ハミルトンのオーバーホール料金は?正規より安くておすすめの修理店はある?

カテゴリ:お役立ち・サポートケア

今やパイロットウォッチの分野ではその名を知らぬ人はいないほどの名腕時計ブランド、ハミルトンですが、その歴史は古く1892年にアメリカのペンシルバニア州ランカスターに工房を構えたのが始まりで、当時アメリカは鉄道草創記にあり、国が鉄道建設に取り組んでいたころにハミルトンは精密で精度の高い鉄道時計の供給を開始、正確で丈夫な鉄道時計は鉄道の事故防止につながると大きな評判を呼びました。

アメリカを代表する1892年から始まったパイロットウォッチの巧、ハミルトン

ハミルトンのロゴ

1918年、航空時代が幕を開けるとハミルトンは航空時計に着手し、アメリカで初の定期航空便の公式時計に採用され、その名を確固たる物とします。

それからのハミルトンはパイロット用の腕時計の生産をはじめ、数々の名作と呼ばれるパイロットウォッチを世に送り出し、アメリカのパイロットたちはもちろん、世界中の腕時計愛好家の知るところとなり、トップブランドとしての地位は確かなものになります。

1974年以降、ハミルトンはスウォッチグループに加わりスイス製機械式腕時計のノウハウを吸収し、現在もペンシルバニアで時代をリードする腕時計を作り続けています。

ハミルトンの大きな魅力は革新的でアイコニックなデザインとアメリカンスピリットを宿したパイロットウォッチとしての完成度の高さ、そしてスイスメイドのムーブメントに象徴される高精度と正確性がデザインと融合し、他の腕時計には無い耐え難い魅力を放っています。現在も高性能と革新的なデザインはたゆまない進化を続けており、パイロットウォッチのみならずドレスウォッチやアウトドアウォッチ、クロノグラフに至るまでその卓越した開発能力で腕時計の世界をリードし続けています。

ハミルトンの腕時計を正規サービスセンターにオーバーホールを依頼したら一体どのくらいの料金がかかるのか

どんなに優秀で精巧に作られた機械でも、手入れを怠りメンテナンスをしないまま長期間使用していると、故障が起こる原因を作ってしまい様々なトラブルの元になり、ついには動かなくなってしまうことになります。

これは機械である以上は避けられない問題であり、精密にできた腕時計にも同じことが言えます。どんなに良くできた名腕時計でもメンテナンスやオーバーホールを怠ると故障の原因になり、最悪の場合動作しなくなってしまって、生涯使い込める時計としての寿命を縮めてしまうことになります。優れた腕時計ブランドほど正規販売代理店では定期的なメンテナンスを薦めており、 3~5年に一度の割合でオーバーホールすることを推奨しています。

ではハミルトンの腕時計を正規サービスセンターにオーバーホールを依頼したら一体どのくらいの料金がかかるのでしょうか。

現在ハミルトンの腕時計は傘下となっているスウォッチグループが手がけており、ハミルトンの正規カスタマーサービスとなっています。ではハミルトンの腕時計正規サービスセンターのオーバーホール料金がどのくらいかを見てみます。

ハミルトン正規サービスセンターのオーバーホール料金

駆動方式オーバーホール料金
クオーツ式 2/3針19,800円~
クオーツ式クロノグラフ/マルチタッチ30,800円~
手巻式・自動巻き2/3針24,200円~
自動巻きクロノグラフ44,000円~
特殊・限定モデル/ヴィンテージウォッチ要見積り

この料金に関してはあくまでオーバーホールのみの料金になりますので、万が一部品交換や修理が必要になった場合には別途料金がかかってきます。

正規サービスセンターへオーバーホールを依頼するメリットとしては、熟練したハミルトン専門の技術士が担当しますので安心度が高いこと、さらに部品交換に関しては100%純正部品の提供が受けられること、そして作業完了後は2年間の修理保証がつく特典があるのが大きな特徴です。

またハミルトンの正規サービスの場合、よく言われる並行差別は無いので、並行輸入品でも中古品でも本物であれば同じようにオーバーホールが受けられるので行き届いたサービスになっています。

逆にデメリットとしてはオーバーホールにかかる時間がスイス送りになってしまうと納期が長くなってしまう点や、オーバーホール料金が高額な点が挙げられます。

正規サービスセンター以外の腕時計修理専門店でハミルトンの腕時計をオーバーホールに出したらどのくらいかかるのか

ハミルトンのオーバーホール

並行差別が無いのでとても良心的なハミルトンの正規サービスセンターですが、料金的に高価なので更にオーバーホール費用をお得にするためには、腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼するという方法があります。

幸い日本には腕時計修理専門店が非常に数多く存在しており、修理店によって違いはありますが格安でオーバーホールできる場合がありますので見逃せません。

そこで気になるのが肝心のオーバーホール料金は腕時計修理専門店ごとに異なりますが、平均の相場があるのでオーバーホールの相場料金を調べてみました。

ハミルトンの場合、オーバーホールにかかる料金はクォーツ式で16,000円~、自動巻き・手巻式ノーマルで15,000円~、クロノグラフで25,000円~、特殊・限定モデルは要見積りとやはり格安な料金になっています。この料金に関してもオーバーホールのみの料金なので部品交換や修理が必要な場合は別途料金がかかります。

大きなメリットとしては納期がある程度決まっていて4~5週間ほど見れば大体の時計が仕上がること、そしてなんといっても格安な料金が挙げられます。

逆にデメリットとしては修理や部品交換の際に純正部品を使用してもらう確率が非常に低くなってしまうこと、作業完了後のアフターサービスや保証に不安が残るところ、そして一番重要な点ですがオーバーホールの仕上がりに関してはハミルトン専門ではない技能士が作業を手がけるので、担当した修理技能士の技術しだいで仕上がりに大きな差が生じるところになります。

仮に1級時計修理技能士の資格を取得している技能士であっても資格=本当の技術の高さにはならないというのが現実のところです。それよりも本当の技能士の実力が問われるのは修理を担当した修理暦や、現場でどれだけの数と種類の腕時計と向き合ってきたかという実際の経験値が真の実力を測る基準になります。

ハミルトンの時計の修理やオーバーホールをおすすめの腕時計修理専門店

時計の分解オーバーホール。カレンダー

では本当に信頼できる技能士にオーバーホールを依頼するためにはどういった方法を取ったらよいのでしょうか。

一番賢明な方法は、修理専門店を複数廻って実際に見積りを取ってもらい、実際に担当する技能士と直接面談することです。

技能士の方と直接お話しすることで本当の技能士の実力を伺い知ることができるので、ここは欠かせないところになります。

しかし、一般的に考えて個人が複数の修理専門店を廻って話を聞くのはかなり難しいといえます。インターネットなどで情報を収集する方法もありますが不確かな情報が多く、かえって混乱してしまう人も多いです。

そんな方におすすめのサイトがあり、名前をクラフトワーカーズといいます。

このサイトでは優秀な技能士を複数ピックアップして紹介しており、その技能士の修理担当暦や取得資格、更には所属会社まで公開しているので、本当に依頼する人が納得した技能士を選んでオーバーホールをお願いすることが可能です。

また、在籍している職人全員へ時計を送らずに、まとめて見積もりも可能ですしメンテナンス終了から1年の保証もつきます。

こちらの記事の一番下で紹介しているので、参考にしてみてください。

ハミルトンのように精巧な技術で製造された機械式腕時計を正規サービスセンター以外にオーバーホールを依頼する場合には本当に信頼のできる技能士に任せることをおすすめします。この機会に本物の腕時計修理技能士との素晴らしい出会いを見つけてください。

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