タグホイヤーとモータースポーツの関係は深いものがあります。
古くは1930年代にさかのぼりクロノグラフなどの機能開発も伴って密度の濃い関係を築いていきます。
フォーミュラーレーシングチームとのかかわりに始まり、タグホイヤーが1971年に腕時計等の計測装置を提供し自動車メーカー以外で初のモータースポーツスポンサーになったことで、ホイヤーとモータースポーツの関係はより強いものになって行きます。
そして1985年、タグホイヤーはマクラーレンレーシングチームのスポンサーに就任し、翌年1986年にマクラーレンのドライバーたちの品質テスト協力によって誕生したレーシングウォッチがフォーミュラー1として誕生します。
そしてマクラーレンのドライバーたちがこぞって身につけたことでフォーミュラー1は大ヒットを記録し、タグホイヤーの重要なコレクションの一つとして現在も現行モデルとして活躍しています。
どんな状況下でも読みやすいダイヤルと独特なスポーティーデザインがフォーミュラー1の一番の特徴でそのデザインはレースカーのコクピットにインスピレーションを得たといわれ、華やかなインデックスと針が別格の視認性とスポーティーな印象を与えています。
さらに正確なクロノグラフとタキメーターがプロのモータースポーツの現場で抜群の信頼度を誇り、長い間に渡ってドライバーの腕に身に着けられています。
レーシングドライバーにとって腕時計は瞬時に情報を知ることができる大切なツールであり、欠かすことのできない道具でもあります。
特にタキメーターやクロノグラフの機能はレーシングの現場に大きな影響を及ぼしています。タグホイヤーフォーミュラー1は薄型軽量を目指したためにムーブメントには精度の高いクォーツ式ムーブメントが採用されています。
ですのでタグホイヤーの他機種に比べるとメンテナンスに関しては比較的容易ではありますが、それでも7~8年以上使用期間の経つムーブメントになるとやはりオーバーホールが必要になります。
特にクォーツムーブメントは高精度の上に薄型軽量を持ち味としているのでムーブメントがパッケージ型になっている分、部品の精密度が上昇し部品交換の確率が高くなります。ですのでフォーミュラー1にとってはオーバーホールは必須事項といってよい作業といえます。
ではタグホイヤーフォーミュラー1を正規サポートにオーバーホール依頼すると一体料金はどのくらいになるのでしょうか。
実際にはオーバーホールのみの料金で45,375円~、クロノグラフで63,525円~になっており、クォーツ腕時計としては少々高額な気もします。しかし、クロノグラフを搭載していることとタグホイヤーの業界トップクラスの精度を維持することを考えると良心的な料金設定ともいえるでしょう。
さらにタグホイヤー専門の熟練したスタッフが作業を担当し、料金に関しては部品交換が必要なものに関してや修理作業が生じたものに関しては別途料金がかかってきます。
特にフォーミュラー1のようにタキメーターやクロノグラフ機能を搭載しているモデルの場合には部品が精密なぶん、部品交換は必ず生じてくると考えられますので、総計してオーバーホール料金に関しては3針の50,000円~クロノグラフで900,000円前後をあらかじめ予想しておいたほうが良いでしょう。
またタグホイヤーには正規サポートでオーバーホールされた物の場合、修理保証がつき一年間は防水・動作保証がつきますのでこういったアフターサービスの充実度も正規サポートを利用する魅力になっています。
海外高級腕時計に関して良く言われているのが正規販売店と並行輸入で購入した腕時計にはアフターサービスで大きな差がつくといわれています。
いわゆる並行差別というもので、正規販売店で購入したもの以外の並行輸入品に関しては修理を受け付けない事実や、受付した場合でも大幅に高額な料金を請求されるなどが挙げられます。
ではタグホイヤーフォーミュラー1の場合はどうかというと修理そのものは保証書があり本物であることが証明されれば受け付けてくれますがあくまで正規料金のままになります。
タグホイヤーの場合、正規代理店購入品に関しては特典が設けられておりタグホイヤー独自のエドワードクラブへの入会でメンテナンス料金が30%割引になる特典があり、さらにオーバーホール後も1年間は防水・動作保証もついています。
並行輸入品にはこのような特典は与えられないので、並行輸入品を購入した場合には正規サポートへ出すよりも腕の良い腕時計修理専門店に依頼するほうが、融通も利きますし良い結果になる場合が多いのでおすすめです。
並行輸入品の場合や予算の関係、オリジナルの状態を保ちたいために正規サポート以外にオーバーホールを依頼する場合、腕の良い腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼するのも良い方法といえます。
幸いわが国には腕時計修理専門店が非常に多数存在しますので良い腕時計修理専門店に出会えればよい結果が得られるでしょう。
では腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼した場合、料金はどの位になるのでしょうか。
修理店によって差はありますが平均相場を見てみるとクォーツ式で27,000円~、3針機械式時計で35,000円〜機械式クロノグラフで45,400円~といった価格になっており、正規サポートのからり安い料金に設定されています。
腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼するメリットですが、何といっても破格に安い料金が挙げられます。
正規サポートの半額近くでオーバーホールが受けられるのはやはり魅力です。さらに納期が早く3〜4週間で仕上がるのも大きな魅力です。逆にデメリットとしてはタグホイヤー専門の技能士が作業を担当するわけではないので安心感に不安が残ること、そして修理作業や部品交換が生じた場合に純正パーツではなくジェネリックパーツが使われる場合があること、さらに仕上がりに関しては担当する技能士の技量によってバラつきが見られることなどが挙げられます。
ですので腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼する場合には格安な料金なりのリスクも考えて依頼しなくてはならず、良い結果を得るためには腕時計修理専門店のレベルや担当してもらう職人までの見極めが重要になってきます。
タグホイヤーフォーミュラー1のようにクロノグラフやタキメーターなどの特殊機能を搭載しており、しかも精密度の高いムーブメントを採用している腕時計をメンテナンスする場合にはやはり正規サポートにオーバーホールを依頼するのが賢明な方法です。
正規サポートであるLVMHウォッチジュエリージャパンへオーバーホールを依頼するということは安心と信頼度に対価を支払うということですので、価格が高いと感じなければ依頼しない理由はありません。
しかし予算的な問題がある場合は、要望に融通の利く腕の良い腕時計修理専門店を利用すると良い結果が得られる場合がありますので、それも良い方法の一つといえます。
しかし日本には腕時計修理店の数が多すぎて一体どの腕時計修理専門店に預ければよい結果が得られるのか不安に感じている人も多いに違いありません。
下の記事ではおすすめの修理専門店を紹介しています。
中でもクラフトワーカーズという時計修理専門サイトでは複数の時計修理店から厳選した優秀な技能士を複数ピックアップして掲載しており、依頼する側は複数の技能士に一括見積りを取り本当に納得の行く技能士にオーバーホールをお願いできるようになっています。
さらにこのサイトでは紹介している技能士の修理担当暦や取得資格、そして所属会社まで公開しているので安心度が高く、興味のある人は一度覗いて似ると良いでしょう。
こちらの記事の一番最後で紹介しておりますので、合わせて参考にしてみてください。
タグホイヤーフォーミュラー1のようにクロノグラフやタキメーターなどの高度な機能を持ち、高精度なムーブメントを搭載している腕時計を正規サポート以外の腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼する際にはタグホイヤーの知識が豊富で技術が高く、本当に信頼の置ける腕時計修理専門店に依頼するのがおすすめです。
腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼する場合、とにかく注意して腕時計修理専門店を注意して見極めて依頼するようにして下さい。
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