パテックフィリップ時計は現行品でもアンティークやヴィンテージのでも、確立した市場があり他の時計ブランドにくらべ買い取り先をしっかり判断すれば中古でも高く売れます。
パテックフィリップは時計マニアや機械式時計ファンに指示されるブランドなので、バックや財布も買い取っているブランド買い取り店より中古時計専門店のほうが高額で買い取ってもらえる可能性が高いです。
この記事ではどういった所でパテックフィリップを買い取ってもらうと高額なのか、資産価値として上がっているのかなど纏めましたので参考にしてみてください。
私の母は200万円以上する18kのシャネルの時計を20年程前に購入しましたが、現在の買い取り相場は高い所でも40万円前後です。30%にも満たない買い取り価格です。
高級腕時計は値崩れしずらいといわれますが、元値が高くても求めれる人が少なければ買い取りも金額も下がってしまいます。
シャネルの場合はリセース(再販売)が悪い時計ですが、パテックフィリップはリセールが良い時計と位置づけされています。
リセールが良い高級時計なのでパテックフィリップは資産価値がある時計です。
状態が悪く無いかぎりカラトラバ、ノーチラス、アクアノートのモデルであればセールバリュー40%を切る事はないと思いといえます。
ワールドタイムやパーペチュアル、ミニッツリピーターなど複雑機構の場合はセールバリュー50%を切る事は無いと考えて良いです。
中野や銀座、など中古時計店をみているとカラトラバが多い印象です。
カラトラバとはラウンド(丸)の形をした時計の事です。パテックフィリップのなかでも四角型スクエアや長まるのオーバルといったものがありますが、カラトラバは最も歴史が長く人気が高い時計です。パテックフィリップの中でも安定した人気があります。
キャリバーとは時計の中身ムーブメントの機種名です。リファレンスナンバーは型番の事です。
キャリバーやリファレンスナンバーを確認する事でで何時の時代に作られたか、どれほど生産されたものかなど付加価値を判断する事ができます。
パテックフィリップのアンティークはプレミアが付く事がありますが、少価値を判断できる査定人にみてもらう必要があります。
買い取り店のなかにはアンティークの査定を適切に査定出来ない人もいます。
例えば、同じカラトラバでも1〜4世代まであり4世代目だけはキャリバーがCal.12-600ATからCal.27-460に変わっています。見た目はにていてもキャリバーが異なると買い取り価格も異なります。
パテックフィリップのアンティークやヴィンテージの買い取りを考えてるかたは、時計専門の査定人がいる所で査定してもらう事をおすすめします。
2011年から2018年までの7年間でどのくらい中古価格が変わったか調べてみました。
1962年代に製造されたカラトラバのトロピカルの時計で比較してみます。
トロピカルの中でも4世代ありマニアからは芸術品といわれるキャリバーCal.27-460が搭載されたモデルで陶製文字盤を仕様しています。白ではなく、少し黄みが入った文字盤の色が特徴的です。
2011年の時計雑誌の情報をみるとカラトラバのトロピカルRef3429は1,250,000円で販売さていますが、現在の2018年の中古販売価格は価格1,248,000円です。
【アンティーク】パテック フィリップ カラトラバ Ref.3429 YG 1962年(PATEK PHILLIPPE CALATORABA Ref.3429 YG Ca.1962)【中古】
1,250,000円→1,248,000円
カラトラバのRef3429は、ここ7年で下がってもいないですが上がってもいないですね。
Ref.1578はCal.27-scを搭載したものです。Cal.27SCは1949年〜1970年頃まで製造されていました。
カラトラバの中では大きなケースで35mmあります。通称ビッグカラトラバと呼ばれている時計です。
2011年の時点では、1,580,000円で販売されていましたがwatch-colleさんで1,200,000円で販売されています。
海外のサイトでも110万円前後で販売されていました。ヴィンテージやアンティークのカラトラバでも下がるモデルもあります。
1,580,000円→1,200,000円
カラトラバRef.96通称クンロクと同じ形状ですがケース径28mmとスリムな大きさでベビーカラトラバと呼ばれている時計です。
2011年の時点で1,080,000円でしたが、現在1,280,000円で販売されています。
1,080,000円→1,280,000円
2005年に生産終了したカラトラバ・オフィサーの場合の価格の変動を調べて見ました。
オフィサー5022jはギョウシェ彫りがされた変わったモデルです。
2011年の時点の中古価格は748,000円ですが、現在は90万から100万円前後で販売されています。
748,000円→900,000円
90年代後半、トロピカルなど特殊なモデルを除いて最も人気だったのがカラトラバ5000です。なかでもポピュラーなのが5000Jになります。
発売時の参考価格は208万円の時計で、2011年の中古価格89,000円とパテックフィリップの中では買いやすい中古価格でしたが現在は1,300,000から1,480,000円で販売されています。
ちなみに画像は楽天市場バーバース様で販売している物です。
89,000円→1,300,000円
時計は買い取ったあと、その店舗やネットショップで売られてると思ってる方が多いと思いますが、パテックフィリップやロレックスのように、セールバリューが良い時計は、海外中古時計市場、業者向けオークション、アンティーク専門市場など色々な所へ流れていきます。
この販売ルートが多い買い取り会社の方が、より需要の高い所へ時計を販売できるるため高額で買い取ってくれる可能性が高いと言われています。
時計の買い取りのさい2、3店舗で売却を決めてしまう人もいますが、パテックフィリップの時計はリセールバリューが高い時計なので、場所によって10〜20万円変わってくると思います。私の母のシャネルの時計でも10万円以上の価格差がありました。
時計の買い取りを行なっている所は色々ありますが在庫数や、何処が多くの販売ルートを確保していているのかなど、売る側は分からないので、できるだけ多くの店舗で査定してもらう事をおすすめします。
こちらに一括査定の会社を3つ纏めてありますので参考にしてみてください。
私のおすすめは写真を送るだけで、大手買い取り会社から中古時計専門店まで最大8社から査定してもらえる時計査定のの窓口です。
査定金額がでていないのにパテックフィリップやロレックスなど高額な時計は送るのを不安を感じる方には、手元に時計を持ったまま一括査定ができるのでおすすめです。
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