧に掃除しましょう。
綿棒や、つまようじでも落ちない場合はホコリや汚れではなく錆びているの可能性があります、それ以上無理せず時計修理店へ相談しましょう。
汗を含んだ汚れや垢が巻真やリューズに付着して放置していると、その部分から錆びてしまいます。ステンレスは錆びないと思っている方も多いですが錆びにくいだけであり、垢や汗が付着したままにしておくと少しずつですが確実に錆びてしまいます。
巻真が錆びている場合にもリューズが引けない、回らない、重いといった症状がでます。サビて固着している時に動かすとポッキっと折れてしまうので無理やり動かさないでください。
また、ほっておくと錆びが他の箇所へ浸透している可能性がありますので、早めに修理のできるところで見てもらう事をおすすめします。
機械式時計の内部には用途に合わせ色々な種類の油が使われています。
パーツに動きがあるところは摩擦を生まないように油がさしている訳ですが、どの油も長年使っていると、乾いたり汚れたり劣化してしまいます。
リューズの場合は先端の巻き真という部分に粘りけのある油をさします。
油が定年劣化した状態で使っていると金属に摩擦が生じて摩耗が起きてしまいます。摩耗とは金属と金属が強く擦りあい削れ減ってしまう現象です。
想像してみると分かりやすいと思いますが、油が乾いた扉を開け閉めするとギィーギィーと嫌な音がしますよね。
あの音は、扉の開け閉めを支えている蝶番と言う部分の油が劣化や乾いているため、金属が強く擦れ合う音です。
リューズも同じ事で油が乾いているなか回し繰り返していると、金属が強く擦れあってしまい摩耗がおこり破損したり、固く動かなくなったりとトラブルに繋がります。
リューズの開け閉めをしていると、かならずネジ山の部分に負担は掛かって磨り減ってしまいます。
また、ねじ込み式も引き出し式もOリングといって湿気から守るゴム製のパーツを使っています。形が円型なのでOリングと呼ばれています。
オーリングはゴム製のパーツのため定年劣化をしてしまいます。
機械式時計にはゼンマイやリューズ、ゴム製のパーツなど定年劣化をするパーツが多いです。
リューズを含め機械式時計には消耗品はパーツがある、と割り切るとオーバーホールや修理の時に気持ちが楽になるとか思います。
ねじ込み式リューズのロックを外しているのにリューズが固い、あるいは引き出し式のリューズなのにリューズが重い。
こういったリューズの動きに違和感がある場合には何かしらトラブルが起きてる可能性があります。
ゴム製のオーリングが切れて軸に絡みついただけかも知れませんし、錆びついているのかもしれません。
どちらにせよ、時計の修理ができる所でみてもらう必要があります。
時計のメンテンスを修理専門店に依頼しても実際は、どれほどの経験がある人間が行なっているのか分からないと言うのが現実です。
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高価な時計をインターネット経由で修理依頼する事に抵抗を感じる方でも、不安な事、疑問点を直接職人に聞き解決してから、安心して依頼できる。これ他の修理店にない大きな強みではないでしょうか。
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