傷がある時計でも、高く買い取ってくれる買取り会社はあります。
当然ですが綺麗な時計の方が買取り価格は高いですが、会社によって大きくは変わらない所もありますので、詳しく説明していきます。
時計のケース(外観)に傷があるから買取り価格は安くなってしまいそうだなーっと誰し考えますが、スレや傷がある時計は買い取った後、磨き直しをします。
進み・遅れ度合いが激しい物は加えてオーバーホール(分解掃除)も行います。
当然、見た目の状態も、時計の精度も良いに越したことはないですが、人が使用していた物なので傷ついたり精度が落ちる事は大いにあり得ることで買取り会社も、ある想定して考えています。
買取会社の中には、擦り傷がありますねーなど言って目いっぱい値引きをしてくる所もありますが、言いくるめられないようにしましょう。
説明した通り傷やスレがある時計は何処の買取り会社でも磨き直しをする事になります。
大黒屋や、コメ兵などの中古販売店に並べている時計で細かいスレがある物は無いですよね。どの時計もバッファーやリューターと言った磨き専用の機械によって磨き直します。
この作業は基本的に時計修理技能士が行なう作業になるので、一般的な買取り会社は提携している時計修理会社へ外注依頼する事になります。
ブランド査定人や、販売員には時計磨きや、オーバーホールはできませんよね。何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いです。餅は餅屋という事です。
時計買取り店は、傷ついた時計の磨きやオーバーホールを外注依頼をする事になるので、その分料金がかかってしまいます。
時計を綺麗にして販売するまでに、どうしても必要な作業と料金です。
しかし、買取り店の中には修理工房を配備して時計修理技能士を在籍させている所もあります。
こういった買取り会社の場合、傷のある時計でも自社で磨き直しが出来るので高額で買取りをしてもらえます。
大手だとコメ兵や大黒屋、ハードオフなど多くの時計買取り会社は、50人100人と時計修理技師が在籍している大きな修理専門店に外注依頼しています。
実は買取り会社だけではなく、ビックカメラや、東急ハンズ、のオーバーホールも外注で行なっています。
時計買い取り店で時計修理技師が在籍しているのは銀増になります。
銀増は都内に6店舗、大阪に1店舗を運営するブランド買取り会社です。
実際に私が買取り査定してもらった時も、メンテナンス費用の削減することができるので傷がある時計でも高価格買取が可能ですと査定人がおっしゃっていました。
傷がある時計でも高額買取が期待できるかと思います。
磨き直しは金属を研磨する作業ですので、何度もおこなっていると時計自体の耐久性を失ってしまう可能性があります。
一般的には新品仕上げは5回~10回までとされており、それ以上の研磨は好ましくないと言われています。
オーバーホールの際に軽い磨きをした程度でしたら問題ないですが、新品仕上げを5〜10回以上行なっている時計の場合、そもそも磨き直しが出来ない可能性もあるので、低い価格で査定される事もあります。
サッと擦ったような傷とボコボコと凹んだような傷では違いますよね。
時計の厚みにもよりますが深い傷は研磨をするとケースの形状が変わってしまいので、磨き直しができない事があります。
こればっかりは、時計修理技師にみて判断してもらう他ありませんが、磨き直しができない時計は2、3割安く見積もりをされます。
知らない間にガラスに細かな傷がつけてしまったり、角にガツンと時計をぶつけてガラスを割ったりしてしまうことがあります。
この傷やスレ割れも時計を売却する時に不安になる要因ですよね。
時計のガラスと言っても大きく分けて3種類あります。
アクリルガラスは、樹脂製のガラスです。
近年ではあまり使った時計はありませんが、アンティークの場合アクリルガラスを使った物が多いです。
アクリルガラスは加工しやすく傷やスレがあった場合でも、磨き直しが可能です。
クリスタルガラスはコップや窓につかわれる、ごく一般的なガラスです。
アクリルガラスより硬いですが、衝撃に弱く掛けたり割れたりしやすい素材です。
ガラスの傷がある場合、研磨は不可能で交換する事になります。
ロレックス、オメガ、IWCなどなど、高級時計によく使用されているのがサファイアガラスです。
クリスタルガラスにより硬く擦れに強い特徴があります。
名前にクリスタルと付くので、天然クリスタルから作られたガラスと思われがちですが、人口的に作られたガラスでクリスタルと同じ硬度があるという事です。
スマートフォンの、レンズを守る部分のガラスに使われています。
サファイアガラスは、もの凄く硬く紙ヤスリで擦っても傷ができないほどですが、硬い分、衝撃に弱く、落としたり打つけたりすると欠けたり割れたりします。
サファイヤガラスのふちが欠けている時計は結構多いです。
サファイヤガラスの大きな欠けや傷は研磨出来ないのでガラス交換になります。
ガラスキズやガラスカケの小さな傷は買取査定で大きく影響する事はありませんが、交換対象になるので1、2万円のマイナス査定になります。
時計のガラス割れの場合、ガラスを交換しただけでは済まない事が多いです。
ガラスの破片によって文字盤が傷ついてしまったり、細かな割れガラスの破片が機械部分に入り込んでしまっている事もあります。
この場合、ガラス交換だけではなく、一緒に修理も必要になる為、査定金額に大きく下がる事が多いです。
革ベルトやラバーベルトの傷や傷みは使っていると、どうしても起きてしまいます。
革ベルトとラバーベルトは一生使える物ではなく消耗品です。 その為劣化状態により、買取価格に大きく差がでてきます。
逆に金属ベルトの、細かい傷でしたらケース(外観)同様に磨き直しができます。金属ベルトで査定に差がでるのは、長さを調整した際に取り外したコマが紛失せず残っているかが重要です。
多くの買取会社では、キズ、汚れなどあっても高価買取いたします!と表記されています。
ただ何故、傷があっても高く買取ができるのか明確にしている所は少ないです。
客引きの為だけに、傷ありも高額買取しますと歌っているかもしれませんよね。
ロレックスやオメガ、カルティエ、ブライトリングなど人気のある時計は傷があっても、どこでも買い取ってもらえます。
傷があっても、時計技師が在籍していて、現状の状態から綺麗に戻せるので高く買取できます。と理由が明確な所で売却をする事をおすすめします。
時計を使用していれば風防や外観、ベルトに傷がついてしまうことは大いにあり得ることです。
当然買取会社も想定している事なので、足下をみられ叩き売りされないようにしましょう。
個人的には買取業者間の一括査定もおすすめなので、合わせて読んでみてください。
こちらで紹介している3社は、金額に納得できなくてもキャンセル送料はすべて無料なのでおすすめです。
この記事が役にたてばシェアして下さいpublic
Comment