ロレックスでは保護シール(フィルム)を転売防止のため店頭で剥がす。

カテゴリ:ROLEX/ロレックス

日本の正規店でロレックスを購入すると必ず時計に貼られた保護シールを剥す事になります。

ロレックスの時計はベゼル、ケースサイド、裏蓋、クラスプなど、いたるところに綺麗に保護シールが貼ってありますが、これら全て購入時に店頭にいるスタッフの手で剥がされてしまいます。

ご自身でその場で剥がして下さい。ってケースもあるのかもしれませんが、どちらにせよ購入時に全ての保護シールを剥がす事になります。

ロレックスは高級時計です。生涯で何本も購入する事はない特別な時計といっても良いと思います。そんな特別な時計なので自宅に帰って眺めたあと、ゆっくり保護シールを剥がし使い始めるたいなんて方もいますよね。

スマートフォンやゲーム機でも新品には保護フィルムが貼ってありますよね。あのフィルムを剥がしたあと俺の物だ!って実感がわく人も多いと思います。

お客ファーストを考えているのでいるのであれば、購入した人の自由にさせるべきですよね。

なんで自分で保護シールを剥がせないの?

ロレックスのサブマーリナの保護シール
https://www.goodywatch.com

ロレックスの購入時に店頭では細かい傷や不具合がないかなど、一緒に確認するという意味で保護シールを剥がしますよ、と説明をされますがその他の大きな理由に転売の防止という意味があります。

スティールのデイトナ、赤シードゥエラー、グリーンサブマリナー、GMTマスターなどなどロレックスのスポーツモデルは2018年現在、店頭のショーケースでは、あまり見る事がなく希少価値の高いモデルとされており定価以上の金額で買取販売されています。

時計を使わず投資目的に考えるのあれば新品の状態に近い方が買取金額も当然高いです。保護シールが付いたままの方が買取条件としては良いといえますよね。

正規店では保護シールをその場で剥がし転売防止をしているわけです。他にも転売防止策として型番とブレスレット番号が書かれたタグも取られてしまいます。

転売を考えていない方にとっては迷惑な話ですよね。

シールありとシール無し転売したとして、どのくらいの買取金額に差があるの?

サブマリーナ、スティールデイトナ、シードゥエラー、GMTマスターなど人気のスポーツモデルだとシールありとシール無しでは10〜20万円前後の買取差額がありあます。

大手の大黒屋や宝石広場、なんぼやでも、中古時計専門店のジャックロードや、かめ吉でも、シール付きのロレックスの場合は【新品】として販売していますが、シールなしの場合は時計を使っていなかったとしても保護シールが無いため、【ほぼ新品】として販売することになるので販売価格が異なります。その分買取価格にも差がでてきてきます。

そもそも保護シール付きのロレックスがジャックロードや、かめ吉なぜあるの?

ロレックスのサブマリーナの保護フィルム

正規店では保護シールを剥がす事になるのに、何故中古買取を行っているジャックロードや、かめ吉では保護シール付きのロレックスを販売しているのかというと、海外で購入したロレックスが日本で転売されているからです。

日本の世紀店では保護シールを剥すと決められていますが一部の国では保護シールを剥がさず販売している国もあります。

基本的にはオメガでもブライトリングでも購入後店頭で保護シールを剥がさなければいけないなんて事はないので、この保護シールつきの販売の仕方が一般的です。

そもそも生産しているスイスのロレックスでは傷がつかないよう、保護シールを貼っているので、そのシールを店頭では剥がす事は望んではいなのではないでしょうか。

中国の香港やイタリアなど海外でもシールを剥がす事になった。

海外のロレックスのお店エジプトのカイロ

イタリアでは少し前から日本同様に店頭でシールを剥がす事になっていましたが、2018年の10月末から、たしか香港と、いくつかの国で保護シールを剥がす事が決まったと聞きました。

2016年頃からロレックスの中古価格は世界規模で急激に上がり転売される方が増えている為ですね。

何故ロレックスの中古価格が高騰しているのか。

そもそも中古価格が高騰しなければ、転売する方もいないわけで、シールが剥がされる事がないわけです。

中古価格が高騰する理由はロレックスが人気モデルの生産を抑えている、または在庫があってもお客を選んで売っているからだと言えます。

買いたくても店頭で手に入らない。そのため買取店が定価以上の価格で買取販売する事になります。物が無いのでレアと言われるようになるので、注目を浴びるようになりブランド力が高まります。

限定品では無いのに物が無い状況

ロレックスのデイトナカタログ

数に限りがある限定商品のため中古価格が高騰するのであるのなら分かりますが、ロレックスの場合は現行商品なのに在庫が無いんですよね。

サブマリーナ、スティールのデイトナ、シードゥエラー、GMTマスター、などなど今年のカタログにのってるモデルが来年、再来年まで店頭に並べられる事は無い。こんな状態です。

ロレックスやエルメスのバーキンはこういった状況をブランド戦略としています。物が無いので欲しいという欲求がわき人気が高まりブランド価値も高まります。

ロレックスはスポーツモデル以外も買って欲しい

ロレックスベーシックモデル

ロレックスではスポーツモデル以外にもスタンダードモデルやドレスモデルも多く販売していますが、人気が高いものはスポーツモデルに偏っています。

ロレックスの店頭にいった事があるかたでしたら分かると思いますがオイスターパーペチュアルやデイデイト、デイトジャストは店頭に並べられていて、すぐに手に入ります。

ロレックスでは男性が中心としたスポーツモデルだけではなく、スタンダードモデルや女性向けのドレスモデルも、うまく販売していきたい訳ですが現時点ではスポーツモデルが極端に人気です。

そのため一部の海外ではスタンダードモデルを一本購入したらスポーツモデルも販売するといった所もあるようです。

欲しい時計の為にいらない時計も購入しないといけない。もう謎ですよね。

保護シールありと無しでは値段差は無くなってくるのでは?

ロレックスのグリーンサブマリーナ 買取

現在は保護シールありと無しでは10万〜20万円価格が買取差額がありますが、転売する方が多いので今後どの国でもシールを剥がす事が予想されます。

確か黄色の看板の大黒屋では、すでに保護シールありでも無しも同じ状態なら、そこまで買取価格は変えていないとおっしゃていました。

また中野の中古時計店でも日本世紀はシールが剥がされているので買取していないってお店もありましたが、2018年の10月以降日本の正規品の買取も考えてるってお店もありました。

とはいえ保護シールを剥がされていたとしても現在のところ希少モデルは定価以上の金額で買取がされている状況なので転売をされる方はいますよね。

転売がある限りは、保護シールを剥がされる。転売されるのは定価より高い金額で買取販売される為、定価より高くなる理由は正規店では手に入らないから。こう言った流れができてしまっているようです。

保護シールの問題は簡単には解決しなそうですが、100万円以上する時計もあるわけだし、自分でシールを剥がしたいって方も必ずいますよね。

お客ファーストを考えているのでいるので、購入した後シールを剥がすが剥がさないかは自由に選べた方がよいのかなと思いました。

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