他ブランドの追従を許さない機能性の高さとステンレスに包まれた高級感のある見た目で多くの人々から人気を集めるデイトジャスト。
今回は少し質素でストイックな印象の強いデイトジャストRef.16200についてご紹介していきます。カレンダー機能を搭載して実用性が高いだけでなく、インデックスのバリエーションも豊富で幅広い種類の中から自分に合ったデザインを選べるのがこのモデルの特徴です。デイトジャストといえば、イエローゴールドやホワイトゴールドのコンビモデルが思い浮かぶ方が多いかと思いますが、それらは少し派手なイメージが強く着用するのに少し抵抗があるという方は多いのではないでしょうか。ただ、今回紹介する16200はシルバーベースのシンプルなデザインとなっているのでフォーマルなシーンでも使いやすくなっています。
廃盤になった今でも高い人気を誇り続けるデイトジャスト16200にはいったいどんな魅力があるのでしょうか。今回はロレックスデイトジャスト69174の買取相場やできるだけ高く買取してもらうコツについてご紹介します。
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デイトジャスト16200は1988年頃から2006年までの約20年弱の期間に渡って生産されました。ケースやブレスがステンレススチールに包まれた非常にシンプルでストイックなデザインが魅力の1本となっています。前モデルのRef.16000はテンプを1つのブリッジで支えるCal.3035がムーブメントとして使われていましたが、16200ではテンプを2つのブリッジで支えるCal.3135が採用されています。ちなみにテンプとはムーブメントの心臓部となる車輪のような形をしたパーツのことです。Cal.3135は時計業界最高クラスのムーブメントとして名高く、その後も様々な有名モデルにも採用されました。16000に比べ、デザイン面で大きな変更はありませんが、風防にサファイアクリスタルが使われるようになったことで、防水性、耐久性が上がり、より上品な印象に仕上げることを可能にしました。
基本的なスペックは下記の通りです。
https://www.rasin.co.jp/SHOP/U-16200BK-5.html
ロレックスデイトジャスト16200は約20年弱という製造期間の間にいくつかのマイナーチェンジを果たしています。
デイトナやサブマリーナなどの一部レアモデルではマイナーチェンジによって価格が大きく変わることがありますがデイトジャスト16200の場合はどうなのでしょうか。
結論からいうとデイトジャスト16200はマイナーチェンジによって価格が大きく変わるということはありません。ただ、ロレックスマニアやコレクターはマイナーチェンジによる小さな違いも気にすることが多いので、今後の人気次第では価格が高騰する個体が出てくる可能性もあります。
誕生から7年後の1995年に起きたマイナーチェンジではケースサイドの横穴がなくなったことよりシンプルなドレスウォッチとしてのイメージが強くなりました。さらに1999年のマイナーチェンジでは夜光塗料がトリチウムからルミノバに変更されより上品な輝きを見せるようになっています。2003年には風防6時位置に王冠の透かしが入るようになりました。この背景にはロレックス200年代に入ってロレックスの模造品やコピー製品流出を防止することが目的となっていました。王冠の透かしはこの時期、デイトジャスト以外にも様々なモデルのマイナーチェンジでも実装されています。
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ロレックスデイトジャスト16200の現在の人気はどのくらいあるのでしょうか。ここでは現在の人気度合いと買取相場の推移についてみていきましょう。
ここでは買取相場の推移についてご説明します。ロレックスデイトジャスト16200の買取相場は近年右肩上がりに上昇し続けています。特に2020年代から急速に価格高騰が起こり始め、2022年現在では状態の良い個体であれば、定価を超える買取価格が出ることもあります。この背景には恐らく為替が円安の状態が続いていることも強く影響しているといえるでしょう。デイトジャストはロレックスの中で最もポピュラーなモデルであることもあり、その買取価格は一時的に下がることはあるものの比較的安定にて推移中です。生産年が古く、現在は廃盤となったモデルでもあることから今後残存個体数が少なくなれば自ずとさらなる買取価格の高騰が起こる可能性は高いでしょう。
年 | 買取相場(平均) |
---|---|
2012年 | 240,000円 |
2016年 | 300,000円 |
2018年 | 350,000円 |
2020年 | 370,000円 |
2022年 | 500,000円 |
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ここでは高額査定の目安となる換金率についてご説明します。換金率とは買取に出したアイテムが定価の何%で買い取ってもらえたのかを示す指標のことです。ロレックスのような高級ブランドの腕時計を買取に出す際には必ず押さえておきたいポイントになります。換金率を算出することで他のモデルのアイテムと価値の比較をすることも可能となります。一般的に換金率は高ければ高いほどよいとされますので、買い取ってもらう前に換金率の計算も忘れず行うようにしましょう。
例えば、例えば定価100万円の時計が50万円で買取してもらえた場合の換金率は50%になります。ロレックスのデイトナやエクスプローラーなどの一部人気モデルでは定価の買取金額を大きく上回ることが多いため、換金率は100%を超えることも多いです。
実際に計算式に示すと下記のようになります
買取金額÷定価×100=換金率
例でいえば、
買取金額500,000円÷定価1,000,000円×100=50%
となります。
https://www.e-second.co.jp/products/detail/3974
ロレックスデイトジャスト16200の2022年現在の換金率は次のようになります。
500,000円(2022年平均買取価格)÷425,200円(定価)×100=117%
デイトジャスト16200の換金率は117%となっています。中古品であるにも関わらずこれだけ大きな換金率が出るというのはやはりロレックスのブランドとしての地位の高さが分かります。
もちろんこれは平均買取価格ではありますので、付属品の有無や経済情勢の悪化などによって金額は上下することがありますので、あくまで目安と考えておくようにしましょう。
https://kaitoru.co.jp/watch/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88-16200/
ここではデイトジャスト16200を高く売るコツについて3つご紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
1つ目は付属品の有無です。付属品がすべてそろっていれば査定額は高くなりやすい傾向にあります。逆に揃っていなければ、本来の査定額よりもマイナスされてしまいますので注意が必要です。特にロレックスのような高級ブランドであれば、その上下幅は大きくなります。
付属品にといえば、ギャランティカード(保証書)や時計の箱、あまりコマなどが挙げられます。その中でも特に重要といわれるのがロレックス公式が発行したギャランティカードの有無です。ギャランティカードが揃っているかどうかで査定額は数万円程度動くことがありますので、査定に出す前にしっかりと確認しておくようにしましょう。そのほかにも購入時にアイテムが入っていた箱やコマ詰めをしたという方はあまりコマなども揃っているかどうか確認することが大切です。
2つ目は時計の状態です。言わずもがなかとは思いますが、時計の状態が良ければ高額査定につながる可能性は高くなります。デイトジャスト16200は現在廃盤となっており、今後残存個体数が少なくなってくれば、状態の良い個体は非常に希少性が高くなるため、買取金額も高くなります。
時計の状態を新品に近い状態で維持するのは大変ですが、日頃からセルフケアを入念に行っておくことで劣化を遅らせることはできます。また、査定に出す前には時計に小さな汚れや傷、汚れなどがないか確認し、柔らかい布できれいに拭き取ってあげるといいでしょう。
時計が動いているかどうかも査定の際には重要なポイントとなります。ロレックスの製品は非常に品質が良く高性能だと評判ですが、時間が経てば針が止まってしまうことは避けられません。仮に時計が動いていなかったとしても査定の際に修理してもらえば、修理代金分は査定額からマイナスされますが、買い取ってもらうことは可能です。今後買取に出すかもしれないというアイテムがある場合には、できれば動いている状態の時に買い取ってもらうのが理想ですね。
3つ目は買取時期です。買取時期が良ければ高額査定が出やすくなることがあります。まずわかりやすい例でいえば、シーズンごとに毎年訪れるイベントの時期を狙ってみるのがおすすめです。例えば、クリスマスや成人、入学などの時期になるとプレゼント用に購入したいと考える方が多くなります。このような時期に備えて買取店はイベントが近くなるとより多くの在庫を仕入れるために買取強化に乗り出す傾向にあるので、高額査定が出やすくなるということです。実際に2012年のアベノミクスを契機として起こった円安では海外ブランドアイテムの相場が軒並み高騰を見せました。2022年現在、円安が続いている状況のため買取に出す時期としては最適といえるでしょう。
また、ロレックスは海外ブランドであるため、為替が円安になれば定価が高騰する傾向にあります。定価が上がれば、自ずと中古市場の相場も上がるため査定額も高くなるわけです。
https://www.shibuya-kusumoto.co.jp/products/detail/4991
ここではデイトジャスト16200の売却方法について3つご紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
1つ目は店舗買取です。店舗買取はその名の通り、店舗まで足を運んで鑑定士に査定してもらってから買い取ってもらう方法になります。店舗によって買取金額は上下することがあるので、必ず複数店舗を回った上で売却するかどうか決めるのがポイントです。店舗によっては実際の相場を大きく下回った査定額を提示してくることもあります。店舗側としてはできる限り低い査定額で買い取った方が利益が大きくなるからです。そんな店舗側の意図に乗せられたままアイテムを手放してしまうのはもったいないですよね。そうならないためにもあらかじめ自分が今持っているアイテムの相場は調べておき、査定してもらう前に複数店舗を回っている旨を伝えておくようにしましょう。そうすることで、店舗側も半端な査定額では買い取れないなと判断するので通常通りの査定額を提示されやすくなります。それでも満足できるような査定額が提示されない場合には、状態があまり良くないために査定額が低くなっている可能性もあるので、鑑定士に理由を尋ねてみてもいいかもしれません。ただ、その理由に納得がいかなければ、根気強く複数店舗を回ってから決めるのが良いでしょう。
2つ目は宅配買取です。宅配買取では、自分が売却したいアイテムを買取店に送って、査定してもらう方法になります。店舗まで足を運ぶ必要がないため、近くに買取店がないという方やまとまった時間がとれない方におすすめな方法です。万が一査定額に満足できなかった場合には、返送してもらうことも可能です。さらに鑑定士と直接顔を合わせる必要がないので、断りやすいというのも魅力となっています。ただ、現金化に1週間程度時間がかかるため、すぐに手元に現金が欲しいという方には不向きな方法です。宅配買取は発送から査定、振込と段階を踏む必要があるのでどうしても時間がかかってしまいます。店舗買取であれば最短即日で現金化が可能ですが、宅配買取の場合はそうはいきません。そのため、すぐに現金化する必要がない場合には手間も少なくおすすめな方法です。
3つ目は一括査定です。一括査定は複数の買取業者から買取金額を提示してもらって一番高い金額を提示した業者から買い取ってもらうことのできる方法になります。一括査定に登録している業者は時計を専門に買取する業者が揃っており、ロレックスデイトジャストに詳しい鑑定士に査定してもらえるので、通常よりも高い査定額が出やすくなります。また、複数店舗が一斉に査定額を提示していることを業者側も把握しているので買い叩きが起こることもありません。
私自身、店舗もネットも含め様々な所で時計の査定をしてもらいましたが、一括査定は一番おすすめです。
その時の記事がこちらです。ブランド時計の買取のメッカ中野や有名ブランド買取店へ行ってオメガのスピードマスターとシャネルのプルミエールという時計を査定してもらい比較しています。時計の買取、10社回って値段の比較をしてみた。おすすめは?リアルに纏めてありますので是非参考にしてみてください。
色々と試した中で一括見積もりサイトは複数の買い手の中で買い取りたいという価格競争が生まれるので一括査定サイトを使うと、高額な査定金額がつきます。 最も高く買い取ってくれる所が見つかるはずです。
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