時計好きなら誰しも憧れる高級ブランドのロレックス。
そんなロレックスの時計を拾う場面に立ち会った場合、どんな行動を取るといいのでしょうか。
資産価値の高いアイテムだからこそ、売却して一儲けしようと考える人もいるかもしれません。
しかしその考えは非常に危険です。
拾った物を所有者の許可なく売る行為は犯罪ですので、最悪逮捕されるリスクもあります。
それを大前提とした上で本記事ではロレックスを拾った場合の事例や対処法をまとめました。
自分が加害者とならないようロレックスを拾った後の対処法についても知っておきましょう。
引用:https://karitoke.jp/brand/rolex
まず結論から申し上げますと、拾ったロレックスでも買取対応となることがあります。
しかし、持ち主が探していてバレた場合のリスクを考えると速やかに警察へ届けるのが最善の選択肢です。
拾ったロレックスを売る行為は「遺失物横領罪(拾得物横領罪)」として罪に問われる可能性があります。
遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した者は、一年以下の懲役又は十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
出展元:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=140AC0000000045
万が一拾ったロレックスを売却してバレた場合、刑法上の罪に問われ、罰金を取られる可能性もあるのです。
売却するにしても買取業者やオークションサイトが買取する可能性は限りなく低いでしょう。
盗品の売却を助長してしまった場合、買い取った側も罪に問われる可能性があるからです。
買取する前に身分証や購入日時など厳しくチェックされるので、まず売れないと考えた方がいいでしょう。
仮に売らなかったとしてもロレックスを拾ったことが警察にバレれば当然罪に問われます。
そしてロレックスを拾ったことが警察にバレてしまう可能性は意外と高いです。
令和3年に行われた警視庁の犯罪統計調査の結果を見ると、遺失物横領で捜査機関に認知された件数は11,746件(内9,056件は検挙された)との記録もあります。
ロレックスのような高級品の場合、捜査も厳重に行われることが想定されるので、この結果以上にバレやすいと言っても過言ではありません。
すぐにバレなかったとしても遺失物横領罪は時効までに3年の期間があります。
その3年間をいつ検挙されるか分からない状況の中で過ごすのは不安なはずなので、拾ったら速やかに警察に届けた方がいいことを肝に銘じておきましょう。
ここまでの知識を前提とした上で、ロレックスを拾ったことが警察にバレてしまう経緯について解説します。
ロレックスを拾った場所次第では防犯カメラの映像に映っている可能性があります。
落とした人が盗難届を出していた場合、心当たりのある場所の防犯カメラ映像を確認することもあるでしょう。
その際に拾っている人物を特定できれば見つかるのは時間の問題です。
カメラの映像内で不審な行為や持ち去ろうとする様子が見られた場合は、悪質だということで逮捕される可能性もあります。
そのため、万が一ロレックスを拾った場合は速やかに警察に届けましょう。
拾った後売却してしまえば安心かといえばそうではありません。
運よく売却できたとしても、買取後にバレる可能性が高いからです。
買取業者やオークションサイトには警察から被害品リストが届くことがあります。
アイテムが盗難品だと知りながら買取する行為は「盗品等有償譲受け罪」に問われる可能性があるのです。
盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物を無償で譲り受けた者は、三年以下の懲役に処する。
出展元:刑法第256条(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=140AC0000000045)
2 前項に規定する物を運搬し、保管し、若しくは有償で譲り受け、又はその有償の処分のあっせんをした者は、十年以下の懲役及び五十万円以下の罰金に処する。
買取業者宛に通報が入った後、売却した側の身元が判明して逮捕されることがあります。
そのため、売って着金できれば安心とはいえません。
むしろ逮捕されるリスクは各段に上がると考えましょう。
ここまでロレックスを拾った後に起こり得る事例を解説しました。
逆にロレックスを失くした側はどんな行動をとるのでしょうか。
結論から申し上げますと下記4つです。
高級品で希少性の高いアイテムだからこそ、失くした側は血眼になって探します。
失くした側がとる行動や気持ちを考えれば、拾った後どうするのが正解なのかより鮮明に見えてみくるでしょう。
まずは身に着けていた日付を手掛かりに、手当たり次第心当たりのある場所を探します。
仮に自分が失くした側だった場合、必死に探しますよね。
ロレックス程の高級品を失くすのは非常事態です。
それでも見つからなかった場合は次のステップに進みます。
本人だけで見つけきれなかった場合、警察に被害届を出すことが多いです。
被害者は近くの交番や警察署に盗難届を提出します。
その際、ロレックスの特徴やモデル名以外にシリアルナンバーも記載されることが多いです。
シリアルナンバーがあれば、失くしたロレックスが見つかる可能性がグッと高まります。
拾った人がロレックスの正規店に修理に行ったり、買取業者に売りに来た場合にシリアルナンバーで盗品かどうか分かるからです。
シリアルナンバーは時計の刻印だけでなく、保証書などにも記載されています。
失くした側が把握している可能性は高いので、運任せに横領しようという安易な考えは捨てましょう。
念のためロレックスを購入した店舗に連絡を入れることも多いでしょう。
連絡したからといってロレックスが特段動いてくれるわけではないですが、過去の事例をもとに適切な対処法を教えてもらえるかもしれません。
最近はロレックスの盗難被害も増えているため、失くした後の対処も力を入れている可能性は高いでしょう。
失くしたロレックスがオークションサイトに出品されていないか確認します。
万が一、自分の物と思われるアイテムが見つかった場合は、警察に相談して捜査に進む場合もあります。
希少性の高いアイテムだからこそ、オークション上に出品して見つかる可能性は高いです。
早く売ればバレないとは考えず、警察に届けましょう。
ここでは、ロレックスを失くした人の事例についてもまとめました。
高級品のロレックスだからこそ、失くした場合は大惨事です。
財産の大半を失ってしまったといっても過言ではありません。
そんな辛い経験をされた方について調べたところ、有名人では2人確認できました。
それぞれ解説します。
お笑い芸人のアントニーさんは2023年にロレックスを紛失したことを自身のYouTubeチャンネルで発信されており、ネットニュースにも取り上げられるほど話題となりました。
家中探しても見つからない上にどこで紛失したのかすら心当たりがないとのことで、見つかる可能性は限りなく低そうな様子。
資産の大半を失ってしまったとのことで、非常に落ち込まれた姿が伺えます。
しかし、動画後半では失くした現実を受け止め、終始クスっと笑わせてくれるシーンもあって流石は芸人さんだなと感じさせてくれる部分もありました。
また仕事を頑張って新しいロレックスを購入する意思表示もされていますし、ぜひ頑張って欲しいですね。
若者の間で絶大な支持を集める人気YouTuberのかっつーさん。
2022年11月にHIKAKINさんとのコラボ動画でロレックスを購入されています。
借金までして購入されたそうですが、2023年7月に投稿されたショート動画で紛失していたことを明かされました。
動画自体はロレックスの紛失がメインではなく、最後にボソッと「盗られてました」と話されています。
その後、どうなったのかは明らかになっていませんが、借金までして購入したロレックスならなんとしても見つかって欲しいですね。
引用:https://item.rakuten.co.jp/
本記事ではロレックスを拾った後に売ることはできるのかどうか解説しました。
拾ったロレックスを売る行為は犯罪です。
万が一拾った場合は、相手側も非常に困っているはずですので、速やかに警察に届けて、持ち主の下に届くようにしましょう。
仮に自分がロレックスを保有していたとして、失くした時に無事無事返ってきたら嬉しいですよね。
失くした側の気持ちや拾ったロレックスを売却する場合のリスクを加味すると警察に届ける以外の選択は取れないはずです。
誰もが憧れるアイテムだからこそ、誰も悲しまない形で扱えるようにしていきましょう。
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