クレドールのオーバーホール料金は?セイコータイムラボより安くておすすめの修理店はある?

カテゴリ:お役立ち・サポートケア

今や日本のみならず世界のトップ腕時計ブランドとして認知されている、わが国日本が誇るセイコーですが、セイコーといえばグランドセイコーやクォーツ最先端モデルなど技術力の高さが注目されがちです。

しかし昔から豪華なラグジュアリーモデルの開発にも心血を注いでおり、その芸術的センスが見事に開花したモデルがクレドールです。

世界最高レベルの技術力を持つ日本屈指のブランド、セイコーのラグジュアリーモデル クレドール

クレドールのロゴ

クレドールの大きな特徴はムーブメントの圧倒的薄さで上品でスタイリッシュなデザインの腕時計を創造できるようになったことと、ムーブメントのクォリティの高さを維持しながら宝飾加工など美しさや豪華さの追及を見事に両立し、芸術品とも言える腕時計を発信していることが挙げられます。

そして日本ならではの美意識と時代や文化を越える普遍性、そして新しいスタイルの創造を基本理念とした芸術品を作り出そうというのが、クレドールの大きなテーマになっています。

ダイヤモンドの装飾や優れた彫金技術、ガラス工芸や漆加工に至るまであらゆる分野の巧みの技を積極的に腕時計に用いて、他のブランドでは創造できない日本独自の美しい腕時計を生み出すことがクレドールに託されたセイコーの目標点です。

クレドールにしか表現のできない文字盤上の宇宙には和の世界を極めた独自の世界が広がっています。現在もクレドールは機能と美の融合を目指して常に進化を続けています。

クレドールの腕時計をセイコー正規サービスセンターにオーバーホールを依頼したらどのくらいの料金がかかるのか

クレドールのオーバーホール

われわれの現在の生活は昔と比較すると飛躍的に便利になり、その便利さは多くの精密な機械によって供与されています。

しかしどんなに優秀な機械でも定期的な点検や修理を怠りそのまま放置して使用し続ければ間違いなく故障を起こしてしまい、最悪の場合動かなくなって処分されてしまうことになり大変な事態になります。

これは機械自体に課せられた宿命といわれるもので、精巧に作られた腕時計にも同じことが言えます。

どんな名品と呼ばれる腕時計でも定期的なメンテナンスをせずに使用し続けると、故障を起こす原因となり最悪の場合動かなくなり、折角生涯に渡って使い続けられる品質を持っていても時計の寿命を縮めることになってしまいます。

クレドールのオーバーホール

実際、有名な高級腕時計ブランドは、正規販売代理店では3~5年の間に一度の割合でオーバーホールに出すことを推奨していますし、オーバーホールを依頼する際には正規サービスセンターに依頼することを薦めるアナウンスを行っています。ではクレドールの腕時計をセイコー正規サービスセンターにオーバーホールを依頼したらどのくらいの料金がかかるのでしょうか。

クレドール腕時計 セイコー正規サービスセンター オーバーホール料金

駆動方式オーバーホール料金
クォーツ式30,800円~
金無垢・特殊加工品 +9,350円
手巻き式・自動巻き41,800円~
金無垢・特殊加工品 +9,350円
自動巻きクロノグラフ59,400円~
金無垢・特殊加工品 +9,350円

この料金に関してはあくまでオーバーホールのみの料金で万一部品交換、修理作業が生じた場合には別途料金がかかってきます。

依頼に関しては基本的には正規販売店を受付窓口としており、あと郵送になりますがクレドールサービススタジオへ直接依頼する方法もあります。

正規サービスセンターへ依頼することによって生じるメリットですが、セイコー専門の熟練した技能士が作業を担当することになるので、作業へ対しての安心感が非常に高いこと、部品交換や修理作業が生じた際に100%純正部品を使用した作業になること、そして修理履歴がデーターベースで管理されるため作業完了後のアフターサービス対応が充実している点が挙げられます。逆にデメリットとしては納期にはある程度の期間を余裕を持って見なくてはならないこと、作業料金が高額であることなどが挙げられます。

セイコーの腕時計の中でも特にクレドールは、彫金や金無垢素材、特殊加工の施された製品が多く存在するので、製造元のサービスセンターへ大切な時計を預ける安心感は替えがたいものがありますので、特に国内ブランドであるセイコーの場合正規サービスセンターへ依頼するメリットは非常に高いといえます。

クレドールの腕時計をセイコー正規サービスセンター以外の腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼したらどのくらいの料金がかかるのか

時計職人指サックをしてBERGEONベルジョンの機械代で油の注油

では予算などの理由でクレドールの腕時計を正規サービスセンター以外にオーバーホールを依頼する方法はあるのでしょうか。

幸い腕時計に関しては先進国であるわが国の場合は腕時計修理専門店が数多く存在しており、そちらに依頼するという方法があります。しかしあまりにも腕時計修理専門店の数が多いためにどの修理専門店に出したらよいのかが大きな問題になってきます。

修理専門店によって開きがありますがオーバーホール料金の相場価格を調べてみました。

クォーツ式で21,000円~、クォーツ式クロノグラフで31,000円~、手巻き式・自動巻きで29,000円~、自動巻きクロノグラフで39,000円~というのが相場料金となっており、腕時計修理専門店の場合はモデルごとの区別ではなく駆動方式のみで料金を設定しています。腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼するメリットは納期が正規サービスセンターより平均して一週間ほど早く仕上がるので納期が迅速なこと、そしてなんといっても料金が非常に安いことが最大のメリットです。

逆にデメリットはセイコー専門ではない技能士が作業するため安心感に不安が残るところ、修理作業や部品交換が生じた際には純正部品を使用してくれる確率が非常に低くなってしまうこと、そして一番重要な点になりますが、オーバーホールの仕上がりは担当する技能士の技術しだいでバラつきが出てしまうことが挙げられます。

修理専門店では1級腕時計修理技能士取得と謳っているところが多いですが、実際には資格取得=技能士の真の実力とは決してならないのが現状です。

それよりも技能士に本当に求められるのはそれまでの修理担当暦や実際に現場でどれだけの種類の腕時計を手がけてきたかという実際の経験値のほうが重要になります。

おすすめの腕時計修理専門店

時計の分解オーバーホール。カレンダー

では本当に信頼できる修理技能士が在籍する腕時計修理専門店はどうやって見つけたらよいのでしょうか。

一番賢明な方法は自分の足で複数の腕時計修理専門店を廻って実際に見積もりを取ってもらい、担当する技能士と直接面談することが一番の方法です。見積もりの内容で実際にどういった作業を行うのか確かめることができますし、直接面談することでその技能士の真の実力もうかがい知ることができます。

しかし実際問題として一個人が複数の腕時計修理専門店を廻って技能士から直接話を聞くことは非常に難しいです。インターネットなどで情報を集めてみても不確かな情報がかえって多く、迷ってしまうことになりがちです。

こういったときに非常に便利なサイトがあって、名前をクラフトワーカーズといい、このサイトでは優秀な技能士を複数ピックアップしてその技能士の修理担当暦や取得資格、更に所属会社等を公開しているので、本当に信頼の置ける技能士にオーバーホールを依頼することが可能なので、悩んでいる方や興味のある人は一度覗いてみると良いでしょう。

また、在籍している職人全員に、時計を送らず纏めて見積もりができる点も便利です。修理後の保証も1年ある点もおすすめです。

こちらの記事の一番下で紹介していますので、是非参考にしてみて下さい。

クレドールのような精巧なムーブメントやケースに特殊加工が施されているような貴重な腕時計を正規サービスセンター以外の腕時計修理専門店に依頼するには本当に信頼の置ける技能士にお願いするのがおすすめですので、是非この機会に優秀な技能士との出会いを見つけてください。

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