タグホイヤーの中で唯一の高い防水性能を誇るアクアレーサーはダイバーズウォッチなのにゴツくはなく幅広い世代から支持されていますよね。
オメガのシーマスタープロプロフやロレックスのディープシーのようにサイズが大きくないのでスーツにもカジュアルにも使いやすいダイバーズウォッチです。
また、完成された機能でありながら購入しやすい価格帯なので高級時計のエントリーモデルとして購入される方もいます。
今回が初めてのオーバーホールという方も多いと思いますが、機械式時計を末長く使うためには、定期的なオーバーホールが必要です。
アクアレーサーはどんな所でオーバーホールするのが良いか、並行輸入品だけど正規でオーバーホールできるのかなど、まとめましたので参考にしてみてください。
引用:https://www.catawiki.com/l/27644393-tag-heuer-aquaracer-calibre-5-no-reserve-price-ref-way211a-ba0928-men-2017
タグホイヤーでは機会式時計や電池式クォーツ時計、スマートウォッチ、など幅広い展開をされていますが、機械式時計に関しては4〜6年に1度、電池式のクォーツ時計の場合は7~8年のオーバーホールが推奨されています。
このオーバーホール代金がアクアレーサーに掛かる維持費となります。
一般的にはタグホイヤーのオーバーホールや修理を依頼するのには2つの選択になります。
1つはLVMHウォッチ・ジュエリージャパンが運営するタグ・ホイヤーカスタマーサービスセンター、2つめはそれ以外の時計修理専門会社です。
アクアレーサーであれば当然正規タグ・ホイヤーのテクニカルサービスセンターが一番安全です。
テクニカルサービスセンターには純正部品を豊富に持ち合わせています。
長年の駆動で劣化や摩耗された部品や、今後不具合の原因となりそうな部品を純正部品を使い交換してくれます。
しかし、メーカーではちょっとした不具合でもパーツ交換をしてしまう傾向があるため、基本料金では収まる事ができず部品交換がかさみ価格が高くなるというデメリットもあります。
タグホイヤーの時計は正規品を購入した方のみ「エドワードクラブ」へ入会できます。
下の表はエドワードクラブのオーバーホール料金と並行輸入品の料金になります。
ムーブメント | タイプ | エドワードクラブ | 通常料金 |
---|---|---|---|
機械式 | 3針 | 32,400円 | 48,600円 |
機械式 | クロノグラフ | 43,200円 | 64,800円 |
キャリバーRS(カレラ) | 3針 | 42,120円 | 63,180円 |
キャリバーRS(カレラ) | クロノグラフ | 56,160円 | 84,240円 |
キャリバー36/360 | クロノグラフ | 75,600円 | 113,400円 |
エドワードクラブの会員はオーバーホールの料金の他にもメンテナンス後、1年間の防水・動作保証も付いています。
エドワードクラブは魅力的ですが、価格がはるかに安いので並行輸入品を購入している人も多いですよね。
アクアレーサー・キャリバー5、場合は国内定価が30万円くらいのところ並行輸入品であれば半額の15万円くらいで購入できますよね。
タグホイヤーの時計の場合テクニカルサービスセンターは安心できるけど、並行差別があり価格が高すぎて依頼できない人は多いです。
そういった方には時計修理会社がおすすめします。
引用:https://www.catawiki.com/l/33180847-tag-heuer-aquaracer-300m-automatic-no-reserve-price-way2112-0-men-2011-present
アクアレーサーの場合、キャリバー5のような一般的な3針なのか、GMTなのかクォーツ時計なのかでオーバーホールの価格は変わってきます。
一般的な3針であれば3万円前後、GMTであれば3万5千円前後、クォーツ3針の場合であれば2万円前後に設定している修理専門店が多い印象です。
電池式時計であってもアナログであれば歯車を使っており、潤滑由が差されています。潤滑油は時間と共に劣化や乾いてしまうため、クォーツ時計であってもオーバーホールを行う必要はあります。
ただし、機械式時計にくらべ歯車の量が少なく7~8年のオーバーホールで良い事と料金も安いです。
クォーツのクロノグラフの場合正規でオーバーホールを行うと48,600円ですが機械式のクロノグラフの場合64,800〜63,180円です。
時計修理会社と一口にいってもオーバーホールを行う人間の技量は様々です。
未熟な人間がオーバーホールを行うと文字盤に傷を付けられたり、しばらくたってから遅れや進みなど調子が悪くなるなんて事もあります。
こういったトラブルを避けるためにも、知識と技術が確かな技術者に依頼する事をおすすめします。
技術者の技量は様々ときくと地雷を踏みそうで依頼しずらくなってしまうかもしれませんが、技術が確かな職人であれば、メーカー同様のパフォーマンスをしてくれます。その理由としてタグホイヤーでは、一部外部の修理専門会社に委託を行なってメンテナンスをしています。
実はこういったメーカーは少なくありません。
下の記事ではおすすめの修理専門店を紹介しています。
特に記事の一番下で紹介している、クラフトワーカーズはおすすめです。
説明してきた通り、時計のメンテナンスは行う人間の技術や知識で出来ばえは事なります。評判の良い修理会社であっても行う人間の技量が足りない場合は当然トラブルに繋がります。
クラフトワーカーズでは、時計の技術者として何年間の経験があるのか、どんな資格を持ち合わせているのか、などプロフィールを確認して直接本人にオーバーホールや修理の依頼ができます。
職人も自身に依頼がくる仕事なので責任を持ってくれますし、エドワードクラブ同様の一年の動作保証がつきます。
また交換部品があった場合もメーカー純正部品を使用してくれるのでおすすめです。
気になる価格もタグホイヤーのテクニカルサポートセンターへ依頼するよりはるかに安いです。
正規でオーバーホール行うか修理専門会社でオーバーホール行うか、選ぶのはオーナー次第になりますが、修理専門会社に依頼する場合は分解する技術者を見極めてから依頼する事をおすすめします。
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