クォーツ時計が遅れる、進む、どういった事が考えられる?改善策は?

カテゴリ:お役立ち・サポートケア

電池式のクォーツ時計の遅れや進みの理由はいくつかあります。

知らないうちに磁気を発している物に時計を近づけてしまい狂ってしまったり、時計内部の油が劣化や固着しているために遅れてしまう事があります。

針で動いているアナログのクォーツ時計が遅れる理由と注意点をまとめました。参考にしてみて下さい。

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正常なクォーツ時計でも少しは遅れる

スティーブジョブスのセイコーのクオーツ時計

クォーツ時計はゼンマイを動力源として動いている機械式時計よりも精度が良い時計ですが全く狂わない訳ではありません。少しは遅れはあります。

クォーツ時計の遅れ度合いはモデルによって異なります。一般的には価格が高いほど高精度で月差が無いとされています。

月差とは、1ヶ月の進み・遅れの度合と表す用語です。

月差+5秒だとすると1ヶ月に5秒進んだ事になります。月差−5秒だと1ヶ月に5秒遅れた事になります。月差の他に日差や年差という用語もあります。

クォーツの時計の遅れ進みの誤差は、一般品のクォーツウオッチの場合、月差±20秒ほどです。高精度のクオーツの場合は年差±3秒程度ものもあります。

同じクォーツ時計でも狂い具合に違が起きるのは、1秒を作るための水晶子の性能が大きく異なるからです。

クォーツ時計は精度の良い時計ですが、それでも一般品のクオーツであれば月に20秒前後誤差はありますし、高精度のクォーツ時計でも年に3秒程の狂いはありあます。

磁気のある物に時計を近づけてしまい遅れ進みに繋がった

バックブック、アイフォン10s、イヤフォン

時計をスピーカーやテレビの上に置いてはいけない。このような事を聞いた事がある人も多いと思います。

私たちの身の回りにはスピーカーやテレビ、スマートフォンにパソコンなど磁気を発している製品が多数あります。クォーツ時計も機械式時計も磁気の発している物に近づけたり密着させると精度が低下して狂ってしまう事があります。

ちなみにクォーツ時計の場合は磁気を帯びると一時的に針が(止まる)(進む)(遅れる)といった症状が起きますが故障ではありません。

時計とスマートフォンをバッグに一緒に入れていた、パソコンの上に時計を置いてしまっていた。このような事によって一時的に磁気を帯びてのクォーツ時計が遅れたり進んだ可能性があります。

この場合は遅れたぶん針を戻して通常通り使う事ができます。

磁気を発している物から5cm〜10cm以上離せば時計に影響はほとんど受けません。

突然クォーツ時計の遅れや進みが起きた時は、知らないうちに時計が磁気帯びて帯磁していた可能性があります。

いちど磁気を発している物が無い所で時計を平置きしてみて日差をチェックしてみましょう。

着ている服にリューズが引っかかって時刻が変わってしまっていた

ノードグリーンnordgreenの時計

まれにある例ですが服にリューズが引っかかってしまい時刻が変わってしまうケースです。

リューズとは時計の時刻を変更する突起部分の事です。一般的には3時の位置についている事が多いですよね。

このリューズには様々なデザインのものがあり大きいものだとセーターなどに引っかかって引き出されリューズが回ってしまう事があります。

気づかないうちにリューズが回ってしまい針を動かしている事がまれにありますので、突然時刻が遅れたり進んでいたときには気にしてみてください。

進み遅れが頻繁に起こる

磁気による狂いや、リューズが引っかかり回ってしまう事は一時的な事ですが、断続的に時計が狂ってしまう場合は、時計内部に注入された油の蒸発や劣化、歯車の磨耗などが考えられます。

こういった場合は時計をパーツごとに分解して掃除を行うオーバーホールという作業が必要があります。

クォーツ時計でもゼンマイ式の機械式時計でも時計を長く使うと考えているのであればオーバーホールは必要になります。

こちらの記事に詳しく纏めてありますので参考にしてみてください。

電池式のクォーツ時計もオーバーホールは必要?分解掃除を行わないどうなるの?

時計は密封されているけど内部は結構汚れる

時計は密封されていいますが長年使っていると細かなチリやホコリ、手垢などが時計の内部に入ってしまい時計の精度を狂わします。

こういった汚れをた溜めてしまうと歯車を滑らかに回すための潤滑油と混ざり固着したり、場合によっては遅れ進みだけではなく、汗を含んだ汚れがサビの元になる事もあります。

そのためメーカーでは定期的なオーバーホール(分解掃除)を推奨しています。

オーバーホールでは時計を分解し付着した汚れを洗浄します。洗浄後ふたたび注油をしながら組み直す作業です。その際定年劣化した部品の交換も行います。オーバーホールは時計を正常な状態に戻す作業になります。

ロレックスでもオメガでも長年使っていると汚れや定年劣化を起こしてしまいます。時計内部の状態が悪いなか、使っていると時計の寿命を縮めてしまいますので長く使う時計は定期的にメンテンスを行なってください。

クォーツ時計のメンテンスの頻度は?

クォーツ時計オメガ、リップ、セイコー

ゼンマイ式の機械式時計は4、5年に一度オーバーホールを行いますが、クォーツ時計は機械式時計とは異なる作りをしているので、それほど頻繁なメンテンスは必要ないです。

また比較的安価なクォーツ時計を何年も使う方は少なくオーバーホールする人はほとんど居ません。

メーカーでは機械式時計同様に4、5年に一度のメンテンスを推奨していますがクォーツ時計のオーバーホールは7、8年に1度で良いかと思います。

オススメのメンテンス先

時計修理技師

時計のメンテンス先はメーカーのカスタマーサービスが最も安心感がありますが、料金が高額だったり古い時計だとメンテンスを断られてしまいますよね。

個人的には時計の修理専門店がおすすめです。

こちらの修理専門店はメーカーより2、3万安くオーバーホールが行えますし、手元に戻ってから1年間の品質保証がついてくるので安心できます。

また、長年使っていて劣化してしまい交換が必要な部品も世紀の物を使ってくれるので是非参考にしてください。

時計のオーバーホール本当におすすめの2つの修理店

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