レーシングの世界に魅了された腕時計ブランドは数多く存在しますが、タグホイヤーほど深い関わりを持ったブランドはそう存在しないのではないでしょうか。
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自動車メーカー以外で初のモータースポーツスポンサーになって以来、タグホイヤーの発信するレーシングウォッチは多くのプロドライバーに愛用されレーシングの現場で絶大なる信頼を勝ち得てきました。数々の名品を生み出してきたタグホイヤーのターニングポイントになった腕時計、それがタグホイヤーモナコです。
タグホイヤーモナコはあらゆる意味で革新的な腕時計として登場し、その斬新なアイディアと先進性と極めた機能は驚きを持って世界に迎えられました。まずスクエアケースを使用した世界初の防水時計であり、さらに自動巻きクロノグラフとしても世界初の腕時計として登場しました。
このモナコはその独自性でレーシングウォッチとして歓迎されましたが、その人気を決定付けたのが1971年に公開されたモータースポーツ映画「栄光のル・マン」で主演のスティーブ・マックィーンが実際にモナコを身に付けて全てのシーンを撮影した事で世界的にモナコの名前は知れ渡ることになります。
当時としては珍しいデザインであった角型ケースを敢えて採用したタグホイヤーの先見性とスクエアケースの防水を施す高い技術、当時新開発であったキャリバー11の素晴らしいクロノグラフ精度の高さが結晶し今までの腕時計には無い魅力を発揮し、現在も通好みのクロノグラフウォッチとして人気を博しています。
タグホイヤーモナコのように精度の高いクロノグラフ機能や機械式ムーブメント、そして加工が難しいといわれるスクエアケースへの防水加工など高性能の腕時計を永く愛用するためには定期的なメンテナンスが必要になり、特にオーバーホールに関しては必須事項といえます。
一般的には3~5年以上使用期間が経過した機械式ムーブメントの場合、オーバーホールをしなくてはいけない時期に入っているといえます。
ではタグホイヤーモナコの場合正規メーカーにオーバーホールを依頼した場合にどのくらいの料金がかかるのでしょうか。
ノーマルクォーツ式 | 41,250円~ |
自動巻きクロノグラフ | 94,050円~ |
になっております。
正規サポートにオーバーホールを依頼するメリットとしてはタグホイヤー専門の熟練したスタッフが作業を担当するので安心感が非常に高いこと、作業の中で部品交換や修理作業が発生した際には純正パーツが使用されること、修理作業完了後には一年間の防水・動作保証がつくことなどが挙げられます。
逆にデメリットになる点は割と高額な料金設定、納期が最低でも一月以上かかるところや部品保有期間を過ぎた<ヴィンテージモデルになると純正パーツのストックが無くメンテナンスを断られてしまう事です。
そして海外高級腕時計に関して良く問題になるのが正規販売店と並行輸入で購入した腕時計にはアフターサービスで大きな差がつくといわれており、いわゆる並行差別というもので、正規販売店で購入したもの以外の並行輸入品に関しては修理を受け付けない事実や、受付した場合でも大幅に高額な料金を請求されるなどが挙げられます。
ではタグホイヤーモナコの場合はどうかというと修理そのものは保証書があり本物であることが証明されれば受け付けてくれますが料金に関してはあくまで正規料金のままになります。
タグホイヤーの場合住んでいる住所に正規サービス受付が無い際には、ピックアップサービスといって直接カスタマーサービスが引き取りと修理完了後の返送まで行ってくれます。
さらに正規代理店購入の場合には特典が設けられておりタグホイヤー独自のエドワードクラブへの入会でメンテナンス料金が30%割引になる特典があり、さらにオーバーホール後も1年間は防水・動作保証もついています。並行輸入品にはこのような特典は与えられないので、並行輸入品を購入した場合には正規サポートへ出すよりも腕の良い腕時計修理専門店に依頼するほうが、融通も利きますし良い結果になる場合が多いのでおすすめです。
タグホイヤーモナコのすでにヴィンテージモデルになっていて正規サポートでは純正パーツの保有がされていない腕時計の場合にはオリジナルの純正パーツが使用できないので、オーバーホールの際に現行の最新パーツが使われることになりオリジナルの価値を下げてしまうことがあります。
このような事態を避けたい場合にはオリジナルパーツのストックを持っている腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼すると良い結果が得られます。
腕時計修理専門店にタグホイヤーモナコのオーバーホールを依頼する場合一体どのくらいの料金がかかるのでしょうか。
修理店によって差はありますが、平均相場で行くと
ノーマルクォーツ式 | 26,500円~ |
自動巻きクロノグラフ | 40,800円~ |
と格安な料金になっており、正規サポートの半額前後になっています。
腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼する大きなメリットとしてはやはり格安な修理料金が挙げられるでしょう。正規メーカーの半額以上の料金は魅力です。
逆にデメリットとしてはタグホイヤー専門の技能士が作業を担当するわけではないので安心感の面で不安が残ること、また時計店によっては純正パーツではなくジェネリックパーツを使ってしまう事です。また、仕上がりは作業を手がける技能士の技術しだいでバラつきが出てしまうことなどが挙げられます。
このようなことから腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼する場合には信頼のおける技術者に依頼することが重要になり、その際には店舗の見極めが大切になってきます。
タグホイヤーモナコのように防水機能を取り付けさらにクロノグラフやタキメーター等の特殊機能を持たせたムーブメントを採用しているモデルをオーバーホールするためにはやはり正規サポートにオーバーホールを依頼するのが得策といえます。
しかし並行輸入品でLVMHウォッチジュエリージャパンでメンテナンスをした場合高額な料金になってしまい予算的に厳しい場合や、古い時計のため受け付けてもらえない場合などには信頼のおける腕の良い技術者に依頼するのも一つの選択肢といえます。
しかし本当に技術が高く、信頼の置ける腕時計修理専門店を見つけるには現状かなり難しいものがあり、専門店選びに苦労している人も多いのではないでしょうか。
そういった際に見極める方法の一つとして資格取得技能士の在籍する腕時計修理専門店を見つけるのも良い手段です。
特に1級腕時計修理技能士の資格は上級資格として登録されていますので信頼度を測る一つの基準になるでしょう。
現在はインターネットなど情報も数多く出回っていますが不確かな情報が多く、かえって混乱してしまうのも事実です。
以下の記事では、おすすめの修理専門店を纏めています。中でも記事一番下で紹介しているクラフトワーカーズはおすすめです。
このサイトではいくつかの時計修理専門店から、厳選した優秀な技能士を複数紹介しており、その技能士の中から一括複数見積りを取ることができます。
一括複数見積りは時計を送ることをせずにできます。また住所や電話番後の入力も無しで非常に便利です。
このサイトでは技能士の修理担当暦や取得資格、また所属会社まで公開しているので安心度が物凄く高いです。
興味のある人は一度覗いてみると良い結果が得られるはずです。
タグホイヤーモナコのように複雑な構造を持ち優秀なムーブメントを搭載している腕時計を正規メーカー以外の腕時計修理専門店にオーバーホール依頼する際には本当に信頼の置ける技術の高い腕時計修理専門店に依頼するのがお勧めです。くれぐれも腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼するときには預ける人の見極めをしっかり行い注意して選択するようにして下さい。
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