飛行機に乗る前に空港で腕時計や金属ベルトなどはずしてX線を通しますよね。
その際にX線の影響で機械式時計に不具合を起こさないか心配って方は以外と多いです。
結論から申しますとX線では機械式時計には影響はありません。
ちなみに、X線の影響でSDカードのメモリーが消えるといった都市伝説もありますが、これもまた影響を受けなと米国運輸保安局が発表しています。
引用:https://creativeelectron.com
X線は機械式時計には影響は無いのですが、不具合が起こるのではないかと思われた理由があります。
それは、2001年アメリカニューヨークで起きた同時多発テロ事件以降、荷物検査をより厳しくするためX線が非常に強力なものになった為です。
旅行会社ではX線が非常に強くなったので荷物検査でX線を通しとカメラのフイルムは全部ダメになる恐れがありますと伝えてました。そんなに強力なX線を機械式時計を通して磁気帯びしたりしないのかと心配された事がはじまりだと思います。
ちなみにカメラのフィルムは強いX線で感光します。感光すると赤くなったり白い線みたいのが写り込んだりと写真がダメになってしまいます。
機械式時計にとって磁気は天敵です。
テレビやスマートフォン、バッグ留め金(マグネット部)、最近ではイヤフォンにもマグネットが搭載されていものなどもありますよね、磁石の相互作用があり磁気を発している製品に時計を近づけると、機械式時計は磁気を帯びてしまう事があります。
機会式時計が磁気帯してしまうと、内部の小さな部品同士が磁気で影響し合うようになり、遅れや進み、針が動かない止まりなど動作に支障がでてしまいます。
磁気のことは時計の取り扱い書や、ネットでもよく書かれていているのでご存知な人は多いですがX線の事は検索しても、あまり纏めてなかったので記事にしてみました。
X線検査機に装備された内部のモーターや機器からでる磁気に関してはなんとも言えないですが、X線の照射は磁気ではなく、X線なのでそれ自体は機械式時計に問題が無いと言われてます。
磁気に関しては以下の記事に纏めてありますので、気になる方は参考にしてみてください。
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