少し前までは質屋やブランド買取店まで足を運びバッグや時計を売却するのが一般的でしたが、近年インターネットを使った宅配査定や自宅訪問買取りが大分一般的になってきました。
手間ひまが掛からないからという理由もありますが、地方で売却するより買取価格が高いという事もあります。
ブランド時計買い取り店の多くは店舗運営に必要な人件費・テナント費が掛かりますが、宅配買取や自宅訪問買取だけで運営した場合、大幅なコスト削減ができます。その分買取価格に還元している所が多いです。
近年ブランド買取会社で大きく業績をのばしてるスピード買取.jp現在はバイセルも販売ショップを持たずに運営している会社です。
スピード買取.jpの買取で一番高額なのは何と言っても着物です。
知らない人も多いですが、元々は【着物業界を変えていきたい】という気持ちで代表取締役の岩田匡平さんが立ち上げた会社です。
着物市場は国内では縮小ぎみですが、海外では好意的に着物を見ている人は多く安定しています。これに目をつけた岩田匡平さんは株式会社BuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)を設立し着物買取ビジネスを初め現在のバイセルになりました。
バイセルでは楽天やヤフオクにECサイトをもっているので、そこだけで販売していると思われがちですが 独自の海外販路を開拓し事業業績を伸ばしています。
ロレックスやパテックフィリップのブランド時計やシャネルやバーキンのバッグも着物ビジネスと似た部分があります。
例えば、日本では需要が低くなったモデルでも海外では高額で売れる事が多いです。
近年、バイセルや、なんぼや、のように販売ショップを持たない買取会社が増えています。(なんぼやは販売ショップは無いですが、買取店は全国50店舗以上あります)
販売ショップが無い会社でも独自の販路を多く持っていれば、国内より需要が高く高額で売却する所を探せるからです。
販売ショップを持たない買取会社は、いかに販路を開拓できるかに事業の成功がかかっています。
バイセルは2016年の11月に立ち上げられた若い会社でありながら、ブランド買取業界の中で上位の会社に入り込めたのは、他にはない販路を多く持っているからだと言えます。
当然ですが、国内から輸出されるだけではなく輸入され日本に入ってくる事も多いです。
特に現在は生産されていないヴィンテージの時計の数は世界での数が決まっています。
日本全体での販売在庫数が減ってきた場合、販売価格が高くなり、海外から日本へ持ち込まれます。
以前買取店で時計の査定をしてもらっていた時、韓国人のバイヤーがロレックスを4本500百万円くらいで売却しているのを見かけました。
韓国で売却するより日本で売却した方が利益になるからです。
着物ビジネスと同じように高級時計も需要が高い所へ商品が動いて販売されています。
バイセルのデメリットはキャンセルした場合、着払いで帰ってくる所です。
買取販売会社のなかにはキャンセル後の発送も負担してくれる所もありますが、着払いで帰ってくる所はデメリットだといえます。
キャンセル料金も無料で考えてる場合はこちらの記事
時計の買取一括査定おすすめの3つの会社キャンセル送料も無料!
を参考にしてみてください。
※出張買取のキャンセルの場合は、キャンセル料は無料になります。
また多くの買取会社の場合、発送査定依頼後、指定先にダンボールが送られてきてその中に売りたい物を詰めて付属している着払い伝票を張り発送すれば良いだけですが、バイセルの場合は自身でダンボールを用意し着払いで発送する事になります。
デメリットと言えばデメリットですがスピードを重視する人にはメリットですね。
バイセルのメリットは沖縄を含め日本全国出張査定に対応して、最短30分で家まできてくれる所です。
近年どこの買取会社でも出張査定を行なっていますが、対応エリアが一部の都市部のみだったり、都心から離れた場所だと翌日の訪問対応になったりしますが、バイセルの場合最短30分その日のうちに査定ができるのは最大の利点です。
また、坂上忍さんをテレビCMに使うくらい会社の規模が大きくなっても実店舗を持たず運営コストのカットを行なって買取価格に還元しているところも利点ですよね。
出張買取と聞くと、不当に値引きさせて買われたり。足下を見られふつうでは考えられないほど安く値切って買われてしまうんじゃないか?って思う方も多いと思います。
テレビのニュースでも特番で流していたりしますよね。
バイセルの場合は、査定員が自宅を出た後に、本社から電話が掛かってきて査定員を前に言いづらいことや気になった事を報告する事ができます。
8日間のうちであればクーリング・オフ制度で完全返品ができます。
コストカットの為に無店舗運営しているバイセルですが、持ち込みも店舗も完全予約制で3店だけあります。
バイセル 東京本店車でも、バッグでも、時計でも同じですが、少しでも高く売却するには、より多くの会社で見積もりを行なう事につきます。
時計の買取価格は時期によって異なります。
見積もりをお願いした時に会社の在庫数が多かった場合、最初と同じ価格では買取ができません。
時計は新しいモデルが出ると古いモデルの中古価格が下がります。新しいモデルの方が性能が良いからですね。(ロレックスの一部の商品は別ですが)
ですので、どの会社も多くの在庫を抱えるリスクはとりたくないです。
以前シャネルのバッグ査定をしていて4社まわり、どの会社も15万円前後で査定額が付いていたところ、一店舗だけ7万円とずば抜けて低い金額を出してきた所がありました。
その事を別の会社のブランド査定人の方に伝えたところ持ってる在庫によっても大きく買取価格は変わると教えてくれました。
どの買取会社が在庫数が多いか少ないか私達売り側が分かれば効率よく、求めている買取会社を見つける事ができます。しかし売り側は買取会社の在庫数は分かりません。
ですので、少しでも高額で販売してもらうと考えるなら多くの会社で査定を行い本当に求めている所を探し売却する事をおすすめしています。
査定員の方の中には「どこいってもこのくらいの価格しか出ないと思いますよ。」なんていいますが、身を以て言えます。場所によって買取価格は異なります。
バイセルは、ほぼ無店舗運営する事でコスト削減しており買取価格に還元しているため期待できますが、配達査定の場合キャンセルの料金が個人的に気になる所です。
600円〜1,000円前後なら気にならない人も多いと思いますが。私のようにキャンセル料が気になる方は出張サービスの方がおすすめです。
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