エクスプローラーIIはロレックスの代表的なスポーツモデルですが、現在はサブマリーナや、GMTマスターII、デイトナのように人気ど真ん中といった時計ではないですよね。
人気が少ないモデルが、その後評価され高騰する流れはロレックスではよくあることです。
エクスプローラー2の中でもref.16570は1991年から2011年間、続いた長いリファレンスなので所有している人は多いかと思います。
売るのは待った方が良いか?高額で買取先はどういった探し方が良いのか?などまとめましたので参考にしてください。
エクスプローラ2は洞窟探検や冒険家用のモデルとして1971年に発売され現在4世代続くコレクションです。
初代Ref.1655は現在アンティーク店にて300万円前後、2代目Ref.16550は130万円前後、アイボリー文字盤だと200万前後で販売されています。
80年のスポーツモデルはエクスプローラ2に限らずどのシリーズでも100万円以上のプレミア価格で販売されています。
2011年の中古価格はref.16570のブラックは418,000円、ホワイトは405,000円で販売されていました。
現在の中古価格は60万円から70万円前後で販売されています。国内定価が2011年の生産終了時で567,000円でしたので状態にもよりますが定価超えの価値があるという事になりますよね。
ちなみにエクスプローラー2の発売から40周年記念として2011年に誕生した4代目の現行モデルref.216570は定価83万円で、中古価格70万円前後(2011年8月時点)で販売されています。
エクスプローラー2の3代目と4代目は、ほかのスポーツモデルに比べ今の所は希少価値が高いとは言えないた立ち位置です。
逆に、今は希少価値が無いが今後10年20年、先に高騰する可能性が無いとは言えないので価格が安いうちに購入するコレクターもいます。
ref.16570の中でも細かいマイナーチェンジを何度か行っていてディスコンになる4年前のものが人気が上がる可能性があります。
ref.16570は20年間続いたリファレンスなのでそのなかでもマイナーチェンジをくりかえしています。
バックルの変更
91年から96年くらいまでの初期モデルはシングルのバックル使用で、その後ダブルロックになっていいます。
トリチウム止め、ルミノバに
1996年頃から発光塗料であるトリチウム止め、ルミノバに変更されます。ちなみにトリチウムは約12年で発行されなくなる為、今尚はっきりと発光する個体はほぼないです。
フラッシュフィットが一体化
2000年頃からケースとブレスレットを繋ぐパーツをフラッシュフィットが一体化になる。
横穴が無くなる王冠透かし
2004年のF番あたりからバネ棒をはめる横穴がなくなり王冠透かしレーザー刻印がサファイアクリスタルの風防に入ります。
キャリバーが3185から3186へ
2007年頃から2011年の最後期にはCal.3186のモデルが存在します。今後ref.16570が高騰するチャンスがあったとしたらCal.3186のエクスプローラー2は高額になると考えられます。
エクスプローラー2自体が注目を浴びたとしたらCal.3186を搭載しているref.16570を欲しがるコレクターはいます。
GMTマスター2とエクスプローラー2は2007年の終わりごろからキャリバー3185から3186へと変更しています。その後、数年間キャリバー3186が搭載され次世代機に移り変わってます。
GMTマスター2はキャリバー3186が搭載され僅か1年足らずに次世代機に世代交代されたので、キャリバー3186が搭載された物はかなり少なく極めて希少で現在は黒赤ベゼルは200万円以上、ペプシに限って300万前後で販売されています。
エクスプローラー2、ref.16570も同じようにキャリバー3185から3186と変更されたのですが搭載されていた期間が4年間と少々長めという事と、エクスプローラー2の人気がGMTマスター2ほど無い事から現在はプレミア価格ではないです。
しかし、この後次世代機が発売されたり、何かのきっかけでエクスプローラー2に注目が集まれば、Cal.3186を搭載したref.16570は高騰すると思います。
今後何年先かはわかりませんが、16570も高騰するチャンスが無いとは言い切れません、M番の一部とV番からのエクスプローラー2ならCal.3186が搭載されています。
3代目Ref.16570は1991年~2011年まで製造されていました。
ロレックスにはZ・Mシリアルからルーレット刻印といってインナーリングの6時側にはシリアル番号が彫られていますのでCal.3186が搭載されているか確認する事ができます。
ルーレット刻印がZシリアルのものや、ルーレット刻印が無いエクスプローラー2はCal.3186は搭載されていません。
Cal.3186が搭載されているエクスプローラー2は
になります。
Mのシリアルの時にキャリバー変更されたのでM番の一部はCal.3185の可能性もあります。
基本的には、これらエクスプローラー2であれば、Cal.3186が搭載されています。
エクスプローラー2は2011年に販売された現行モデルが40mmから42mmへと大きくなりました、サイズ感のせいもあり一時期42mmと40mmでは3代目の40mmのref.16570の方が人気がありました。
買取相場が高騰しているとはいえませんが ここ7年で40万円から60〜70万円前後までジリジリと上がっています。
またロレックスのスポーツモデルとしては珍しいホワイト文字盤とブラック文字盤の2色展開するシリーズです。
ブラックの方が若干人気な印象ですが、白文字盤買取価格はほとんど差はありません。ホワイト文字盤だからといって買い叩きされないように気をつけましょう。
http://forums.watchuseek.com/f23/explorer-ii-16570-most-undervalued-rolex-936105-7.html
結論をいうと、エクスプローラー2の高くするためには高級中古時計専門店に査定依頼をすることが重要となります。
なぜなら中古時計専門店にはロレックスやパテックフィリップ、オーデマピなど、高級時計を購入する顧客を多く抱えているため売り切ることができます。その結果ブックオフのような一般的なリサイクルショップより高く買い取ってもらうことが可能です。
またロッレックスの廃盤スポーツモデル、全体の高騰で利益の源泉となる在庫が中古時計専門店では減っています。
そのため売れる廃盤モデルを少し高くなっても買取を契約したいと考えていることも高く売れる要因のひとつです。
かめきちや、コメ兵、ジャックロード、宝石広場などなど時計の買取を行っている所はいくつもありますが、高級中古時計専門店でも1社のみに査定依頼をすることはオススメできません。
私自身、買取査定を何度もおこなってきましたが売り手対買い手の1対1の場合、買取販売店は自社の利益を最大限にしようと考えます。
こちらの記事時計の買取、10社回って値段の比較をしてみた。も参考にしてみてください。
買取査定に言った事がある人なら経験した事あると思いますが査定人に「いくらくらい考えてますか〜?」と必ずと言っていいほど聞かれますよね。
エクスプローラー2ref.16570の買取相場は現在¥350,000〜¥450,000前後ですが仮に「30万くらいで考えています」と伝えると、査定人は「相場的に29万円が目一杯ですね。」など下げてくる所や「本日売って頂けるなら頑張って30万頑張って出します」なんて平気で買い叩き してきます。
私のおすすめは複数の時計買取店による一括査定です。
一括査定では買い手一人に対して、複数の買取先が値段をつけていくので買い叩きが起きません。買い叩いた値段をつけても相手にされない為です。
逆に、買取会社同士がライバルになるので買取相場の上限ギリギリの思い切った査定金額がつく事が多いです。
ロレックスは同じモデルでもマイナーチェンジを繰り返していて、製造された時期によって価格が大きくかわります。
ロレックスの知識が豊富でしっかり査定ができる所に買取査定をしてもらいましょう。
こちらの一括査定は写真と必要情報を入れると高級中古時計専門店から大手ブランド買取店まで最大8社から見積もりが取れるので私も使っています。
エクスプローラー2のref.16570は価格が少しずつ上がっている時計です。
すぐに売却をきめなくても良いと思いますが今の相場を知っておく事で下がった時や上がった時など売却するタイミングを見極める事ができます。
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