腕時計をオーバーホールに出すと、その間は手元に時計が無いので不便ですよね、どのくらいの期間で戻ってくるのか納期が気になる人は多いと思います。
この記事では価格を含め納期がメーカーと修理専門店ではどのくらい違うのか比較しているので参考にしてみてください。
おもな依頼先は以下になります。
オーバーホールや修理は、お近くの電気屋やデパートのような所でも行う事ができますが、個人的にはあまりおすすめはしていません。
できれば、国内のサービスセンターか修理専門店がおすすめです。
電気屋やデパートの時計売り場にオーバーホールや修理の依頼したとしても、そこでは窓口の業務だけとなる事が多いです。
オーバーホールは技術的作業なので優れた修理技師を配備しなけらばならないし、作業を行う機材や場所が必要となります。
修理技師や設備が自社で整えられている電気屋やデパートであれば良いですが、実際はそういった所は少なく、預けた時計は修理専門店かメーカーに送られる事が多いです。
この場合、電気屋やデパートが間にはいるため納期が掛かるし、仲介手数料が掛かるのであまりおすすめしていません。
直接メーカーや修理専門店に依頼するより1〜2割程度料金が高くなることが一般的です。
メーカーに時計が送られる場合はメーカーの基準の納期になり修理専門店の場合は1ヶ月前後の納期になることが多いです。
メーカーや輸入代理店の場合は、その企業によって全く納期が異なります。
タグホイヤーのように3〜4週間の所もあれば、コンコルドやオーデマピゲだと2ヶ月から3ヶ月かかってしまいます。
複雑な機構の時計の場合は日本で修理やオーバーホールが行えないので本国に送られ納期は長くなります。
国内のカスタマーセンターや輸入代理店のオーバーホールの納期と料金を纏めました。
ウブロのオーバーホールの料金は手巻き時計、自動巻き時計は1万8000円から5万8000円と公式ページでは設定されていまうす。
クロノグラフだと2万4000円から8万4000円前後になります。幅が広すぎてあまり参考になりません。
機械式時計の手巻きが15万円から、自動巻き時計だと24万8000円です。
トゥールビヨンは39万7000円,ミニッツメーターは50万円からになります。
1本が300万円以上の時計なので、オーバーホールの料金も高額ですね。おそらく本国のスイスへおくられてメンテンスされる事になります。
手巻き自動巻は5万円から、クロノグラフは6万5000円からになります。
オーデマピゲのオーバーホール手巻きの料金は6万5000円から、自動巻きは8万7000円から、機械式クロノグラフは13万円からパーペチュアルカレンダーは15万7000円からです。
オーデマピゲは日本国内のサービスセンターがあるのに納期が2ヶ月からととても長いです。
手巻き時計,自動巻時計3万9000円からクロノグラフは5万8000円から電池式の時計は2万8000円からです。
一般的なオメガの時計は国内のスウォッチグループジャパンでオーバーホールや修理が行われますが、オールドピースやセンタートゥールビヨンは本国におくられるので更に納期がかかります。
クストスのオーバーホールの納期は複雑機構を除いてて5週間になります。
料金は自動巻6万8000円、クロノグラフ9万2000円と設定されいます。
スプリングドライブだと、もう少し納期がかかるのかもしれませんが、グランドセイコーのオーバーホールの納期は1ヶ月と公式ホームページには記載されています。
手巻き時計,自動巻き時計の料金は4万2000円から、電池式のクォーツ時計は3万6000円から、スプリングドライブは4万7000円、スプリングドライブのクロノグラフは7万4000円と設定されています。
手巻きや自動巻きの時計は修理専門店の方が価格がやすくおすすめですが、スプリングドライブのオーバーホールを受けている所は私が探したかぎりありませんでした。
手巻き時計とクロノグラフは6万円から、自動巻き時計4万円から、電池式クロノグラフ5万円からと設定されています。生産終了してから10年までは輸入代理店であるヨシディアがオーバーホールや修理を行いますが、10年以上経っている時計に関しては本国のスイスにおくられます。そのため納期は更にかかります。
機械式だと4週間、電池式だと2週間、せいぜいこのくらいの納期が良いって思っている人は多いんではないでしょうか。
料金は自動巻き時計,手巻き時計4万8000円か8万8000円、クロノグラフだと6万8000円から10万2000円、クォーツだと3万4000円から4万8000円クロノグラフだと4万1000円に設定されています。
スイスの高級時計だけありオーバーホールの料金は結構しますよね。
タグホイヤーのオーバーホールの納期はどのモデルでも3〜4週間になります。
料金は手巻き時計,自動巻時計は4万8600円から6万3180円、機械式クロノグラフだと6万4800円から8万4240円、クォーツ時計は3万2400円、クォーツクロノグラフだと4万8600円に設定されています。
しかし、正規品の購入だとエドワードクラブの会員に自動的に入っているので上の金額の30%割引になります。並行輸入品のタグホイヤーの場合は上に記載した金額です。
ティファニーの場合は、どのモデルでも納期は5週間です。
料金は手巻き時計,自動巻き時計は6万5000円からで、機械式クロノグラフだと7万5000円、電池式時計だと4万3800円に設定されています。
ミニッツメーターとトゥールビヨンは日本でのオーバーホールと修理が不可能なので本国におくられます。
そのため5週間の納期以上かかります。
フランクミュラーのオーバーホールの納期はどのモデルも5週間です。
料金は手巻き6万6000円、自動巻7万2000円、自動巻クロノグラフ9万6000円、電池式クォーツ4万2000円、電池式のクロノグラフは6万6000円です。
特殊機構でもオーバーホールと修理はワールド通商で行えますが、エテルニアスとメガ4はスイス本国送りになります。
料金は手巻き時計,自動巻き時計1万7000円から11万5000円、機械式クロノグラフは2万円から8万4000円、電池式のクォーツ時計は1万1000円から6万円と幅が広いです。
ミニッツメーターと新型ムーブメントとアンティーク時計の3種は本国で見積もりとメンテンスになります。
ルイモネは、どのモデルでもオーバーホールの納期は2ヶ月です。
料金は手巻き、自動巻き6万円、機械式クロノグラフは7万円と設定されています。ルイモネの場合、オーバーホールや外装磨きといったメンテンスは基本的に外注対応になりますので、優秀な修理専門店があればムラキではなく別に依頼しても良いと思います。
リシャールミルのオーバーホール納期は6週間です。複雑機構だけ8週間になります。
何千万もする時計が大いので、勝手なイメージだと2〜3ヶ月かかりそうですが、意外に早く6週間です。
オーバーホールの料金は手巻き時計、自動巻時計30万円から、クロノグラフ45万円から、トゥールビヨンをは除いた、複雑機構は80万円からです。
ロレックスのオーバーホールの納期は見積もり承認後4週間です。
料金は手巻き時計、自動巻き時計は4万4000円前後、 機械式クロノグラフは6万円前後になります。
修理専門店もメーカー同様に、その会社によって料金が変わってきますが、ほとんどの場合はメーカーより20〜50%ほどメーカーより安く設定している事が多いです。
納期はアンティークモデルなのか現行モデルかで異なりますが交換パーツがすぐに手に入る場合だと3週間から4週間の納期を設定している会社が多いです。
アンティーク時計の場合は部品を制作する必要があるケースがあり、その場合は1ヵ月〜1ヵ月半をみておくと良いと思います。
メーカーや輸入代理店意外でオーバーホールや修理の依頼をするに抵抗がある人も多いと思いますが、個人的には修理専門店の方が料金が安く納期も早い場合が多いのでおすすめです。
ただし、メーカーや輸入代理店ではないのでトラブルを避けるためにも依頼先の見極めは大切になります。
高い知識があり経験が豊富な技術者が在籍している修理専門店は、メーカーからオーバーホールや修理の委託を受けいます。
メーカーが修理専門会社にメンテンスを依頼する事は割と一般的でタグホイヤーやブライトリングといった有名な時計メーカーでもおこなっています。
上で説明したデパートの時計コーナーも、こういった技術が高い修理専門店へ委託をしています。
一口に修理専門店といっても色々な所がありますが、技術力が高くメーカーやデパートから信頼を得ている所もあるので、外部にメンテンス依頼をする場合はこういった所へ依頼する事をおすすめします。
こちらの修理専門店では国家試験である時計修理技師1級の方が、全ての時計のオーバーホールや修理を行なっています。
手元に時計が戻ってからの品質保証期間も1年間と長期なので安心して依頼できるます。
この記事では、おすすめの修理専門店を2社紹介していますが、1つの会社は3,4ヶ月の納期で1つの会社は1ヶ月の納期になります。参考にしてみてください。
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