ウブロのオーバーホールを安く安全に出来る修理専門店を探してる人は多いと思います。
特に並行輸入品の場合メンテンス料金1.5倍の価格になるので正規のメンテンスセンターでなくても良いって方は多いですよね。
ウブロに限らず、ゼニス、タグホイヤー、ブライトリングといったLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)のグループの時計ブランドは並行差別があります。
購入時は価格が安いので並行輸入品を購入したけど、メンテンス料金が正規の1.5倍になるとは知らなかって方もいるんじゃないでしょうか。
LVMHのメンテンスセンター以外でも優秀な時計修理専門店であれば安く安全にオーバーホールを行ってもらえるので、どんな所がなぜ良いか詳しくまとめたので参考にしてみてください。
ウブロのメンテンス価格はいつかは決まっていませんが2018年に変更される予定があります。おそらくもう少し高くなるかと思います。
その他複雑機構は要見積もり(複雑機構とアンティークの一部はスイス対応)となっています。
ウブロは1980年に創業された時計メーカーなのでアンティークといえる物はまだ無いはずですがそういう事みたいです。
ウブロのオーバーホールの料金を見て出したくないなって思った方もいるんではないでしょうか。
オーバーホールにお金をかけたく無い。って気持ちはとても分かりますが、怠ってしまうとムーブメント(時計の中身)にとって良くないです。最悪寿命を縮めてしまう結果になる事もあります。
機械式時計はムーブメント全体の動きをスムーズにするために多くの潤滑油が使われています。粘りがある油から、軽い物、グリスタイプの物など、場所によって使い分けているのですが、この油が時間と共に揮発や劣化してしまいます。
キーキーと、うるさい自転車を見た事ありませんか?あの音は油が揮発や劣化してしまいチェーンとギアが強く擦れあっている音です。
時計は自転車ほど大きくないのでキーという音は聞こえませんが機械式時計にも同じ事がいえます。
油の状態が悪いまま時計を動かし続けると、パーツ同士が強く擦れ合うので金属が擦れ削れてしまいます。このことを摩耗といいます。
パーツが摩耗すると金属粉が出てしまい金属粉と油が混ざりあって研磨剤のような働きを起こしてしまい更に摩耗が進んでしまいます。
結果、時計の精度が悪くなり、メンテンスをする事になるわけですが、摩耗したパーツは交換しなければいけないので、余計に料金が掛かってしまいます。
どの時計でも、裏蓋やプッシュボタン、風防(ガラス)にはパッキンというゴム製のパーツが使われています。上の写真がパッキンです。
パッキンは時計内部に水や湿気が入るのを防ぐ役目をしているのですが、ゴムなので定年劣化してしまいます。
時間がたったゴムはベトベトしていたり、ひび割れていて弾力性がないですよね。
パッキンもゴム製なのでいつかは劣化します。劣化したまま時計を使っていると、湿気が中に入ってしまいムーブメントが錆びてしまう事に繋がります。
そのまま放置してしまうと最悪の場合修理不可能というケースもあります。
オーバーホールではパッキン交換を必ずしてもらえます。
オーバーホールにお金をかけ無かった為にパーツの摩耗や劣化を起こし結果余計にメンテンス料金が掛かる事になってしまいます。
当然ですが一番安心してウブロの時計をメンテンスしてもらえるのはLVMHのカスタマーサービスです。自社製品なので知識が豊富で安心してメンテンスしてもらえます。
しかし、予算的に厳しいって方も多いです。時計修理専門店でも技量があり優秀な修理工房であれば問題ありません。
修理工房と一言でいっても様々な所があり、技量が高い所はメーカーや高級時計店などの、委託メンテンスを行っています。
スイスの基準に沿った専任トレーニング検定が用意されていますが、ウブロも委託でメンテンスを行っています。
意外に思う方も多いと思いますが、時計修理専門店にメンテンス外部委託をしているブランドは多いです。
ロレックスやグランドセイコーのように100人を超えるメンテンス部門があるメーカーは全ての作業を自社内で行えますが、LVMHのウブロ担当人数は2017年の時点で5人です。
メンテンス部門が小さいメーカーは外部委託でメンテンスをおこなっています。
ちなみに、ブライトリングやタグホイヤーも外部委託メンテンスをしています。
個人的にはメーカーでも時計修理専門店を使っているし、価格も2、3万円安くおすすめです。
外部でオーバーホールを行った人の口コミをみると、傷がついたり平均日差が遅れるようになったとか色々と書いてありますよね。
時計のオーバーホールは技術的作業です。
ウブロの自社ムーブメント、ウニコの分解掃除ができる時計修理技師もいれば、ETAムーブでないとオーバーホールできないって方も当然います。
ムーブメントによっては分解ができないのは仕方ないのですが作業が雑な方もいます。
例えばドライバーやピンセットは使ったあと必ず手入れをする。たいした事に感じないかもしれませんが、手入れを怠った事でネジに傷がついたり潰したりしまう事があります。
時計の価値は値段だけありませんがウブロのようなハイブランドは、丁寧で技量がある時計修理技師に以来する事をおすすめします。
時計の修理を行う人の為に日本では時計修理技師という国家資格の技能検定制度があります。ただし任意のため時計修理専門店の中には時計修理技師では無い人もオーバーホールを行っています。
国家資格を取得していない人はオーバーホールの技術が無いという事ではありませんが、ウブロのような高級時計を初めて外部に以来する時はどんな所なのか心配になりますよね。
時計修理技師という国家資格を一つの目安にしても良いと思います。
時計修理技師には3級から1級まであり1級時計修理技師は上級技能者として位置付けされています。
1級の取得には7年以上、又は3級合格後4年、2級合格後2年の実務経験が必要になりますので、しっかり実績がある人のみ試験を受ける事ができます。
私がおすすめしている修理工房は時計の修理技師1級の方がオーバーホールを行っていて、メーカーより価格が2、3万円安いです。
時計が手元に届いてからの品質保証も1年間ありますし、交換パーツがあった際もメーカー純正の品を使っています。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります
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