昨今、新型コロナウイルスによる供給ストップも相まって著しく価格の高騰を見せているロレックス。
新品よりも中古品の方が高い状況で、正規店で購入するのは非常に難しい状況となっています。
日本の正規店で買えないとなると必然的に海外なら安く買える国があるのではないかと考えるのではないでしょうか。
海外には免税店等もあるので、安く買えるイメージがあるかもしれません。
しかし、結論からいうとロレックスは国内海外問わず価格差は少ないです。
正確には以前は海外の方が安く買える時期もあったけれど、今は世界的に統一され大きな差はなくなりました。
そのため、ロレックスを安く買う目的で海外を訪問するのはあまりおすすめできません。
ただ、運が良ければ日本よりも安く買えるというケースも一部存在します。
そこで本記事では、ロレックスを海外で買う際に安くなるケースや注意点、安く買える可能性のある国についてまとめています。
引用:https://www.ueda78.shop/shopdetail/
ロレックスが安く買えると明確に断言できる国は存在しません。
世間的にロレックスは日本より海外の方が安いというイメージがありますが、決してそんなことはありません。
たしかに昔はロレックス問わず高級ブランドの定価は海外の方が安い時代もありました。
しかし、ロレックス社は2013年~2015年に大規模な価格改定を行い、世界的な価格の統一化が行われました。
結果、日本と海外のロレックスの価格差は少なくなったのです。
ロレックスのような有名ブランドが世界的に価格の統一化を目指す動きはそんなに珍しいものでもありません。
ロレックスはこの先もブランド力を維持することを目的に価格改定を行ったといわれています。
国によって正規店の定価にばらつきがある状況はロレックスにとってあまり好ましくないからです。
ロレックスほど国際的な知名度を誇るブランドであれば、今後のブランドとしての成長を考えた際に苦毎の価格差は障壁となります。
その障壁を無くし、より多くの方が安心してロレックスを手に取れる状況を作りつつ、ブランドとしての価値を高めていくのがブランドとしての使命ともいえるでしょう。
2015年に行われた大規模な価格改定以降もロレックスの価格改定は続いています。
2019年以降は2年に一度とかなり高頻度で行われている状況です。
そのため、各国による価格差はますます少なくなっていると考えられます。
以上のことからロレックスを安く買うために海外を訪問するのはあまりおすすめできません。
引用:https://bfxd.xprintzvj.top/index.php?main_page=product_info&products_id=51336
国による価格差は少なくなった昨今ですが、購入する場所や為替の状況次第では安く買える可能性もあります。
特徴としては以下の通りです。
タイやシンガポール、ベトナムなど日本より物価の安い国であれば、日本よりも安く買える可能性があります。
ただし並行輸入品を扱う店舗に限るという点に注意が必要です。
並行輸入品を扱う店舗の場合、販売店独自の取り組みで販売価格が定価より安く設定されていることがあります。
しかし、安く販売されているものには当然リスクもあって、偽物に騙されてしまう可能性もあるのです。
仮に海外で安く買えたとしても、買ったものが偽物だったなら大損です。
また、見かけ上安く買えただけで、結果的には高くなる可能性も考慮しておきましょう。
海外で安く買えたとしても結果的に高くなる可能性の1つが税金関係です。
基本的に海外で並行輸入品を購入する場合、関税の分だけ高くなると考えなければいけません。
ロレックスは基本的に欧米から仕入れた商品なので、欧米で購入する以外は関税が別でかかることも多いです。
関税はアイテムによってバラつきがありますが、おおよそ40~50%ほどかかります。
さらに腕時計を購入してから日本に帰国する際、空港で申請が必要です。
申請後は消費税の支払いが求めらえます。
消費税の計算式は以下の通りです。
仮に100万円の時計を購入した場合、約6万円の税金がかかります。
一方日本で購入すれば、輸入関税0%です。
以上のことをまとめると以下のことがいえます。
現状、日本の正規店でロレックスを買うのは非常に困難です。
となると残された選択肢は並行輸入品を扱う店舗で購入となります。
並行輸入品だと偽物のリスクがあるにも関わらず、現状正規店で買うよりも高い状況です。
そのため、海外正規店での購入が日本の並行輸入品を扱う店舗で買うよりは安くなる可能性はあると言えます。
あまり実感はないかもしれませんが、最近だと日本もロレックスが安く買える国として数えられることも多いのです。
日本のロレックス販売店の前が休日でも外国人客を中心に行列している所を見ると日本は海外より安く買いやすい国なのかもしれません。
とはいっても現状日本でも買えないと嘆く人が続出する状況なので、ロレックスの供給不足は私達が想像する以上に深刻だということでしょう。
そのほか2022年11月には香港メディアにて驚くべき内容の記事が掲載されていました。
2022年11月12日、香港メディア・香港01は、ロレックスの腕時計を香港で買うより日本で買ったほうが2万香港ドル(約35万5000円)も安いとする記事を掲載した。
出展元:https://www.recordchina.co.jp/b904358-s25-c30-d0193.html
ロレックスは香港より日本の方が35万円も安かったとする記事です。
それだけ価格差があるのなら、外国人客がロレックス購入を目的に来日するのも納得できる気がします。
引用:https:/www.amazon.co.jp
ここまでの内容を踏まえて、ロレックスを海外で購入するメリット・デメリットをまとめました。
結論から申し上げますと、海外での購入はおすすめできません。
安全面・購入後のアフターフォローの面を考慮しても不安要素が多すぎるからです。
また、日本は世界的に見てもロレックスが安く買える国の1つとして数えられています。
そのため仮に購入するなら、海外旅行でロレックス正規店を訪れた際にたまたま目当てのモデルに出会えたから買うのが理想でしょう。
その場合も海外で購入するリスクは理解して検討しましょう。
では解説します。
ロレックスを海外で購入するメリットは以下3つです。
海外だと日本の正規店には並んでいないモデルが見つかることがあります。
特に昨今深刻な品薄が続いているステンレス素材のスポーツモデルは日本での購入が非常に困難です。
かといって海外で買えるとは限りませんが、海外旅行のついでに立ち寄ってみるのはありでしょう。
諸外国に比べて安く買いやすいのもあってか、日本の正規店は常に品薄状況です。
中にはロレックスの購入を目的に来日する外国人もいる程なので、海外よりも入手難度が高いことは容易に想像できます。
そのため、日本よりは多少高くともロレックスの在庫に出会える可能性は高いかもしれません。
海外正規店で購入できれば、日本で並行輸入品を買うよりは安い可能性があります。
昨今のロレックスは正規ルート以外で購入する方が高くなってしまうからです。
もちろん、税金関係には注意が必要ですが正規店で在庫を見かけることができれば購入した方がいいでしょう。
ロレックスを海外で購入するデメリットは以下3つです。
注意点も併せて解説しますので、海外で購入する可能性のある方は覚えておくといいでしょう。
正規店での購入なら安全ですが、それ以外で購入する場合、非常にリスクが伴います。
などのことを全て把握した上で購入しなければいけません。
そうしないと高いお金を支払って偽物を買わされてしまいます。
特にコピー品や偽物かどうかの判断はプロの鑑定士でも難しいといわれていますので、見分ける自信のない方は正規店の購入だけに絞るのが無難でしょう。
海外で購入する場合、税金や旅費も考慮してトータルで計算する必要があります。
これがロレックスの購入を目的に海外への訪問をおすすめできない大きな理由です。
別に目的があって海外に行ったついでに正規店に立ち寄るなら旅費の面は省略して考えてもいいでしょう。
しかし、購入目的での訪問の場合、航空費や海外での滞在費など旅行にかかる費用全てを加味する必要があります。
そうなると結果的に日本の並行輸入品を買った方が安かったなんてことになりかねません。
そのため海外での購入をあくまでも旅行のついでとするのが良いでしょう。
海外では販売側が合法的に抱き合わせ販売ができるという点にも注意が必要です。
購入側の自由が制限されることから日本では法律で禁止されていますが、海外では合法的に行われているのです。
もちろん海外の店舗が全て抱き合わせ販売しているとは限りませんが、条件提示される可能性は十分にあります。
実際、海外で運よくロレックスの在庫に出会えたけど、抱き合わせ販売を条件提示されて諦めざるを得なかったという声もちらほら見られます。
こうしたデメリットを考慮すると日本で購入できるに越したことはないのです。
引用:https:/www.amazon.co.jp
本記事ではロレックスを安く買える国はどこなのか解説しました。
要点をまとめると以下の通りです。
昔は海外の方が安く買えるといわれていたロレックスですが、昨今は日本が1番安く買える国だといわれることも増えました。
もちろん為替や購入場所によって変わるので一概に日本が安いとはいえませんが、海外よりは安いことが多いのです。
その辺を考慮するとロレックスの購入目的に海外を訪問するのが得策でないことが分かります。
今後ロレックスの価格高騰はますます激化することが予測されますので、なんとか日本の正規店で購入したいですね。
この記事が役にたてばシェアして下さいpublic
Comment