サブマリーナは、ロレックスのスポーツモデルのなかでも特に人気の時計です。筆者は女性ですが、サブマリーナの現行116610LNを所持しています。
堅牢かつガッシリとしたデザインのため女性が身につけるのは難しいのではないかと思われる方もいるかもしれません。しかしシンプルなデザインで着る服を選ばないため、女性でも十分ファッションに取り入れることができます。
今回はなぜ数ある時計の中からサブマリーナを選んだのか、その理由と他の時計との比較から見えてくるサブマリーナの魅力についてご紹介します。
私が所持している時計は3本。
それぞれ紹介します。
1本目はロレックスのサブマリーナ116610LN。購入時期は2019年の3月頃でした。この頃の相場は100万円前後でした。
なぜ女性である私がサブマリーナを買ったのか？その理由は3つあります。
現在、貯金を持っていても以前のように利息はほとんどつかず、以前からただ銀行に預けるだけではもったいないなと感じていました。株や投資もいいですが、それ以外にも実資産として手元に持っておけるものが何かほしかったのです。
そこでロレックスの時計が候補に上がりました。以前から買おうと思っていたのですが、どの時計にするか、買うタイミングなどを見ていたらズルズルと買うタイミングを逃してしまってしまいました。
また金額的にデイトナはちょっと高すぎますが、サブマリーナであれば100万円と区切りもいいので買いやすいと感じました。
2つ目の理由は、サブマリーナ廃盤の噂があったからです。2019年の3月にGMTの廃盤が決まり、黒ベゼルの116710LNの相場が爆上がりしたのを見て、サブマリーナもあわよくば爆上がりしないかなと感じたのです。
サブマリーナの廃盤予想の理由は、「新型ムーブメント」への切り替えです。2015年より始まったCal.3200番代へのムーブメントへの切り替えのため、シードゥエラーやGMTマスターの新作が発表されていますが、次はサブマリーナだろうと噂されています。新作が発表になれば、現行の116610LNは廃盤となり、相場が上がるかもしれません。
また毎年のバーゼルで発表されるロレックスの新作も楽しみといえば楽しみなのですが、どこか他人事なので、ロレックスを手元に持っていれば新作発表の楽しさも増すのでは？と考えた結果購入しました。
このときはまさかコロナウイルスによってバーゼルが中止になるなど、つゆほども思っていませんでした……。
といっても、こちらはあくまで「あわよくば」なため、正直そこまで期待はしていないです。サブマリーナは個体数が多いし、値上げ率で見れば、圧倒的にグリーンサブのほうが良いと言えます。
3つ目の理由は、デザインがつけやすかったからです。資産として持っておきたいと言うのはもちろんですが、だからといって普段使いできないのは嫌だったので、デザインも重視しました。黒文字盤に黒ベゼルとシンプルなデザインのため、普段着にもスーツにもあわせやすい点が一番の魅力ですね。
レディース時計に比べれば当然ちょっとゴツいけど、その”ちょっとゴツい”感じも良いです。
サブマリーナは正直、つける目的というよりも資産的な目的のほうが大きかったです。しかしそれでもシンプルなデザインのため、普段着やスーツでもつけられるといったメリットもあります。
理想
女子の憧れキャメロン・ディアス。映画『ナイト・アンド・デイ』でロレックスのサブマリーナをつけてました。映画の内容はごく普通の女性（キャメロン・ディアス）が謎のイケメン（トム・クルーズ）と出会い、そのイケメンが実はスパイで、事件に巻き込まれていく……というベッタベタの内容ですが、時計はベタじゃなかったです。いえ、男性がサブマリーナつけていたらベタなんですが。トム・クルーズでなくキャメロン・ディアスがつけているというところが良いですね。この映画はアクションシーン満載なので、そんな映画にピッタリです。映画の話になってしまいました。
次に私がつけた写真です。
現実
ケースサイズは40mmと女性でも十分つけられるサイズですが、やはり少し大きめですね。腕だけでもキャメロン・ディアスになりたかったのですが、難しかったようです。海外の方のサイズに合わせて作られているため、日本人には少し大きいのでしょうか。
とはいえ、私の腕周りは14cmと女性の平均値15cmから比べれば細めなので、平均値前後の女性がつければもう少しちょうどよいフィット感が出るかと思います。
腕が細いのは同性から羨ましがられますが、メンズ時計が好きな私にとっては「もう少し太いほうが、似合うのになぁ」と思ってしまいます……。
少しサイズは大きいものの、黒文字盤でシンプルな文字盤と、色々な服に合わせやすいデザインなのは間違いありません。あえてゴツい時計をつけることで腕を細く見せることもできますね。Tシャツなどラフなスタイルには断然似合います。
やはりさすがのロレックス。男性からも女性からも評判がいいです。はじめは女性がロレックスをつけていることに驚くものの時計が好きであることをアピールできるし、時計好きの方とは時計の話で盛り上がれます。
2本目の時計はノモス・グラスヒュッテです。シンプルな白文字盤にアラビアインデックス、ケースサイズ35mmのため、男性でも女性でもつけやすい時計です。個人的に白文字盤＋アラビアインデックスの時計がとても好みなので、初めて見たときからずっとほしいと思っていました。
ただ手巻き時計なので毎日巻き上げないといけないんですよね。ズボラな私はしょっちゅう巻き上げを忘れてしまい、気づいたら止まっています。時計のためにも毎日ある程度一定の時間に巻き上げてあげないといけないのですが、いかんせん忘れてしまいます。
「洋服にあわせやすい」と書きましたが、浴衣にもあいました。和服に海外の時計は邪道？ いえ、かわいければ良いのです。それが女性というもの。ノモスのベルトは馬のお尻の革でできているため、つけ心地も柔らかいのも嬉しい。
驚くほど何も言われません……。そもそもノモスが時計ブランドとしての知名度はあまりなく、マニアックな部類に入る上に、時計のデザイン自体もごく普通のもの。そのためブランドであることに気づかれることはほとんどありません。気づいてくれる方は「ノモスが好き」という方か、よほど時計が好きな方か、どちらかです。
3本目はカシオのG-SHOCKです。こちらは完全にアクティブ用。ライブやフェス、海外旅行などの際にこの時計を使用しています。
初代のGショックから受け継いでいるスクエア型。大きすぎず、かといってベビーGほど小さくはないという絶妙な大きさがピッタリ。実用性もさることながら、ブルーの印字などスタイリッシュな見た目とちょっとゴツい見た目が気に入っています。
海外旅行に行った際も、簡単に時刻合わせができるため重宝しています。旅行先ではノモスやロレックスでオシャレしたい！という気持ちもなくはないですが、さすがに盗難や紛失が怖いのでGショックで安心安全な旅行を楽しんでます。
Gショックも周囲のウケは良いです。フェスでは、同じようにGショックをつけている方がたくさんいるので、初めて知り合った方ともGショック談義で盛り上がれます。Gショックと言ってもかなりの種類があるので、好みや持っている時計がかぶることが少ないのも嬉しいところです。
女性である私がサブマリーナを選んだ理由と、使い心地、また手持ちの時計との比較をご紹介しました。女性にとっては、堅牢で少しゴツいイメージがあるサブマリーナですが、女性でも十分ファッションに合わせられる時計です。
時計好きであることをアピールできる上に、メジャーなブランドのため、時計好きはもちろん、時計に詳しくない人からもウケが良いのもポイントです。
「華奢なレディース時計よりもちょっとゴツい時計でかっこよく決めたい！」という方には断然おすすめです。
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