自動巻き時計の内部で異音がする。変な音の原因は?

カテゴリ:お役立ち・サポートケア

自動巻き時計の内部で異音が起きたときはローターを支えるローター真やローターを回しているローターベアリングが劣化しているかもしれません。

機械式時計の中には手巻き時計と自動巻時計の2種類がありますが、自動巻時計はローターという錘を使い腕の動きや振りでゼンマイを巻き上げる機能がついています。

このローターが動く時の音が購入した時と同じ場合は問題ないのですが、前より音が大きくなったり、カタカタと何かがぶつかる変な音やズリズリと金属が擦れる音など、明らかに以前と比べ変わった音がする場合は異常がある可能性があります。

ローターが正常に回っていないためムーブメント(内部機械)や裏蓋と擦れてしまい異音が発生しているかもしれません。

またローター付近に異常があるとスムーズに回転する事ができず、ゼンマイの巻き上げ不足に繋がります。

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自動巻き時計のローターとは何処の部分?

ETA自動巻時計のローター

Photo credit:IronHide

このピンクの半円形の部分がローターになります。

シースルーバックの自動巻時計だと何処がローターなのか分かりやすいですよね。

ローターはモデルによって半回転の物と全回転の物があります。

半回転のタイプは片方向だけしかゼンマイが巻き上がらなく、逆方向に回っても空周りしています。

全回転のタイプは左右どちらにローターが回ってもゼンマイを巻き上げる事ができます。

ちなみに、この全回転のローターは1931年にロレックスがパーぺチュアルローターと名付け発明しました。

今では全回転のローターが一般的ですが、半回転のタイプもまだまだ残っています。

ローターが外れたり滑らかに動いていないと異音が発生する

自動巻時計のローターETA

https://www.ebay.co.uk/itm/310707759580

ローターは自動巻の時計にとっては大事なパーツでムーブメント(時計内部の機械)のなかでも大きな部品で動きも重いです。

何か問題があると十分にゼンマイを巻き上げる事ができません。

正常にゼンマイを巻けるようにするにはローター定位置に固定してを滑らかに回転させる必要があります。

自動巻時計の内部で異音がする場合、理由はさまざまありますがローターが滑らかに動いていなかったり、部品が摩耗してしまい、しっかり固定されていないためカタカタやギリギリといった音が時計内部から聞こえる事が考えらてます。

ローター真や回す為のローターベアリングに負担がかかる

重い動きのローターを支えている軸や、ローターをスムーズに回す為のベアリングには負担がかかっています。

パーツの中でも重いローターと接触しているローター真は潤滑油が劣化や蒸発してると摩耗しやすいです。

また、ローターを回す為のローターベアリングには歯車がついています。この歯車は重量があるローターの回転に合わせて動いているため、強い力が掛かり金属同士が擦り減りやすいです。

ローター真やローターベアリングが擦り減り変形すると緩みや隙ができてローターの回転が悪くなったり動きが不安定になり付近の金属と接触してしまいます。

潤滑油は劣化してしまう

時計に使われる油

ローター真に限らず機械式時計には多くの潤滑油が使われています。

潤滑油は、ねばりの度合が違う物を用途に合わせ使っているのですが油なので使っているうちに古くなり酸化蒸発をしてしまいます。

古くなった油のまま使うと動作が重くなったり最悪摩耗の原因になるので綺麗に洗浄して、また新しい油をさす必要があります。

時計を使っている頻度にもよりますが、この期間が3、4年とメーカーでは推奨されています。

機械式時計は分解掃除(オーバーホール)が必要とされています。オーバーホールでは遅れ進みの調整、劣化した部品の交換など様々な作業がありますが、油の交換はとても大切な作業になります。

しばらく時計をメンテンスに出していない場合はローター真の潤滑油が蒸発していて動くたびに擦れて劣化しているため異音が発生している事が考えられます。

不具合の多くは、油切れや経年劣化による摩耗によって起きます。

そのまま使い続けるとどうなる?

上の動画は長年使って摩耗したシチズン6001のローターベアリングです。

時計内部の異音の発生に気づいていたが、そのまま使い続けるとローター真やローターベアリングが磨り減り摩耗してしまいます。結果上の動画のようにグラグラしてしまいローターを正常の位置で固定できなくなってしまいます。

ローターを正常の位置で支えることができないと不安定に回ってしまいます。その結果ローターが回るたびムーブメントや裏蓋と接触してしまい擦れあってしまいます。この接触している音が異音を発している可能性があります。

ローターが擦れあってしまうと鉄粉が生まれ摩耗をさせる

ローターが擦れた状態で使い続けると、裏蓋やムーブメントを傷つける事になりますが、それに加え擦れた部分から細かい鉄の破片が生まれてしまいます。

細かい鉄の破片は油と混ざりヤスリ代わりになり更にローター付近のパーツをすり減っらしてしまいます。鉄の破片は他のパーツを痛め新たな故障に繋がる可能性があります。

異音はもともと有った物か

モデルによってその音は様々ですが、自動巻の機械式時計はローターが回転してゼンマイを巻き上げるので正常時でも音は発生します。しかし今までの音とは違う場合は不具合が起きてる可能性があるので、一度裏蓋を開けて見てもらう事をおすすめします。

今までになかった異音は部品が破損に繋がりますので点検、修理をする事をおすすめします。

時計の修理のおすすめ店は?

時計修理技師

時計の修理で一番安心なのはメーカーのカスタマーセンターになります。

しかし料金が高くて依頼できないって方も多いですよね。

こちらの修理専門店は料金が安く時計修理技師1級という国家試験を持った方が修理してくれます。

手元に届いてからの品質保証期間も1年ありますので安心して修理依頼ができるかと思います。

時計のオーバーホール本当におすすめの2つの修理店

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