120年以上の歴史を誇るスイスのウォッチブランド、ウェンガー。スイスでアーミーナイフ工場を出発点に生まれたブランドで、すぐれたクラフトマンシップ、精密性、機能性を基盤に、現在は品質の高い時計を製造しています。
ウェンガーの時計はスイス製ムーブメントを搭載し、全てスイス国内で製造されいます。ミリタリーテイストのモデル、アーバンなモデル、20気圧の防水性能が備わったタフなモデルなど、志向の異なる商品バリエーションを展開。いずれもステンレススチール316L、本革ベルトなど本物志向の素材にこだわっています。
ビジネスシーンにも日常使いにも適しているウェンガーの時計は、1万円~5万円台から購入できます。手の届きやすい価格でありながら、クロノグラフ、タキメーター、カレンダー機能など高級時計に劣らない機能を多数搭載しているため、高付加価値の時計を求める男性から強い人気があります。もしウェンガーの時計が故障しても、「この価格なら新品を買い替えてもいいかな……」という気持ちになるかもしれません。しかし、ウェンガーは高品質なスイスウォッチで、修理すればまた新品同様に使えるようになることがあります。さらに、正規保証3年間という長期保証つき。長く使用できれば、さらに時計に愛着が生まれますよね。
「ウェンガーのウォッチが電池切れかもしれない。電池交換はどのようにすればできる?」
「ウェンガーのガラス部分が破損してしまったので修理してほしい!」
この記事では、ウェンガーの時計の点検・修理を考えている方向けに、修理依頼先の比較とメリット、さらに修理費用の平均相場をご説明いたします。ぜひ参考にしてみてください。
ウェンガーの時計を使用していると、修理が必要となる場面が出てくることがあります。
ウェンガーの修理依頼先は、購入したお店によって異なります。公式オンラインショップの会員に登録して購入したケース、店頭で購入したケースがあり、それぞれ依頼方法が異なるため、このあとで解説します。
まずは、修理が必要となるのはどんな不具合が生じた場合か、そして修理の費用相場を合わせて見ていきます。
ウェンガーの時計が動かなくなってしまったときは、最初に電池切れの可能性を考えてみると良いでしょう。
ウェンガーを購入したタイミングでは、時計の中にはモニター電池が入っています。これは交換してもらうこと前提とした電池なので、一般的な電池よりも早く寿命が切れます。電池交換は自分で行わず、正規サービスを利用するか、近くの時計修理専門店に依頼しましょう。
電池の交換にかかる費用は、一般的に1,000円~3,000円とされています。
ウェンガーの公式オンラインショップは東京ウォッチスタイルというサイトです。こちらでは、TWS会員に登録(登録料・年会費は無料)した方に限定して、電池交換1回無料サービスを提供しています。修理申込フォームから依頼できますので、「電池交換1回無料サービス」を「希望する」欄を選択して、画面の指示に従って入力してください。
「電池は切れてないようだ。でもやっぱり時計が動いてない…」そんなときは、時計の内部に破損または汚れが発生しているかもしれないので、速やかに点検を受けましょう。
時計の内部を点検し、必要な修理を施す作業を「オーバーホール」と呼びます。長年の使用でオイル劣化や汚れがあると電池の持続年数は短くなることもります。
部品に破損が起こっているときは、交換用の新しい部品を購入することになります。そのため、オーバーホールの費用は、点検費用と破損した部品の交換にかかる費用から構成されていると思っておくと良いでしょう。
一般的な時計修理店でのオーバーホールの費用相場は、15,000~25,000円ほどです。
オーバーホールでの点検費用、修理費用などは店舗によって異なりますので、お店に事前に問い合わせるといいでしょう。
クォーツ時計であれば5~6年に一度くらいの頻度で定期的なオーバーホールを行うことをおすすめします。
「時計の風防(ガラス)にヒビが入っている」「ガラス部分が割れてしまっている!」そんなときは、ガラスの交換を行いましょう。
ガラスにひびや割れが発生した場合、汚れや湿気が入りこんだり、ガラスの破片がムーブメント内部に入ったりすることがあります。取り返しのつかない故障になる前に、早めにガラスの修理をしましょう。
一般的なガラス交換の費用は、アクリル風防が6,000円~、ミネラルガラスが10,000円~が相場です。
ストラップベルトの交換、バックル部分の破損修理、ブレスレットベルトのコマ詰め・コマ足し、クリーニングなどは、ベルト修理の対象です。一般的なベルト修理の費用相場は、下記の通りです。
ウェンガーの修理を公式に依頼する場合、公式オンラインショップで購入したか、店頭で購入したかによって依頼先が変わります。それぞれの依頼方法について確認してみましょう。
公式オンラインショップの「東京ウォッチスタイル」でウェンガーの時計を購入した場合に利用できる修理依頼方法です。TOKYO WATCH STYLE REPAIRという、各取り扱いブランドごとの専門技師がいる修理センターに時計を送るため、ウェンガーはウェンガーの専門技師に担当してもらえます。安心ですね。
まずはサイトの修理依頼申込フォームに内容を記入します。修理センターで内容を確認後、時計の送り先を伝える連絡が届くので、時計を緩衝材などにくるんで丈夫に梱包したうえで配送してください(送料は自己負担です)。この時、保証書も同梱しましょう。修理料金が発生する場合は、修理内容と代金の見積もり額がメールで届きます。問題なければ「進行」ボタンを選択しましょう。
修理完了後、メールでお知らせと代金支払い方法の連絡が来ます。支払い情報を登録すると時計が宅配便で返送されてくるので、商品を受け取って完了です。
修理依頼申込フォームには、名前・メールアドレス・電話番号・住所・TWS会員登録の有無・ブランド名・型番(不明でも可)・保証書の有無(保証書が無くても有償修理ができる場合があります)・不具合の詳細や状況の説明・不具合箇所の画像(必須ではありません)などを記入する必要があります。必須項目は間違いのないように記入しましょう。
修理代金の支払い方法には、クレジットカード、AmazonPay、楽天ペイ、代金引換が使えます。また、TWS会員であれば登録や購入の際にポイントがつくので、ポイントを使用して支払うこともできます。
ウェンガーの時計を店頭で購入した場合、修理依頼先は購入店舗になります。上記の修理センターに送ることは原則としてできません(対応してもらえるケースもあるので、気になる方は事前にセンターに問い合わせてみてください)。
購入店舗に修理したい時計と保証書を持ち込めば、対応してもらえます。ただ、購入したお店が自宅周辺などでない場合、わざわざお店まで出かけないといけないという点はデメリットかもしれませんね。
ウェンガーの時計をメーカーに依頼する場合に気になるのは、保証書の必要性ではないでしょうか。ウェンガーの時計は3年間の長期保証がついています。これが切れてしまった場合や保証書をなくしてしまった場合、修理ができるかどうか気になる方も多いでしょう。
結論から言えば、保証が切れていたり保証書がなかったりしても修理を依頼することは可能です。ただし、本来は保証適用内にある修理内容でも有料修理となります。
オンラインや実店舗に関わらず、どこで購入した場合でもすぐに時計の修理に対応してもらえるのが、時計修理専門店です。時計修理店は地元の人たちに愛されている小さな個人店や、全国展開の大型企業など、さまざまなタイプがあります。
時計修理の専門店に依頼することのメリットは、正規店で修理してもらう場合に比べて費用を安くリーズナブルにおさえやすいことです。また、依頼してから時計が修理されて手元に戻ってくるまでが早く、すぐまた時計を使い始めたいと思っている人には非常に便利です。さらに、優良な時計修理専門店には腕利きの時計職人が在籍しているため、メンテナンスや点検などにきめ細かくプロの目を光らせてくれます。
デメリットを挙げるなら、店舗によって技術力・サービスなどの質と・内容にばらつきがあり、どこが優良な時計修理店なのかを自分で見極めなくてはいけない点。
技術力の乏しい店舗に依頼してしまうと、不必要な部品の交換が行われたり、最悪の場合はさらに故障の状態が悪くなってしまう恐れもあるでしょう。そうならないためにも、技術力があり、良心的なサービスを提供している時計修理専門店を見つけることが第一歩となります。
優良な時計修理店は、下記のような特徴があります。
私がおすすめしたい時計修理店はクラフトワーカーズというサイトです。全国の優秀な時計職人を厳選し、一人一人と交渉したうえで信頼できるスペシャリストだけを紹介しているサイトで、まずは一括見積りを全員から提出してもらえます。そのうえで、修理依頼の際は、料金や納期を比較し決める事ができるので、非常に便利です。
紹介している技能士の修理担当歴、取得している資格、所属会社などまで公開しているので信頼性が高いのも特長。
安心して時計修理を依頼したい方は合わせて参考にしてみてください。
以下の記事では時計修理専門店とは何か、どのくらいの料金で修理を行ってもらえるのかなど、まとめていますので合わせて参考にしてみてください。
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