ノットのオートマチッククロノグラフATC-40を触ってみましたのでレビューします。
現在リーリスされているノットの中では最も高額の95,000円(+税)です。ノットの時計はベルトとヘッドが別売りなのでヘッドのみの値段になります。
10万円をこえる時計なのでサクッと購入はできませんよね。
前回発売されたAT-38と同じカラー展開ですね。
AT-38で一番人気が高かったのはビジネスシーンでも使いやすいシルバー&ホワイトでした。
今回のクロノグラフもシルバー&ホワイトが一番売れそうな気がします。
AT-38のレビューはコチラの記事ノットの機械式時計、AT38を触ってみたを参考にしてみてください。
スモールセコンドやスクエアのようなカジュアル感はまったくないですね。
knotは20代の学生にも指示されているブランドですが、30代後半から50代の方をターゲットにした時計に感じます。
クォーツ式と機械式でターゲット層を分けたのかもしれませんね。
研磨面は一つ前のモデルAT-38と同じで側面はサテン仕上げでベゼルとラグ上面はザラツ研磨(鏡面)です。
正面から見るとオーソドックスでスッキリした印象を感じます。
時針、分針には万年筆の先のようなドーフィン針が使われいます。光沢のないサテン仕上げの針なので見やすいですね。カット面が入った立体的なインデック(時や分を示す目盛り)との対比も奇麗です。
ただ斜めからみると風防から文字盤までの距離が若干深く、私の手首にはボリュームがありすぎかな。っと感じました。好みもあると思います。
ちなみに時計の厚み13.5mmで私の腕まわりは16.5cm~17cmほどです。
店員さんが言うにはクロノグラフの機械式ムーブメントと搭載しているので厚みがあるとの事です。
ATC-40のムーブメントにはセイコーの高級クロノムーブメントNE88を使っています。毎時28800のハイビートはもちろんコラムホイール、34石、などハイスペクな性能をもつクロノムーブメントが使われています。SEIKOでは8Rと呼ばれるキャリバーです。
コラムホイールはプッシュボタンを押した時に無駄な力がかけることが無いため動作に影響を与えないません。その為「プッシュボタンの感覚が良い」「動作が安定している」といったメリットがあります。
ちなみに前回のAT-38は裏蓋がスケルトンでしたが、今回はスケルトンではありませんですた。
調べたらNE88を搭載したモデルには、こんな物がありました。
色々ありましたが、どのモデルも20万円以上はしそうです。
【楽天ショップオブザイヤー2017大賞受賞!】ツェッペリン ZEPPELIN Los Angeles クロノグラフ
日本で磨き、組み立てを行いNE88を搭載して95,000円(+税)で販売しているノットはかなり頑張ったのではないでしょうか。
今回のATC-40ではベルトと時計本体を留める為のカン穴の位置が2カ所になっています。
上の穴はベルトが2本に分かれてる一般的な物を留める為の穴で、下の穴では一本で繋がった引き通しタイプのベルトを通す穴です。
ノットの時計はイージレバーといってベルト裏の突起部分を摘めば簡単にベルトが外せるのですが、その構造上ベルトと時計が設置する部分の角に隙間が開いてしまいます。
矢印のぶぶんですね。
レザーベルトでしたら仕方無いのですが金属ベルトをつけた時に、この隙間が気になる人も多いと思います。
特にこのモデルATC-40は外観まで拘り抜いた時計で金額も10万円以上するので、ヘッドと金属ベルトがピッタと付いてて欲しかった。なんて人もいるんじゃないですかね。
ノットの純正ベルトではなくなってしまいますが、ベルト幅18mmでしたらATC-40でぴったりなサイズなので気になる方は【弓環 ベルト 18mm】で探しても良いかもしれませんね。
弓環を使った金属ベルトでしたら、ヘッドとベルトがピッタリと、くっついた見た目になります。
今回のATC-40はセイコーのプレザージュクロノグラフを意識した気もしますね。
比べてみるとプレザージュクロノグラフ(¥220,000)よりATC-40(95,000円+税)の方がコスパいいですね。
ATC-40は高級クロノムーブメントを搭載し作りもしっかりしているようで、この値段ならとても好感が持てる一本だといえます。
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