ドイツの時計メーカーと言えばユンハンスを思い浮かべる人は多いと思います。
日本ではマックスビルのシリーズが有名ですよね。バウハウス調のシンプルさが美しい、ドイツを代表する時計です。90年代には手巻きの三針時計で3〜4万円前後で日本で販売されていたようですが、現在は正規店では13万円で販売されてますね。
機械式時計全体の価格が上がっていますが、マックスビルはちょっと上がりすぎですね。
現在のユンハンスの正規代理店ユーロパッションになります。エポスやオリス、ジェイコブなんかの代理店もされています。
マックスビルは代理店が変わる毎に値上がりしているイメージがあります。あまりに高いので並行入品を購入している人も多いと思います。並行輸入品だと半額くらいで購入できますよね。
ユンハンスの修理やオーバーホールを行うのであれば、世紀代理店のユーロパッションは安心ではありますが並行輸入品や保証書が紛失している場合をメンテナンス料金が高額です。
マックスビルの手巻きの場合オーバーホールの料金が税抜き69,000円になります。正規品で保証書がある場合は23,000円になります。クロノグラフ(クロノスコープ)になると更に高くなると思います。
いわゆる並行差別ですね。また見積り後キャンセルした場合、手数料として2,000円請求されるのも地味に嫌ですね(笑)
ユンハンスはマックスビル以外にもフォームやマイスタークラシックというシリーズがありますが同様に並行差別があります。
マックスビルにはクォーツ式(電池式時計)のラインアップもありますよね。
電池式時計も機械式時計同様に歯車を使っているのでオーバーホールが必要になります。
機械式時計は3〜5年に一度のオーバーホールが推奨されていますが、クォーツ式の場合は6〜8年でも問題ないかと思います。
https://17jewels.info/
時計のオーバーホールはメーカーや世紀代理店でなくても、修理専門会社で行なうことができます。
修理専門会社の場合ユンハンスは20,000円から30,000円の間で行なってる所が多い印象です。
時計の修理専門店は数多くありますが、何処でも一緒という訳ではありません。
オーバーホールや修理では分解組み立てが必要になります。技術職になるので、行う人間によって良し悪しが変わってきます。
技量が低い人間がメンテナンスを行なった場合、調整が悪くその場では動いているが、しばらく経ってから遅れや進みを生じたり、ドライバーの使い方が悪くネジ山を潰されるなんて事があります。
ユンハンスのように歴史があり長く使っていきたい時計は、技量が確かな職人にオーバーホールや修理の依頼する事をおすすめします。
ユンハンスのムーブメント(内部機会)はETAといってメンテナンスのしやすさが特徴的なスウォッチグループのムーブメントをベース作られています。
現行品では【Cal.J805.1】【Cal.J880.2】【Cal.J800.1】の3種類のキャリバーがユンハンスでは使われています。全てETAムーブを改良したもので比較的メンテナンスがしやすいとされています。
下の記事では私のおすすめの修理工房をまとめています。
修理専門店の中ではホームページでいいことばかり書いていても技術が駄目な所もあります。
中でもリンク先の記事の一番下で紹介しているcraftworkers(クラフトワーカーズ)ではそういったトラブルを避けるために、時計職人の技術者歴や、時計修理の国家試験や国際試験の取得者なのかなどプロフィールを確認して職人本人に見積もり依頼やメンテナンス依頼ができます。
一般的に時計のオーバーホールや修理は、預けた後どの位の技量の人間が分解組み立てするのか分からないですがクラフトワーカーズでは受ける人間を見て判断できるので安心できます。
劣化や破損のてめ交換部品が必要な場合もメーカー純正部品をしようしてもらえますし、価格も正規代理店やメーカーより安くおすすめです。メンテナンス終了日から1年の品質保証もつきますので安心して依頼ができます。
現在は3人の職人が在籍していますが、時計修理技能士1級の方や、機械式時計の高い技術水準の保持を目的としているウォステッププログラムを認定した職人が在籍しているので、安心して依頼できるかと思います。
このひとに、大切な時計を分解してもらいと心から思える技術者を是非探してみてください。
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