ビーチリゾートを楽しむ「ラグジュアリーなスポーツモデル」という立ち位置で登場したロレックスのヨットマスター1。
高級感のあるデザインとカジュアルライクな風防で、富裕層を中心に大きな人気を集めるアイテムです。
ロレックスのスポーツモデルの中でも初めてカップルのお揃いウォッチとしての使用を想定して作られた初代シリーズを中心に今もなお新規ファンを獲得し続けています。
高級ブランドロレックスの中でもさらに上級の高級シリーズとして知られるヨットマスター1はこれまでにどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。
人気や素材の特徴、リファレンスによる違いなど詳しくご紹介します。
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https://www.tokemar.com/top/rolex/yachtmaster/category-95/16622-v-907283251/
ヨットでリゾートを楽しむような贅沢な生活を楽しむ富裕層向けに誕生したヨットマスター1。
1992年にスイスのバーゼルでその存在が発表されました。
両方向回転式のベゼルに目盛りがエンボス加工された特徴的なデザインで、これまでのスポーツウォッチとは一風変わったアレンジが多くのファンからの注目を集めています。
誕生初期はメンズ・レディース・ボーイズの3サイズ展開でしたが、2014年にレディースは廃盤となり、現在は2サイズがラインナップ中です。
ヨットマスター1はこれまでの生産期間の間にいくつかのモデルチェンジも果たしており、ステンレスと18KYGのコンビモデルやステンレスとプラチナのコンビモデル、通称「ロレジウム」など人気モデルも存在します。
https://www.chronohearts.com/product/62
ここではヨットマスター1の魅力についてまとめています。
これらの魅力について詳しく解説していきます。
1つ目はサイズ展開が豊富なことです。
2016年より、レディースモデルの廃盤も在りましたが、それでも誕生当初から豊富なサイズ展開が魅力となっています。
35mmのボーイズサイズから37mm、40mm、42mmとサイズが刻まれていて、自分の腕に合わせたサイズを選ぶことができるのは大きな魅力でしょう。
さらにどのサイズも袖に収まりやすいコンパクトなサイズ感となっているので、シーン問わず使いやすいことも魅力です。
ロレックスのスポーツモデルといえば、サブマリーナを想像する方が多いのではないでしょうか。
実はヨットマスター1はあのサブマリーナのさらに上級モデルになります。
ベゼルのデザインや1分刻みの目盛りが付いたベゼルを見るとサブマリーナを彷彿とさせるのがお分かりいただけるはずです。
誕生当初はイエローゴールドとステンレスのコンビという煌びやかでド派手なデザインが日本ではあまり受けませんでしたが、海外では爆発的にブレイクしたといわれています。
ビーチリゾートで楽しむという陸上での使用を想定して作られたヨットマスター1は、安定の防水機能も魅力です。
あくまで陸上での使用が想定されているので、深海での使用を想定したサブマリーナには劣りますが、防水100mと十分すぎるスペックが搭載されています。
そのため、日常使いする上で水に触れてしまうようなシーンがあっても安心してご使用いただけます。
https://ginzaparis.com/media/article/13945
ヨットマスターといえばその圧倒的な高級感に思わず目を奪われるのではないでしょうか。
ラグジュアリー感が強く非常に端正な顔立ちを演出する秘密はその素材に隠れています。
誕生当初からオールステンレスを一切使用しないという異色の歴史を辿ってきたヨットマスター1の素材の秘密について紐解いていきましょう。
https://www.fashion-press.net/news/gallery/64237/1114186
ステンレススチールとプラチナが組み合わされた通称「ロレジウム」。
このコンビはヨットマスターにしかない組み合わせで、1999年に開発されています。
異色の輝きを放つ圧倒的な光沢感とこれまでのド派手な顔立ちから一新したシンプルなデザインが大ヒットし、日本でのヨットマスター浸透の火付け役にもなりました。
スポーツモデルなのかと思わず疑ってしまうような重厚感と存在感が魅力のアイテムですね。
https://www.tokei.blog/rolex/29603
ステンレススチールとゴールドが組み合わされた通称「ロレゾール」。
このコンビはデイトナやGMTマスターⅡなどにも存在しますが、ヨットマスター1のイメージに最も近いデザインです。
アクセントとして織り込まれたゴールドが程好い存在感を醸し出しておりビジュアルが非常に美しいですね。
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ロレックスとして初めてラバーベルトを採用した「オイスターフレックスブレスレット」。
このラバーはロレックスが独自開発し、特許まで取得していたことが話題となり、爆発的にヒットしました。
ベルトの内側には手首にフィットしやすい縦方向クッションシステムが採用されたことで、これまでの腕時計の悩みであった着用時のかゆみや素材の硬さによる不快感を見事に克服し、さらなるファンの獲得に成功しています。
機能面はそのままにエバーローズゴールドとブラックで組み合わされた味のあるデザインも人気の理由です。
https://www.chronohearts.com/product/62
ヨットの上でリゾートを楽しむ富裕層向けウォッチとして誕生し、今ではフォーマルなスーツスタイルやカジュアルなデートシーンでも映えるオールマイティなモデルへと進化したヨットマスター1。
ここではそんなヨットマスター1が辿ってきた歴史をリファレンスとともに時系列で解説していきます。
ヨットマスター1の購入を検討しているという方はぜひ時計選びの参考にしてみてください。
https://www.tokei.blog/rolex/yacht-master/369
1992年に誕生したヨットマスター1の初代モデルといわれるのがRef.16628です。
ここでご紹介するRef.16628はヨットマスター1の初代モデルの中でもメンズモデルに該当します。
そのほか、レディース・ボーイズモデルはサイズが異なっており、リファレンスの名称も異なっております。
リファレンス | モデル | ケース径 |
---|---|---|
Ref.16628 | メンズ | 40mm |
Ref.69628 | レディース | 29mm |
Ref.68628 | ボーイズ | 35mm |
当時はスポーツモデルとして異例のオールゴールドで無垢が使用された煌びやかなデザインにファンの間では驚嘆の嵐が巻き起こりました。
カラーはホワイト・ブルー・グレー・シャンパンの4種類。
誕生から20年以上も製造されたロングセラーモデルになるので、比較的手に入れやすいアイテムではありますが、ゴージャスな素材が特徴なだけあって相場は200万円以上をキープし続けています。
素材が金のため、相場は安定しており資産性も高く経年変化にも強いことから1度手に入れれば一生ものの価値を得ることができるアイテムですね。
基本的なスペックは下記の通りとなっています。
http://www.watch-bank.jp/shopdetail/000000002879/
1997年の誕生から3年弱の間製造されたヨットマスター1の第2世代モデルとなるRef.68623。
サイズ展開は前モデル同様メンズ・レディース・ボーイズの3種類です。
このモデルは先述した通称「ロレゾール」といわれるモデルになります。
前モデルのRef.16628に比べると素材がステンレススチールとのコンビに変わったことで、価格の面では少し抑えられ、中古市場での相場が60万円台と手に入れやすくなりました。
しかし、製造期間が短いことから市場への流通量は少ないため、なかなか目にすることの少ないモデルですね。
ケース径が35mmとスポーツモデルの中では非常に小柄なサイズ感も人気を集める理由の1つとなっています。
基本的なスペックは下記の通りです。
https://gentle.jp/product/
ヨットマスターの人気拡大の立役者となったモデルでヨットマスター1の第3世代として誕生したRef.16622。
ベゼルと文字盤にプラチナが採用され、美しい顔立ちを見せるラグジュアリーウオッチの象徴ともいえるモデルです。
当時はプラチナが採用された腕時計が少ないこともあり、世に出回ってからは瞬く間にヨットマスター1の定番モデルとして知られるようになりました。
10年以上の長きに渡って製造されたことから市場に出回った個体数こそ多いものの、中古市場での相場は90万円台をキープし続ける相場の安定したアイテムとなっています。
基本的なスペックは下記の通りです。
https://rare-watch.net/rolex-yacht-master-ref-16623/
イエローゴールドを素材として使用したモデルの最終版で、ヨットマスター1の第4世代となるRef.16623。
ステンレススチールと18Kイエローゴールドのコンビモデルが40mmへとケース径を変えて登場しました。
2004年から2016年までの約12年間に渡り製造されたロングセラーモデルになります。
文字盤カラーはグレー・ブルー・ホワイトなど多彩なバリエーションから選ぶことができ、見た目の華やかさに心奪われたファンから根強い人気を獲得し続けるアイテムです。
イエローゴールドコンビの最終モデルであることと、根強い需要の大きさから相場は100万円台前半をキープし続けています。
基本的なスペックは下記の通りです。
https://www.kame-kichi.com/items/60444
ステンレススチールとプラチナのコンビモデルヨットマスター1の第5世代モデルとして誕生したRef.116622。
素材のコンビとしてはRef.16622と同じですが、ケース径が40mmにサイズアップし、スペック面でも大きな進化を果たしています。
ムーブメントはCal.3135と同様ですが、Ref.116622より新たにブルー・パラクロム・ヒゲゼンマイが採用されるようになったことで、高い耐磁性と耐衝撃性を実現させることに成功しました。
さらに夜光塗料にクロノマイトが採用されるようになったことで、発光時間を延長させることに成功しています。
デザイン面の改善だけでなく機能面も抜かりなく向上させていることからもロレックスが長期に渡って支持され続けるのがわかりますね。
相場は文字盤カラーにより若干異なりますが、大体120~130万円前後となっています。
基本的なスペックは下記の通りです。
https://nanboya.com/tokei-kaitori/blog
ロレックス初のラバーストラップが採用されたモデルとして腕時計業界を席巻させたヨットマスター1の第6世代となるRef.116655。
オイスターフレックスブレスレットにより、装着の快適性アップはもちろん、耐久性の向上やデザイン面の改善も施され、より実用的なアイテムへと変化を遂げています。
黒を基調とした顔立ちにエバーローズゴールドが程好いアクセントとなり、クラシックな印象も演出するおしゃれウォッチとしての立ち位置をより強固なものとしました。
Ref.116655は中古市場でもなかなかお目にかかることのできない希少性の高いアイテムのため、相場は右肩上がりに上昇を続けています。
2022年時点での相場は270万円前後で推移していますが、2019年で生産が終了しているので、今後さらなる価格上昇を見せる可能性は高いでしょう。
Ref.116655の基本的なスペックは下記の通りです。
https://kaitori-off.net/rolex/yachtmaster/116621-chocolate
ヨットマスター1の第7世代モデルで、初のロレゾールモデルとして誕生したRef.116621。
前モデルであるRef.116655と比較すると、オイスターフレックスブレスレットが改められ、再度メタルブレスレットが採用されています。
そのメタルブレスレットにRef.116655で採用したエバーローズゴールドを加え、よりドレッシーなシーンで映えるデザインでの使用を想定したモデルになりました。
穏やかなエバーローズゴールドの輝きにチョコレート色のシックなダイヤルが組み合わされ、より大人の気品漂う顔立ちが魅力となっています。
中古市場での相場は150万円前後でこちらも右肩上がりに上昇し続けている状況です。
Ref.116621の基本的なスペックは下記の通りです。
https://www.kame-kichi.com/items/50600
2019年のリニューアルを経て新たなスペックアップを果たし、ヨットマスター1の第8世代モデルとして誕生したRef.126621。
ムーブメントが長きい渡って採用されていたCal.3135から新たにCal.3235が使われるようになります。
耐磁性と耐衝撃性アップとともに、パワーリザーブが48時間から70時間へ向上するなど、全体的なスペックアップを果たしました。
リニューアルとともにリファレンス型番も1166〇〇から1266〇〇に変わっていることからもロレックスが新たな挑戦を始めているのが分かりますね。
Ref.126621の基本的なスペックは下記の通りです。
https://www.thewatchcompany.co.jp/rolex-yacht-master-126622-blue.html
Ref126611と同じくヨットマスター1の第8世代モデルとして新たに登場したRef.126622。
ステンレススチールとプラチナのコンビモデルで、シンプルな顔立ちが魅力のモデルです。
文字盤カラーはブラックとチョコレートの2色展開で、本モデルよりシルバーが生産終了となっています。
デザイン面では前モデルのRef.116622と大差ないことから相場は16160万円前後を推移しています。
ただ、今後のマイナーチェンジ次第では、相場の高騰が見られる可能性もあるので注目して見ていきたいところです。
Ref.126622の基本的なスペックは下記の通りとなっています。
https://u-s-blog.com/information/2019-07-11/
1266〇〇シリーズの誕生と同時に新たにヨットマスター1の仲間入りを果たしたRef.226659。
ヨットマスター1としては初めて素材にホワイトゴールドが採用されたモデルで、ケース径も42mmと史上初になります。
これまでのヨットマスターとは一風変わったシンプルなモノクロデザインがよりその高級感を引き立てていますね。
ベゼルにセラミックが搭載されたことが高級感を引き立てた所以となっているのでしょう。
Ref.226659は世間に認知されて以降、話題が話題を呼んで、鮮烈なデビューを飾ったため、発売後すぐに完売してしまい、2022年現在もなかなか入手困難なアイテムとなっています。
ラグジュアリーなスポーツウォッチとして新たに誕生したRef.226659はお目にかかればぜひとも手に入れたいモデルですね。
ビーチリゾートを楽しむセレブ受けの腕時計として誕生したロレックスヨットマスターは当然ながら芸能人や有名人からも非常に高い支持を受けています。
水上での使用が想定されていることから防水性の高さが魅力の時計ですが、デザインや素材にもこだわりの深いモデルのため、ビジネスシーンやパーティーなどでも幅広く活躍することが人気の所以となっているのでしょう。
ここではロレックスヨットマスターⅠを着用している芸能人や有名人についてまとめています。
芸能人名 | 職業 | 着用モデル |
---|---|---|
稲葉篤紀 | 元プロ野球選手 | Ref. 116655 |
伊東四朗 | 俳優 | Ref. 168623 |
田中圭 | 俳優 | Ref. 116622 |
ジェシー | アイドル(SixTONES) | Ref. 126621 |
ノブ | お笑い芸人(千鳥) | Ref. 116680 |
徳井義実 | お笑い芸人(チュートリアル) | Ref. 116622 |
中村橋之助 | 歌舞伎役者 | Ref. 16628 |
桂三度(世界のナベアツ) | お笑い芸人 | Ref. 16622 |
日本の有名人では8人の男性がヨットマスターⅠを着用されていることが確認されています。
ダイヤルやブレスレットの組み合わせが豊富なためおしゃれを楽しむことができるモデルのため、プライベートも非常におしゃれな方が名を連ねたのかなという印象です。
バリエーションも豊富なため、着用モデルを見ても人それぞれという感じで、人と被りにくいところもいいですね。
ここでは海外の有名人でヨットマスターを着用されている方をまとめています。
芸能人名 | 職業 | 着用モデル |
---|---|---|
ネイマール | サッカー選手 | Ref. 126655 |
デビッド・ベッカム | 元サッカー選手 | Ref. 16628 |
チャーリー・シーン | 俳優 | Ref. 16622 |
コナー・マクレガー | 格闘家 | Ref. 116688 |
ミロスラヴァ・ヴァヴリネック・フェデラー | 俳優 | Ref. 116695SATS |
ジュスティーヌ・エナン | 元テニス選手 | Ref. 168622 |
ミケーラ・クアットロチョッケ | 俳優 | Ref. 126655 |
ロレーナ・オチョア | 元プロゴルファー | Ref. 69623 |
海外では8名の方がロレックスヨット―マスターを着用されていることが確認されています。
男性だけでなく女性の名前もちらほら見られますね。
エレガントで上品な外観が特徴のヨットマスターですから女性からの人気が高いのも納得できます。
金やプラチナなどが豊富に使用されたモデルのため、価格はかなり高めではありますが、着用シーンは選ばず、つける人も選びません。
憧れの有名人や海外セレブ御用達のモデルのため、知人との集まりでも自信をもって腕元をアピールできそうですね。
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今回はロレックスヨットマスター1の歴史について振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか。
ビーチリゾートを楽しむ富裕層向けの腕時計として誕生したヨットマスター1はラグジュアリー感が強く高級ブランドであるロレックスがさらなる高級を追い求めた至極のモデルになります。
ロレックスのスポーツウォッチとして代表的なサブマリーナの上位モデルという立ち位置にあり、誕生当初からオールステンレスのモデルが存在しない点にも驚きが隠せません。
特に初代モデルであるオール金無垢が素材として使われたRef.1662が誕生した際の衝撃は非常に大きなものでした。
幅広いバリーエーションの中からお気に入りの1本を選んで、日々の生活を腕元から贅沢に彩ってみてはいかがでしょうか。
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