電池の力で動いているクォーツ時計は短いものだと2,3年、長いものだと10年前後で電池が切れてしまいます。
時計を5、6本コレクションしているけど普段は1、2本しか使わないって方も多いですよね、普段はあまり使わない時計をいざ使おうとしたら電池が切れていた。こんな経験をした事がある人も中にはいるんではないでしょうか。
クォーツ時計は電池が切れたままにしておくと、液漏れを起こしてしまい故障に繋がる事がありますので注意してください。
電池切れに気づいたらなるべく速やかに交換、また時計を使わないでのであれば電池だけ抜いておく事をおすすめします。
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当然ですが購入したばかりの時計には電池が入っていますよね。
ブランドにもよりますが、最初に入っている電池は動作確認の為だけに作られた容量が少ない電池って場合があります。
そのため半年〜1年経たずに電池が切れてしまう事があります。取り扱い説明書を読むと2年と書いてあるのにすぐに電池が切れてしまった。こんな相談をされた事が何度もありますが、動作確認用の電池が入った時計の場合購入後すぐに時計が止まってう事が考えられます。
半年ほどで電池が切れるとは知らずに、放っておいたらいつの間にか電池が切れて液漏れしてしまった。なんて事にも繋がりますので最初に入っている電池は動作確認用の場合があるって事を覚えておくと良いと思います。
クォーツ時計のなかで電池の液漏れを起こすと時計が故障する可能性があります。
通常の使用状態でも使用推奨期限が過ぎた電池を使った為に液漏れを起こす事がありますが、多くの場合使い終わった電池をそのまま放置しているため液漏れを起こしているケースが多いです。
液漏れをしてしまうと電池からアルカリ性の液が漏れてムーブメント(内部機械)に触れてしまって腐食したり錆びてしまう事に繋がる可能性があります。ムーブメントの中でも電子回路が腐食してしまうと部品を交換しなければいけなくなり修理費用も高くつきます。
電池が切れてすぐ交換すればこんな事にはなりませんが、長期放置するとこういった事になりやすいです。具体的にどのくらいの期間で液漏れをするのかは決まっていませんが、できるだけ速やかに切れた電池を抜きましょう。
引用元:https://toast-tech.com/blog/?p=3345
液漏れした場合は電池を取り出し汚れを拭き取って新しい電池に交換しただけ動作する事もありますし、動かない事もあります。動かない場合は分解掃除が必要になります。
仮に電池交換だけで針が動いたとしても、その後漏れたアルカリ性の液や成分がまだムーブメント内部に残っていて歯車にひっかがり時刻の遅れや止まり繋がる事もあるので、本来であれば液漏れした時点で分解掃除(オーバーホール)を行うのがおすすめではあります。
オーバーホールでは、時計をパーツごとに分解し汚れを落とし潤滑油を差しながら組み直す作業です。オーバーホールを行う事で時計は正常な状態に戻ります。
液漏れにかぎらず価格の高いブランド時計や、思い出があり長く利用したい時計であれば定期的にオーバーホールする事をおすすめします。
分解掃除にしても電池交換にしても、以来先がメーカーのカスタマーサビスか時計修理専門会社なのかで価格は変わってきます。電池交換だけの場合は1500円から5000円前後の料金ですがオーバーホールの場合は2万円前後かかります。
2万円前後かかるので比較的安価な時計は買い換えてしまう人が多くオーバーホールを行う人は少ないです。
時計が液漏れしてた場合、一番安心なのはメーカーのカスタマーサビースになります。
メーカーのカスタマーサビースであれば液漏から腐食したり錆びてしまった部品があったとしても交換を行なってもらえます。
ただ料金が高額だったり古い時計だとメンテンス自体を受けてもらえない事が多いです。
個人的には時計の修理専門会社への以来もおすすめします。
例えば電池交換の場合カルティエの世紀カスタマーセンターであったらでは5,130円、オメガの場合スウォッチグループジャパンで4,200円になります。
修理専門会社であれば、1,500円から2,000円で行えます。オーバーホールに関しても、修理専門会社に以来すれば3、4割安く行なってもらえます。
こちらの記事では世紀のメンテンス料金より安く依頼できて、技量が高く安心できる修理工房を紹介しているので是非参考にしてみてください。
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