クロノ針は通常12時ぴったりをさしているはずですが、針ズレしてしまう事がありあます。剣ズレなんてよぶ人もいますね。
クロノ針がズレているととても気持ちが悪いですよね。
機械式時計の針ズレがなぜ起こってしまうのか説明します。
時計の針は上から押してカシメられているものか、ピンで止まっているのものになります。接着や溶接がされて付いている訳では無いです。そもそもメンテナンス時に抜く必要があるので取り外しできるように作られています。
そのため、カシメが弱かったりすると抜けてしまいます。
クロノグラフの針はリセットした時に勢いよく12時位置に戻るので大きな力がかかります。
そのため針のカシメや固定が弱いと勢い余ってズレてしまいます。
購入して間もない場合は、初期不良ですが使用とともに針の取り付け部分の緩んでしまう事があります。
その場合は針の付け直しが必要となります。
針の固定が弱いと言う事は、針が取れかかっているという事になります。
そのまま使い続けると更に固定が弱くなったりクロノ針のが取れて文字盤を傷つけたり秒針や分針と打つかり針が曲がると言う事も考えられるので、修理してもらう事をおすすめします。
針の付け直しは修理専門店の場合、4,000円くらいからに設定しているところが多いです。
そもそも、購入した時にズレていた可能性もあります。
この場合は針の付けが弱いわけではないです。
単純に針付けの位置がズレて留められた事になります。
使っていて針が取れるというわけでは無いですが12時にビシッと止まっていないと気持ちが悪いと思う方は、針の付け直しが必要になります。
針付けの緩みだけであれば4,000円程度で付け直しですみますが、経年劣化によるシャフト(針が入っている心棒)の劣化や、外部からの衝撃による不具合の場合はオーバーホールを行い部品の交換や修理を行う事になります。
長らくオーバーホールをしていない時計の場合、潤滑油の劣化やパーツの摩耗も考えられるのでオーバーホールが必要と言われるケースもあります。
オーバーホールでは、どんな事をしているのかはコチラの記事にまとめてあります。
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