ロレックスの中で最も人気があるといわれる王道モデルのデイトジャスト。
その中でも今回は現在なかなかお目にかかることのできない旧型モデルのRef.16233についてご紹介していきます。18Kイエローゴールドとステンレスのコンビモデルでゴージャスな見た目が特徴の16233。日付の瞬時切り替え機能に加え、防水100m、自動巻き機能を兼ね備えており、日常使いでも大活躍すること間違いなしのアイテムとなっています。人気の波も落ち着いた定番モデルで長年需要が安定しているため買取相場も大きく変動することがないのが特徴です。さらに流通数が多いことから相場価格も手の届きやすい価格帯のアイテムが多いのが魅力となっています。
そういうわけで今回はロレックスデイトジャスト16233の買取相場やできるだけ高く買取してもらうコツについて、実際に買取店に勤めていた私の経験もあわせてご紹介します。
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https://www.chrono24.jp/rolex/rolex-datejust–id20128520.htm
ロレックスのドレスウォッチとして不動の人気を誇り続ける16233。1988年に登場してから2004年頃までの約16年間に渡り生産されたロングセラーモデルとなっています。ロレックスの3代発明といわれる「オイスターケース」、「デイトジャスト機構」、「パーペチュアル機構」のすべてを兼ね備えたハイスペックモデルです。魅力は機能面だけにとどまらず、18Kイエローゴールドが採用されたゴージャスなベゼルで富裕層からも大きな支持を集め、自身のステータスをアピールするシンボルとしての役割も生産当時は担っていました。文字盤カラーの種類も豊富で、シャンパンゴールド、ホワイト、ブラック、ブルーグラデーションなど好みに応じて選ぶことができるのも魅力です。16233は当時日本の富裕層の間で最も流行したアイテムともいわれています。基本的なスペックは下記の通りです。
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デイトジャスト16233の前モデルは1977年から1988までの約11年間に渡り生産された16013になります。16233は前モデルの16013からどのような進化を遂げたのでしょうか。
変更点は大きく分けて3つ存在します。
ムーブメントがロレックスのムーブメント史上最高傑作ともいわれるCal.3135に変更を果たし、メンテナンス性が大幅に向上しました。Cal.3135が搭載されたことで、定期的なオーバーホールなどのメンテナンスを継続的に実施することで時計の精度を永続的に保つことを可能としています。風防にはサファイアクリスタルが採用されたことで、耐久性、耐腐性が向上しただけでなく、見た目の高級感にも磨きがかかりました。さらに防水性能も50mから100mに向上したことで、よりデイリーユースを意識したモデルへと進化を遂げています。
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ロレックスデイトジャスト16233は約16年の生産期間でいくつかのマイナーチェンジを果たしています。簡単にまとめると下記の4点です。
1995年のマイナーチェンジでケースとブレスレットをつないだ横穴が貫通式から非貫通式に変化し、外から見ると横穴が見えない仕様に変化しています。さらに同年ダイヤモンドインデックスの台座が四角形から八角形に変化しました。1999年には夜光塗料にスーパールミノバという放射性物質を含まない素材が使われることで視認性の向上に成功しています。2003年頃にはコピー製品が流通するのを防止するために風防ガラス6時位置にロレックスの王冠マークに透かし影が入るようになりました。
これらのマイナーチェンジによって買取価格が変わることはあるのでしょうか。
結論からいえば、デイトジャスト16233は時計の状態や精度により価格変動が起こることはあっても、マイナーチェンジによって価格が大きく変わるということは少なくなっています。ただ、年式によって若干価格に違いが出ることはあるので、気になる方はお近くの買取専門店で尋ねてみるのがおすすめです。一般的には生産年が古いほど残存する個体数が少なくなるので、価格は高くなりやすい傾向にあります。さらにロレックスのコレクターはアイテムの細かいところまで観察して、価値を吟味するので時代のトレンドやインフルエンサーの存在により、今後マイナーチェンジによる個体差によって価格変動が起こることもあるかもしれません。
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ロレックスデイトジャスト16233の現在の人気はどのくらいあるのでしょうか。ここでは現在の人気度合と買取相場の推移についてみていきましょう。
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ここでは買取相場の推移についてご説明します。ロレックスデイトジャスト16233の買取相場は年々右肩上がりに上昇し続けています。デイトジャストはロレックスの中で最も人気のあるモデルであり、時代に左右されることなく、高い人気を誇り続けるのがその所以といえるでしょう。2000年頃は25万円程度であった買取相場は2022年現在では50万~60万円程度で推移している現状です。生産された個体数が多い分、定価を上回るほど高いということはなく、比較的手が出しやすい価格帯だといえるでしょう。スポーツモデルの相場高騰が有名なロレックスですが、デイトジャストも安定して上昇し続けており、近年円安が続いている背景など考慮すると今後買取相場が定価を上回る可能性は高いでしょう。(ロレックスなどの海外ブランドの時計は円安時に定価が上がるため、それに準じて買取相場も高くなる傾向にあるからです。)買取相場の推移については下記の表にまとめています。
年 | 買取相場(平均) |
---|---|
2000年 | 250,000円 |
2014年 | 300,000円 |
2019年 | 350,000円 |
2022年 | 500,000~600,000円 |
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ロレックスデイトジャストを買取に出す前に抑えておきたい知識として高額査定の目安となる換金率(リセールバリュー)があります。換金率は自身が買取に出したアイテムが定価の何%で買い取ってもらえたのかを具体的に数字で示すことができるのです。高ければ高いほど良いとされている換金率を算出することで他のブランドや型番の違うアイテムとの査定事情の違いについても知ることができるので、買取に出す際には必ず把握しておきたいポイントになります。
例えば、30万円が定価の時計を15万円で買い取ってもらえた場合の換金率は50%になります。デイトジャスト16233は市場に出回る個体数が多いので、換金率が100%を超えることは少ないですが、デイトナやサブマリーナなどの一部レアモデルでは換金率が100%を上回ることも多いです。
換金率の算出方法を計算式として示すと下記のようになります。
買取金額÷定価×100=換金率これを先程の例で当てはめてみると
買取金額150,000円÷300,000円×100=50%
となります。
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ここでは2022年現在のロレックスデイトジャスト16233の換金率についてみていきましょう。
500,000円~600,000円(2022年平均買取価格)÷649,800円(定価)×100=77~92%2022年現在の換金率は77~92%と100%に近い値となっています。
この数字はあくまで買取平均金額目安にはなるので、時計の状態や経済情勢によって多少上下することがあることは頭に入れておきましょう。さらに買取店によって査定額に多少の差が出ることもあります。
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ここでは16233を高く売るコツを大きく3つに分けてご紹介していきます。
これら3つのポイントについて詳しく解説していきます。
当然ですが、傷や汚れなどが少なく、時計の状態が良ければ高額査定が出やすくなります。仮に使用感があったとしても目立たない程度であれば減額のポイントにはなりにくいです。傷や汚れはパッと見た感じでは見受けられないこともありますが、明るい場所で光に当ててみることで浮かび上がることもあります。小さな汚れであれば事前に柔らかい布で拭き取っておくといいでしょう。特に裏蓋やバックルの汚れや傷は見落としがちなので忘れずチェックしておくことが大切です。
さらにベルトに大きな伸びが見られる場合には減額のポイントになります。デイトジャストのベルトは基本的に修理が難しく、交換となる場合が多いからです。
いくつか減額のポイントが見受けられたとしても修理や交換にかかる費用が査定額を上回れば買い取ってもらえないことはありませんのでご安心ください。状態が非常に悪いという場合でも素材や部品としての買取が可能な場合もあるので、気になる場合にはお近くの買取店で尋ねてみるといいでしょう。
デイトジャスト16233を高く売るためには付属品をすべてそろえておくことが重要となります。時計の状態が良かったのに付属品が揃っていなくて査定額が下がってしまうのはもったいないのでそろえておきたいところです。付属品にはギャランティカード(保証書)や時計の箱、あまりコマなどがあります。多くの腕時計の買取で、付属品の有無は重要視されますし、ロレックスのようなハイブランドの時計であればその変動幅が大きくなりやすい傾向にあるのです。
特にロレックス公式が発行したギャランティカードの有無で買取金額は数万円程度変わるので必ず揃えておきたい付属品の1つになります。購入時にコマ詰めをしたという方はあまりコマも忘れずに揃えておくようにしましょう。忘れがちなのが時計の箱で、買取金額にそれほど大きな影響を及ぼすことはありませんが、ないよりはあった方が査定でマイナスになることはないので安心できます。
高額査定が出やすい買取時期も存在します。ロレックスのような海外ブランドの時計で高額査定を狙うのに適した時期は為替が円安の時期です。円安になれば、海外ブランドの商品の定価が高騰するので、必然的に中古市場の相場も上がるからです。16233の買取相場は長年安定していますし、今後も円安が続けばその相場は右肩上がりに上昇していくでしょう。ほかにも、クリスマスや卒業、成人などイベントの時期を狙って査定に出すことで高額査定が出やすくなる傾向にあります。このような時期はプレゼントや自分へのご褒美として購入したいと考える人が増えるので、プレゼントの定番アイテムである腕時計の需要が高まるからです。需要が上がれば、買取店は在庫を確保するために買取を強化するようになるので高額査定が出やすくなるという仕組みになります。そのため、少しでも高い査定額を出したいという方は各イベントの2~3か月前を目安に査定に出してみるといいでしょう。
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ここではデイトジャスト16233の売却方法についてご紹介します。16233の売却方法は大きく分けて3つあります。
1つずつ見ていきましょう。
16233の売却方法1つ目は店舗買取です。腕時計を買取に出すなら一番王道な方法の1つなのではないでしょうか。店舗買取は自分で買取店にアイテムを持ち込んで、鑑定士から査定してもらう方法です。各店舗によって査定額は多少異なることがありますので、必ず複数店舗を回ってから売却するかどうか決めるようにしましょう。
買取店側はできる限り低い査定額で買い取った方が店の利益は大きくなるので、店舗によっては買取相場を大きく下回った査定額を提示してくる店舗もあります。この時、自分が持っているアイテムの相場を知らなければ、提示された査定額が良いのか悪いのか判断できないですよね。そうならないためにも、あらかじめ買取に出すアイテムの買取相場は調べておくようにしましょう。また、買取店で査定を依頼する際に「複数店舗を回っている」ということを鑑定士に伝えておくことで、相場を大きく下っ回った査定額を提示される確率は少なくなります。
16233の売却方法2つ目は宅配買取です。宅配買取は自分のアイテムを買取店に送ってから査定してもらう方法になります。自宅から動くことなく買取に出すことができるので、店舗買取に比べると手間や時間が少ないのが魅力的です。さらに、店舗で鑑定士と直接顔を合わせる必要がないので、査定額に満足できなければ断りやすいというメリットもあります。ただ、1つ欠点となるのが、現金化に時間を要することです。店舗買取であれば査定額に満足できれば最短即日で現金化できますが、宅配買取の場合は、発送してから店舗に届くまでにある程度日数を要するので、現金化に時間がかかります。そのため、すぐに現金化したいという方には少し不向きな方法です。
16233の売却方法3つ目は一括査定です。一括査定は複数の業者から査定金額を提示してもらい、一番高い査定額を提示した業者から買い取ってもらうという方法になります。一括査定では時計の買取に特化した業者が複数存在し、ロレックスデイトジャストについて詳しい鑑定士が査定することが多いので通常よりも高い査定額が出やすいのが特徴です。複数店舗が一斉に査定額を提示するので、買い叩きが起こる心配もありませんし、状態の良いアイテムであれば業者側も仕入れるために価格競争を繰り広げるので、高額査定が出やすい仕組みが整っています。
2022年現在円安が続いていて、デイトジャストの買取相場は右肩上がりに上昇中ですので、ここぞというタイミングで査定に出してみてはいかがでしょうか。
私自身、店舗もネットも含め様々な所で時計の査定をしてもらいましたが、一括査定は一番おすすめです。
その時の記事がこちらです。ブランド時計の買取のメッカ中野や有名ブランド買取店へ行ってオメガのスピードマスターとシャネルのプルミエールという時計を査定してもらい比較しています。時計の買取、10社回って値段の比較をしてみた。おすすめは?リアルに纏めてありますので是非参考にしてみてください。
色々と試した中で一括見積もりサイトは複数の買い手の中で買い取りたいという価格競争が生まれるので一括査定サイトを使うと、高額な査定金額がつきます。 最も高く買い取ってくれる所が見つかるはずです。
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