入手困難なロレックスの中でも一際注目度の高いコスモグラフデイトナ。

そんなデイトナシリーズですが、2023年に60周年を迎え、最新モデルとなる126500LNが発売されました。

126500LNは前作の116500LNと非常に良く似たデザインですが、細部まで注目して見てみるといくつか違いがあります。

本記事ではデイトナ126500LNと116500LNの違いについて徹底比較した結果をまとめています。

デイトナに関して詳しく知りたい方はロレックスデイトナの歴代モデルと特徴まとめ!の記事もご覧になってみてください。

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ロレックスデイトナ126500LNと116500LNの違いを徹底比較

116500LNと同様にパンダダイアルとセラクロムベゼルを採用したスマートな雰囲気が魅力の126500LN。

デザインだけ見ると特に変化していないように見えますが、細部まで見ると4つの違いがあるのが分かります。

• セラクロムベゼルのフチがメタル仕様に変更
• インデックス・インダイアルデザインの変更
• 王冠マークの追加
• ケース形状の変更
• 搭載ムーブメントの変更

セラクロムベゼルのフチがメタル仕様に変更

1番分かりやすい違いはセラクロムベゼルフチ部分です。

文字盤外周のフチ部分がケースと同じ金属素材のメタルで囲われています。

ケース径自体は同じですが、フチ部分がメタルになったことで若干サイズがコンパクトになったように見せますよね。

フチ部分が囲われたことで傷や衝撃に対する耐性も強化されたといえますから見た目以上に嬉しい変化です。

インデックス・インダイアルデザインの変更

続いて文字盤のインデックス部分をご覧ください。

116500LNの形状と比較すると縦長でシャープな形状のデザインになっていますよね。

前作は丸みを帯びた柔らかい雰囲気でしたが、126500LNはスタイリッシュでクールな雰囲気を放っています。

形状の変更と併せて夜光の面積も広がっており、暗闇での視認性もよりアップしています。

王冠マークの追加

文字盤6時位置に目を凝らしてみるとロレックス特有の王冠マークが追加されています。

SWISSとMADEの間に小さいですが王冠マークが配されていますよね。

王冠マークの追加は2022年に発表されたサブマリーナやディープシーの新作モデルでも確認されている仕様です。

時代の変化に合わせたロレックスの細かい拘りが感じられます。

ケース形状の変更

ケース形状も新旧モデル比較すると以下の違いがあります。

• 116500LN：ブレスレットにかけての曲線が緩やかになっている
• 126500LN：ブレスレットにかけての曲線が急激に落下するような形状になっている

ラグ形状の変更に伴い126500LNの方が短くなっています。

搭載ムーブメントの変更

7年ぶりの新作ということでムーブメントも前作から新調されています。

• 116500LN：Cal.4130
• 126500LN：Cal.4131

新作ムーブメントは前作の進化形となるムーブメントとして発表されています。

ムーブメント内部を見るとCal.4130に比べ部品数が少なくなった上に品質の高い部品が新たに採用されたことで精度面での信頼性も高くなっています。

デイトナ126500LNと116500LNスペック面の違いをを比較

ここではデイトナの新旧モデルの基本情報とスペック面の違いをまとめてみました。

	Ref.116500LN	Ref.126500LN
製造期間	2016年～2023年	2023年～
ケース径	40mm	40mm
素材	ステンレススチール	ステンレススチール
ベゼル	セラクロムベゼル	セラクロムベゼル
防水性	100m	100m
ムーブメント	Cal.4130	Cal.4131
パワーリザーブ	72時間	72時間
文字盤カラー	ブラック/ホワイト	ブラック/ホワイト

素材やサイズ感など基本的な所での変更は見られていません。

スペック面を見る限りでもムーブメントの変化で格段に進化を果たしたというわけではなさそうです。

ただ、前作よりも部品数を少なくし、高品質な部品を積極的に採用したことからムーブメント自体の信頼性は高まっているといえます。

デイトナ126500LNと116500LNの定価を比較

デイトナ126500LNと116500LNで定価はどのくらい違うのでしょうか。

比較してみると126500LNの方が数万円程度高くなっているのが分かります。

• 116500LN：1,757,800円（税込）
• 126500LN：1,795,200円(税込)

ただ金額の規模や物価指数など考慮するとほとんど大差ないと価格ともいえます。

細部のパーツ変更等あれど、メインの素材は変更されていないので、当然といえば当然の結果ですね。

中古相場はどうなる？

気になるのは両モデルの今後の相場推移ではないでしょうか。

ロレックスの腕時計は中古市場でも非常に高い相場で推移していることが多いです。

特にデイトナはロレックス屈指の人気モデルでもありますので、相場はまず上がると考えて間違いないでしょう。

参考程度に前作である116500LNの中古相場は400～450万円程度となっています。

2023年の新作発表で急速な高騰が起こると予想されていましたが、今の所は比較的落ち着いている印象です。

ただロレックスの需要は依然として高く世間からも注目を集めている状況です。

116500LNは廃盤モデルでもありますので、今後残存モデルが少なくなれば更なる価格高騰が起こる可能性も十分に考えられます。

まとめ

本記事ではロレックスデイトナ126500LNと116500LNの違いについて比較した結果をまとめてご紹介しました。

デイトナ60周年の節目で7年ぶりの新作として発売開始された126500LN。

デザインだけ見ると目立った変化は見られないように見えますが、細部まで目を凝らしてみるとロレックスの拘りを感じられる箇所がいくつか見つかります。

デイトナはロレックスの中でも1番人気なモデル故、入手するのは非常に困難ではありますが、狙っている方はぜひお近くのロレックス店舗を訪ねてみてください。

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