時計の修理を断られた。理由は部品がないから?どうすれば良いのか困っている人に

カテゴリ:お役立ち・サポートケア

時計が壊れてしまいメーカーのカスタマーセンターや、時計店に修理依頼をしたけど受け付けてもらえず断られてしまう事があります。

さすがにメーカーで断られてしまうと、もう直せないかなっと思って諦めてしまう人が多いですが、そういった時計でも相談にのってくれて直してもらえる時計店もあります。

何故メーカーであっても直せない時計の修理ができるのか、まとめましたので参考にしてください。

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時計の修理を断られる理由

機械式時計の分解

修理を断られる主な理由は分けて2つになります。

  • 修理部品が無い
  • 修理の技術力が無い

修理を断られた方は「修理部品がありません。」または壊れた時計がクロノグラフやマルチファンクションといった多針の物で「うちでは修理ができません」といった理由で断られてしまってませんか?

場合によっては直せる時計職人がいます。思い出がある大切な時計で、また使いたいと思っているのであれば諦めないほうがよいです。時計の修理をする職人の技量は様々です。

修理部品が無いと言われ断られた

修理部品が無い理由も2つあります。

  • 部品を仕入れる事ができない
  • 部品が廃棄されていてどこにも無い

時計店や修理専門店のなかには必要な修理パーツを仕入れる事ができないため、修理を断る事があります。

部品を仕入れる事ができる時計店と、できない時計店がある

ロレックス純正部品

修理専門店であっても全てのお店が同じメーカーのパーツを仕入れられる訳ではありません。

例えば、近年ロレックスの純正部品の仕入れは、とても難しくなっていますが一部の修理専門店では仕入れる事が可能です。

大きい会社が仕入れられるという理由ではなく、独自の繋がりがある時計店が仕入れができます。場合によっては海外から仕入れてる事もあります。

時計の修理では破損した部品の交換をするのが一般的ですが、必要な交換部品の仕入れができないため修理依頼を断る事があります。

修理部品がメーカーで廃棄されている

どこのメーカーでも基本的には修理部品保有期間を決めています。

  • ロレックス25年
  • セイコー7年
  • グランドセイコー10年
  • ブライトリング10年
  • タグホイヤー10〜15年

ヴァシュロン・コンスタンタンやオーディマピゲといった一部の時計メーカーでは修理部品保有期間は決めていませんが、一般的なメーカーでは修理部品保有期間が決めています。

ロレックスの修理部品保有期間は25年と長いですが、生産終了後10年前後に設定されている事が多いです。

パーツを入手できる、できない以前の問題で、修理パーツがすでにメーカーで廃棄されている場合は修理ができないと断る時計店が多いです。またメーカーも修理部品保有期間がすぎている時計は受け付けられない事が多いです。

お手持ちの時計が古い時計の場合は修理交換パーツが、どこにも無いので修理を断られている可能性があります。

メーカーで修理部品が無くても優秀な職人だったら制作する事ができる

腕時計のパーツ作り旋盤

100年前のアンティーク時計やロレックスのヴィンテージ時計は今尚人気がありますよね。

上で説明したとおり、メーカーでは修理パーツが廃棄されているためオーバーホール(分解掃除)や修理を受け付けてもらえません。

ではどういった人が古い時計の修理やメンテンスを行なっているかというと、旋盤でパーツを制作できる優れた時計職人達です。(上の写真はベルジョン製の旋盤の部品です

技術力がある時計職人は部品保有期間がすぎ廃棄されたパーツでも1から金属を削り制作し修理します。

以前時計職人さんと話していた時にメーカーは時計を開発してそれを販売する所で、私たちはその時計をいつまでも直す仕事だよって言ってました。

ロレックスやオメガは一生物の時計といわれますが、半世紀すぎてもそれらの時計を修理して動かしているのはメーカーではなく修理専門店の優れた職人です。

ゼンマイで動いている機械式時計は修理できるけど、電池式のクォーツ時計は難しい

オメガのクォーツ時計のムーブメント

優秀な時計職人でも電池式の時計の修理をするのは難しいです。

油切れによる歯車の故障やリューズの破損であれば修理できる職人はいますが、電池式時計は電化製品なので基盤や電子回路の故障は時計職人では直せなません。

電池式時計もメーカーで部品保有期間が決められているので、生産終了後10年前後するとメーカーで修理を断られてしまいます。

上の写真はオメガの電池式のシーマースターで20年くらい前のものですが、回路や基盤が故障したら修理は不可能だと思います。

古い時計の基盤や電子回路の故障はメーカーでも修理専門店でも直すことができなきません。

しかし、故障の原因がオイルの固着や歯車の摩耗という事もあるのでメーカーで断られたとしても、一度優秀な職人にみてもらう事をおすすめします。

修理の技術力が無い所は断るし、技術がある所は受け付けてくれる。

ロレックスのサブマリーナ ブラックの精度オーバーホル

時計修理専門店と一口でいっても技量や知識は、その職人によって本当に様々です。

貝でできたシェル文字盤やメテオライトやラピスラズリ(石)の文字盤は割れる可能性があるので、分解できないと断る職人は多いです。

また、シンプルな3針の時計の修理やメンテンスはできるが、クロノグラフやマルチファンクションといった複雑な時計は技術的にできないって人もいますし、時計の修理はパーツ交換でしか対応していないから、アンティークやヴィンテージといった部品制作が必要な修理は受け付けられない修理専門店もあります。

その逆に、メーカーで断られた古い時計でもパーツを制作して修理を行える優れた技師もいますし、どんなに複雑な機構でも分解掃除ができる職人もいます。技量が未熟な人では直す事ができなくても、優れた職人であれば直す事ができるケースが多いのが時計の修理です。

優れた職人がいる修理専門店

時計修理技師

こちらの修理専門店は、アンティークやヴィンテージの時計でも必要なパーツを1から制作して修理する事ができます。

現行品の修理価格もメーカーより3〜4割程度やすくおすすめです。

修理終了後の品質保証期間も1年間と長期なので安心して依頼ができるかと思います。

時計のオーバーホール本当におすすめの2つの修理店

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