時計のオーバーホールは色々なところに依頼できますよね。
メーカーはもちろん、全国展開している大手時計店から個人で営んでる時計店、その他にも時計の修理やオーバーホールだけを専門とする業者など依頼する側はどこに頼むか選ぶ事ができます。
しかし、何処でも良いって訳ではありませんよね。オーバーホールは手で行う技術的作業なので技能や経験、知識などを備えた人に依頼したいです。
http://blog.permun.com/2015/11/20/saatin-tarihsel-gelisimi-kronolojik/
技量不足なメンテンス先へ依頼してしまい、日差(遅れ進み)が激しくなったり、針に細かい傷が付いて戻ってきた。そんなトラブルも聞きますよね。以前、私もオメガの電池式のクォーツ時計をオーバーホールして引き取った時に裏蓋がしっかり閉まっていない状態で返却された事があります。
すぐに気づいて締め直してもらいましたが、気づかずに使っていたら湿気や水が入って故障してしまったかもしれません。
裏蓋を閉ずに返すのは技量関係なく起こしてはいけないミスですが、メンテンスを受けている所でもその技量は様々です。
トラブルに巻き込まれない為にも、安心して依頼できるメンテンス先を探してください。
この記事では、メンテンス先の選び方のやチェックしておきたいポイントなど、いくつか紹介します。
メーカーのテクニカルサポートや輸入代理店の正規メンテンスは一番安心できます。
正規メンテンスの安心感は魅力的、それは分かっているけど依頼できないって方も多いですよね。
金額が高い、手持ちの時計が古くてメーカーでは修理やオーバーホールができなかった、そういった方は時計修理専門店や分解掃除ができる時計店に依頼をすることをオススメします。
ここからはメーカー以外でメンテンスを考えてる人に参考にしてもらえればと思います。
インターネットでオーバーホールや修理先を探していると意外に見逃しがちですが、メンテンス終了後の品質保証期間はとても大事です。
オーバーホールをしてもらったのは良いが手元に戻ってきて使っていたらまた調子が悪くなった。これでは困りますよね。
依頼先によって保証の長さは異なるので、チェックするポイントになります。
メーカーにもよりますが世紀でオーバーホールや修理を行うと品質保証期間を2年から1年に設定している所が多いです。
修理専門店や時計店の場合は少ない所で3ヶ月、通常は半年から1年に設定している所が多いです。
メンテンス後の保証は当然長い方が良いので、できるだけ1年に近いまたはそれ以上の所でオーバーホールや修理の依頼をする事をおすすめします。
限られたところになりますが修理業者や時計店のなかにはメーカーでメンテンスを断られてしまったアンティークやヴィンテージなど古い時計にのメンテンスをしている所もあります。
古い時計に関してては3ヶ月から半年の品質保証期間を設定している所が多いです。古い時計は今の時計より耐久性が弱いためです。
ホームページが綺麗だと見ていて安心してしまいますが、時計のメンテンスでは技量や保証期間が安心するべきポイントですよね。
ホームページが綺麗でも、品質保証期間が1ヶ月では不安です。
メンテンス後の保証期間はチェックしてください。
時計のオーバーホールや修理は私たち依頼側には直接見えないところで作業をしているので、どんな人間が、どんな事を行なっているか分かりません。
そのため、できるだけ作業を行う人間の詳細を知る事が必要です。「どんな人が作業を行うのか」を知る事は信用や安心に繋がります。
日本では時計のメンテンスを行う人の為に時計修理技能士という国家試験やCMWという公認上級時計師の称号が用意されています。
しかし、これらは任意のため試験を受けていない人間でもオーバーホールや修理を行う事ができます。
国家試験や称号が無いと選んではいけないのかというと、そんな事はありません。試験を受けていなくても長い下積みをしてきて技術や知識を磨いた熟練した人もいますが、技術や知識がある人か無い人か依頼側にはわかりずらいです。
そのため時計修理技能士やCMWの称号がある人をポイントにすると基準ができるので判断しやすくなります。
試験に合格していない人間が時計修理技能士やCMWと称することは禁じられています。どういった所に依頼していいか分からないときには、どんな資格や称号をもっているかを調べるのはことをオススメします。
依頼する側には分解掃除の作業は見えません、仮に見れたとしても技量が有る無いが分かる人は少ないと思います。国家試験や資格や公認上級時計師の称号を持った人は一定の試験に受かった証です。大切な時計のメンテンスを依頼する上で、どんな人が作業を行なってもらうか調べる事は大切なポイントになります。
基本的には資格や称号はホームページに記載されていますし、記載が無くて気になるようでしたら電話で訪ねてみてもよいと思います。
オーバーホールや修理では劣化した消耗部品や破損した部品などを交換する事があります。この時に純正部品を使い交換してくれる所とメーカーの社外部品のジェネリックパーツを使用するところがあります。
どちらでも良いやって方もいますが拘りがある人もいますよね。
交換部品があった場合は純正パーツを必ず使って欲しいって方は、依頼前にしっかり確認する必要があります。
メーカーによって判断は変わってきますが例えばロレックスの場合、社外部品を使った場合は、次回メーカーでメンテンスする時にジェネリックパーツを全て外され新しい純正部品に交換されるされます。
メーカーが一番安心だと冒頭で書きましたが、そのメーカーも修理業者に外部委託をして一部メンテンスを行なっています。
例えばゼニスや、タグホイヤー、ブライトリングなど有名な機械式時計のメーカーだとしても外部委託をしています。
外部と聞くと少しイメージが悪くなってしまいますが、熟練した知識と技術がある所へ依頼をすれば、安心して頼めますしメーカーより安く費用が抑えられます。
熟練者した修理技師や職人はいますが 十分な経験を積んでいてもその技量は様々です。
一般的な3針時計のオーバーホールは得意だけど、ストップウォッチ付きのクロノグラフは苦手な人など得意不得意もあります。
私のオススメの修理専門店はこちらの記事に纏めてあります。
メーカーより2、3万円安く純正部品でオーバーホールが受けれますし、保証期間も通常モデル1年間アンティークの場合半年と長いのでおすすめです。
作業する人間も上級技能者と位置付けされている時計修理技能士1級の方が分解掃除をしてくれるのでオススメです。
合わせて読んでください。
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