ビックカメラやヨドバシカメラではコーナーを配備し時計のオーバーホールや修理を行なっていますよね。
電気屋なのに何で?っと疑問に思う方もいますが、ビックカメラやヨドバシカメラだけでなく、東急ハンズやイトーヨーカ堂でも時計のオーバーホールや修理を受けてもらえます。
評判はどうなのか?安全にメンテンスを行なってくれるのか?など評判や評価を気にする方が多いと思います。ビックカメラのオーバーホールに関して纏めてましたので参考にしてください。
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ファッション時計の電池交換や、ベルトのコマ詰めなど誰でも簡単に行なえる作業はヨドバシやビックカメラの社員さんが行なっているかもしれませんが、時計のオーバーホールは専門的なので、誰でも行なえる分けではありません。
ロレックスやタグホイヤー、グランドセイコーなどの機械式時計は、機構が複雑なため機械式腕時計の修理ができる専門家に任せる事になります。
ビックカメラやヨドバシカメラ修理コーナーで受け付けた時計は東京の御徒町に本社を構える五十君商店という会社でオーバーホールが行なわれます。
※この記事を読んで下さった方からコメントを頂きました。
店舗ごとに扱い業者が違います。
それゆえサービスレベルの差があります。
店舗ごとにサービスレベルの差があるとの事です。
五十君商店はバネ棒や尾錠、リューズなど時計に使われるのパーツや、トライバーやピンセットなど時計の修理を行なう工具を販売している会社です。
五十君商店のホームページにはビックカメラの修理コーナー開始、ヨドバシカメラの修理コーナー開始と記載されています。オーバーホールや修理は五十君商店の関連会社である株式会社ジュウールがおこなっています。
修理コーナーの窓口をみるとビックカメラの制服を着た店員が受付を行なっているので、ビックカメラの会社内で時計でオーバーホールや修理を行なっている様にかんじますが、説明した通り他の会社が時計のメンテンスを行なっています。
少し状況は変わりますががメーカーでも同じ様にメンテンスの外部委託提携を行なっている所はあります。
グランドセイコーやロレックス、シチズンは100人を超える人数がメンテンス部門にいるので、全て自社内で修理やオーバーホールを行なっていますが、タグホイヤーやブライトリングはメンテンスを行なう職人の人数が20人前後なのでメンテンスの外部委託を行なっています。
ちなみにビックカメラやヨドバシカメラに修理コーナーを配備している五十君商店は38名、関連会社で修理業務を行なっている株式会社ジュウールは98名です。かなり大きな規模で時計のメンテンスを行なっています。
オーバーホールは、時計を分解して分解されたパーツを洗浄し潤滑油を注油しながらら組み立てる作業です。
分解されるパーツは100以上、多い物だと200を超える物もあります。当然ですが、技術的な作業なので行なう人間によって仕上がりの良し悪しに大きく影響を受けます。
熟練した技術はあるか、メンテンス中に時計を傷付けないよう日頃から工具の磨いているか、クロノグラフや不雑機構に対応できる知識があるかなど、職人一人一人が異りますので、大切な時計は安心して依頼できる時計店や修理工房に依頼する事をおすすめします。
未熟な人間が時計のオーバーホールを行なうとドライバーの手入れがされてなくネジを傷付けられたり、ピンセットの当たり傷がが付いたりと、トラブルに繋がります。
機械式時計は繊細な機械です。ていねいに作業をしてもらえる職人に依頼する事をおすすめしあます。
私はビックカメラやヨドバシでオーバーホールの依頼をした事がありませんので良し悪しは分かりませんが、実際に作業を行なう会社はていねいに分解掃除を行なってくれるのか、優れた修理専門店なのか?などある程度の事を自分で調べる事は大切だと思います。
時計修理やオーバーホールは見極めが大切です。一度良い所が見つかると毎回同じ所で依頼する人が多いですが初めてオーバーホールを頼む方はどんな所に依頼したら良いか分からないって方も多いですよね。
何処か良いのか分からないので、安心感がある大型デパートや知名度のある電気屋で依頼する人が多いですが、説明してきたとおり実際には依頼した時計は別の修理専門会社に送られる事が多いのです。
時計の修理専店は個人からの依頼も受けていますので個人的には直接依頼しても良いと思います。
間にデパートや電気屋がはいる事で場合によっては、仲介手数料が掛かってしまう事もあります。
ちなみにビックカメラやヨドバシカメラで修理コーナーを配備している五十君商店はこちらです。
時計のオーバーホールや修理は手元に届いてからの保証期間は大事です。
しばらくしてから日差が酷くなり精度が悪くなった、なんて事があっては困ってしまいますよね。何かあった時に保証してもらえる所で依頼しましょう。
ビックカメラやヨドバシカメラの場合は分かりませんが、時計店や修理専門店の場合品質保証は1年間、アンティーク時計の場合半年の所が7割くらいです。
短い所は半年、アンティーク時計の場合は3ヶ月っという所もありますが、保証は長い方が良いですし、長い方が自信があるようで安心できますよね。
保証期間は見逃しがちですが大切なポイントなので覚えておきましょう。
保証期間同様に大事なのが職人の技量です。
日本では時計の修理を行なう人の為に国家試験である時計修理技師という資格が用意されています。
時計修理技師は任意の為に取得していない人が時計の修理やオーバーホールを行なっている事も多いです。
国家試験を取得してないと技術が無いのか?というとそうでは無いですが、私達は依頼先が技術や知識があり安全にオーバーホールの頼める所なのか出来るのかを判断する必要はありますよね。
時計修理技師の資格は時計分解修理に関する学科及び実技試験に合格しているのは確かなので、依頼する際の目安にするのは良いと思います。
時計修理技師には1級から3級まであり、1級は実務経験7年以上、又は3級合格後4年、2級合格後2年の経験が必要になり上級技能者と位置づけられています。
下の記事では私のおすすめの修理工房をまとめています。
中でも記事一番下で紹介しているクラフトワーカーズはおすすめです。
クラフトワーカーズではいくつか工房の優秀な職人を紹介しています。
ホームページ内では時計に関した資格を所有しているのか、技術者歴はどのくらいなのかなど、職人のプロフィールを確認して直接本人にメンテナンス依頼ができます。
また、時計を送らずに在籍している職人全員に、まとめて見積もりも可能なのでとても便利です。
価格がメーカーより3〜4割万円安く、手元に届いてからの品質保証が1年間付くので安心して依頼できます。
こちらの記事に纏めてありますので
是非参考にしてみてください。
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