ブローバーやフォッシル、ニクソンなどアメリカの時計ブランドには色々ありますよね。100万円以上すろ高級ブランドから1万円前後で買えるカジュアルなウォッチまでアメリカの時計ブランドをまとめてみました。
アメリカには大きな時計会社もありますが、時計を生産できる会社は現在タイメックスの1社だけです。Made in USAという事ですね。
1960年までにはアメリカの時計産業は活気がありましたが60〜80年にかけて破綻したり、よその国のメーカーに買収されてしまいました。
ブローバーも1979年にロウズという会社が買収して、その後2007年にシチズンが買収しています。
かつては多くのブランド・メーカーがアメリカにはありましたが、スイスや日本の時計産業にシェアを奪われてしまったんですね。
日本の電化製品メーカーも以前より活気がなく海外メーカーにおされていますよね。60〜80年にかけてのアメリカの時計産業のようにならないか心配です。
Made in USAの時計を作っているのはタイメックスだけですが、アメリカの時計ブランドは色々ありますので紹介したいと思います。
手軽な価格で購入できる時計と言うコンセプトで生まれた時計で、カジュアルファッション時計からスポーツウォッチ、アウトドア向けの物まで幅広いラインアップを用意がある大衆向けのブランドです。
ベトナム戦争時では軍事用の時計も作っていたためミリタリーファンからも人気が高い時計です。
タイメックスは世界80ヶ国以上に工場がありますので、残念ながら全部の時計がMade in USAな分けではありません。
キャンパー
6,000円〜
タイメックスの中でも定番で人気が高いモデルはキャンパーです。
一見ミリタリーウォッチっぽいので男性のファンが多いのかなっと感じますが、男性でも女性でもつけれるサイズ間です。
ビームスのカジュアルレディースコーナーのショーケースや、コモノ雑貨を多く扱う店舗でもみかける事があります。
ミリタリーウォッチと聞くと、ごてっとしたイメージを強くもちますが、キャンパースッキリとしていてコーディネートしやすい時計です。
ウィークエンダーセントラルパーク
5,000円〜
ウィークエンダーセントラルパークは丸みをもった外観が特徴的です。
女性でも簡単にベルトの取り外しができる時計で、スルッと上から引っ張るだけでベルトが抜けます。
TPOや、シーズンによってベルトを着せ替えてもよさそうですね。
目立った派手さはないですが、 角が立たないデザインの時計です。
1875年にチェコスロバキアからアメリカのニューヨークに渡ってきたジョセフ・ブローバ氏がニューヨークのマンハッタンにブローバを創業しました。
元々は宝飾店でしたが、1911年になり腕時計の製造を開始し翌年1922年にスイスの工場を立て高品質とコストダウンの両立を成功させた時計会社です。2007年にシチズンに買収されています。
アポロ計画で初めて月面着陸した時計はオメガのスピードマスターというのは有名な話ですが、従来の時計が宇宙空間で動くかは分からなかった為、腕時計意外の時計はブローバの音叉(おんさ)時計、アキュトロンが採用されました。
現在一般的となっている電池式クォーツ時計は水晶に電気を流し震えさせています。その一定の振動で時間を計っていますが、アキュトロンは音叉に電磁石をあてて一定の振動を発生させ、音叉そのものの振動を秒針に計っています。
現在の売られているブローバの時計はクォーツ時計になってしまいましたが、UHFクォーツといってブローバ社が独自のクォーツムーブメントです。
アキュトロン2
36,000円〜
アキュトロンllは一般的なクォーツ時計より精度が高いブローバ独自のクォーツムーブメントを使っています。一年で10秒しかズレがない年差数十秒という高精度です。セイコーの最も高額のブランド、グランドセイコーと同じくらいの精度になります。
アキュトロンの初代モデル、スペースビュー、風防越しにムーブメントをみせてるデザインになっています。レトロ感じがする時計ですよね。
デザインが斬新的なので、ビジネスシーンや冠婚葬祭では使いづらい時計です。
ハミルトンは1974年にスイスのスウォッチグループの傘下に入っています。現在はアメリカの会社ではないですが、アメリカ発祥の時計ブランドです。
1917年、第一次世界大戦で戦場に向かう兵士の為にハミルトン最初の腕時計であるカーキが生産をしました。現在でもカーキは人気の高いシリーズで、ミリタリーファンからアメカジファンまで幅広い層から指示されている時計です。
カーキフィールド
50,000円〜
カーキフィールドはカーキシリーズの原点ともいえる時計です。
手巻き式の時計なので、どんな方にもおすすめではないですが、使うたびにゼンマイを巻くので愛着を感じる時計になるはずです。
シンプルでみやすい文字盤に、サンドブラスト仕上げの外観が渋い時計です。
ベンチュラ
90,000円〜
ハミルトンの中でベンチュラというシリーズも人気が高くおすすめできる時計です。ベンチュラは1957年に世界初の電池で動くモーターを動力とした時計で、他にはない個性的なフォルムをしています。
現在販売されているベンチュラはモーターではなくクォーツ製か自動巻の時計になります。
ハミルトンはスウォッチグループの傘下の為、スイスの伝統的なデザインを意識した時計もありますが、アメリカ時計と考えるならミリタリーウォッチがルーツとなったカーキシリーズか、世界初の電池で動く時計となったベンチュラシリーズがおすすめです。
ニクソンはアメリカのカリフォルニア州にある時計メーカーです。
スケーターや、スノーボーダー、サファーの方などをターゲットにした時計ブランドでしたが、現在は20代前後の女性でもつけてる事が多いです。カジュアルな時計店でも見かける事が多いですが、ムラサキスポーツのようなトレンド物を多く扱うスポーツ店でも見かけるブランドです。
タイムテラー
5,000円〜
ニクソンの中でも最大なカラーバリエーションがあるシリーズです。一般的な赤、青、黄色に加えミルキー色や蛍光色など、細かいトレンドカラーの用意があります。
THE RE-RUN
15,000円〜
ニクソンらしいスタイッリュなデジタル時計ですが何処か懐かしいくノスタルジーを感るデザインです。
デジタルウォッチにありがちな、ゴチャゴチャな時計ではなくスッキリと見やすい表示です。
昔のカシオやチープカシオを想像するデザインですね。
ボールウォッチは鉄道の時計として生まれたアメリカの時計メーカーです。当時鉄道が通り始めたばかりであったアメリカでは、単線と言う事もあり、時間管理があまりされていませんでした。
そんななか、1891年鉄道員の使っていた懐中時計の遅れを原因とする事故がアメリカのオハイオ州で起きてしまいます。この時9人の犠牲者が出てしまったそうです。
この事故が切っ掛けなりボールウォッチの創立者、ウェブスター・クレイ・ボールが視覚性が良く正確で事故の起きない鉄道時計の検査システムを確立します。
現在でも視覚性良く瞬時に情報を読み取ることを考えており、電池を使わず10年以上自発光できるマイクロガスライトを全てのモデルに使っています。
エンジニア・ハイドロカーボン
200,000円〜
エンジニア・ハイドロカーボンはボールウォッチの独自の技術を搭載したモデルです。シリーズの中でも最もラインアップが多くタフな時計が多いです。
フォッシルは1984年に設立した時計、バッグ、ジュエリーを専門とするアメリカのブランドです。
中でも近年時計に力を入れています。フォッシル社は、2015年にウェアラブル技術を手がける企業Misfitを2億6000万ドルで買収しました。
ウェアラブル技術とは身につけて持ち歩くことができるコンピュータのことです。
2015年以前は一般的なクォーツ式時計が支流でしたが近年フォシッルの時計はスマートウォッチ化が進んでいます。
今後世界のスマートウォッチ業界のトップシェアを獲得していく会社のひとつでもあります。
Q EXPLORIST
35,000円〜
充電式のスマートウォッチでは無くボタン電池で動くスマートウォッチです。電池交換に関しては裏からコインで蓋を開けて誰でも交換する事ができます。従来のスマートウォッチのように充電忘れがないのが便利ですよね。
ルミノックス1989年アメリカのニュージャージー州で創業された本格的ミリタリーウォッチを製造する時計メーカーです。
ミリタリーウォッチの中でも最も厳しい基準、米軍仕様書ミルスペックを満たしている時計で米国隊に最も適した時計です。
SEA,AIR,LAND,SPACEとカテゴリごとに分かれてシリーズの用意があります
ネイビーシールズ
20,000円〜
ネイビーシールズはアメリカ海軍の特殊部隊です。ルミノックスのSEA,AIR,LAND,SPACEの中でもSEAが人気が高く中でもネイビーシールズは定番の時計で、ルミノックスのアイコンともいえるモデルです。
シャイノーラは2013年にできた新しいブランドです。現在は時計の他にも、自転車、バッグ、ジュエリーの展開もしています。
2013年に行政がアメリカデトロイトの破綻を声明しましたが、もう一度デトロイトを立て直そうと生まれたブランドです。
世界中に愛されるアメリカンブランドを作ろうと考えておりできるだけメイドインUSAに拘り作っています。
今後タイメックス以外にメイドインUSAの時計が出てくるとするならばシャイノラ になるはずです。
オバマ元大統領がつけた時計としても有名です。
シャイノーラ
90,000円〜
シャイノーラはランウェル、ランブラー、キャンフィールド、ヘッドロック、ガーディアンがありますが、ファーストシリーズのランウェルが一番人気があります。
クロノグラフの用意が有るのもランウェルのみです。
JACOB & Coは1981年にロシアからアメリカに移住してきたジェイコブ氏がニューヨークに設立した宝飾時計ブランドです。
設立後、瞬く間にジュエリー業界では有名な会社になった事で、アメリカンドーリームの象徴や成功の証とされています。
ラッパーのJAY-Zに、その妻ビヨンセ、マドンナにシルベスタースタローンなど多くのアーティストや俳優などセレブが愛用している時計ブランドです。
2018年の1月1日元旦に放送された格付けチェックでシンガーソングライターのGACKTさんがJACOB & Coの1億円の時計をつけていたことも有名です。
ファイブタイムゾーンウォッチ
400,000円〜
世界を飛び回るセレブの為につくられたモデルでメインの他にニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、東京と計5カ国の時刻を表示している時計です。
ジェイコブの中でも初期に作られたもでるですが、今でも続いてるセラーシリーズです。
ハリー・ウィンストンは1932年にニューヨークに設立された最高級宝飾品ブランドです。
1944年ハリー・ウィンストンはハリウッドとのコネクションを切っ掛けにオスカー授賞式に出席する女優達に自社のジュエリーを無料で貸し出した事で一気にブランドが有名になりました。
ハリー・ウィンストン本人が1978年に死亡してから2人の息子の間で10年以上経営権を巡り争ってきましたが、2012年からスウォッチ・グループの子会社になっています。
ミッドナイトコレクション
2,500,000円〜
クラシカルで伝統的なデザインが特徴なシリーズで、ダイヤモンドをパベェ留めしたレディースモデルからミニッツリピーターといった複雑機構まで幅広くリリースしています。レディース、メンズ共にハリー・ウィンストンの中で人気があるシリーズです。
キャンディタイムは2008年にアメリカのマディソンニューヨーク社が発表した中高生に向けたファッションウォッチブランドです。
アメリカ、日本、ヨーロッパと世界35カ国で販売されている時計で、女子中学生人気時計ブランドでは5位にランクインしています。
ノルディックフラワー
5,000円〜
キャンディタイムのベストセラーはマディソンニューヨークというシリーズですが、新作のノルディックフラワーも人気があるシリーズです。
今までのメンズライクなデザインに比べフォルムがスッキリとしていて、幅広いファッションに対応できるシリーズです。
マイケルコースはアメリカのファッションデザイナーであり、本人がデザイナーとして展開するブランドです。
マイケルコースと聞くとMKのロゴが入ったバッグや財布の小物の印象がありますが時計の展開も多いブランドです。
ゴールやピンクゴーロドを全面に押し出した派手な時計が多く、主張が強いです。
マイケルコースの時計はフォッシル社が作っているので、今後スマートウォッチ化が進むブランドといえます。
マイケルコースのスマートウォッチ ACCESS
30,000円〜
現在マイクロコースから発売されているスマートウォッチは少ないですが、今後ぞくぞくとスマートウォッチ化していくと思います。
マイケルコース自体がスマートウォッチに力を入れているので、一般的なクォーツ時計よりはスマートウォッチの方がオススメです。
ジルスチュアートは1993年にアメリカ、ニューヨークで生まれたファッションブランドです。衣類、ジュエリー、時計、バッグ、ウェディングなど幅広いジャンル展開をするブランドで、時計に関してはセイコーがライセンスを持ち販売しています。
姉妹ブランドとしての価格が安いジル・バイ・ジルスチュアートの時計の展開もしており、ファミニンなファンションを好む20代の女性から指示が高いです。
ジルスチュアートのカットガラスのモデル
30,000円〜
ジルスチュアートで人気の時計はピンクゴールドの細めの時計です。中でもガラス部分が宝石の用にカットが入ったモデルが、販売当初から人気があります。
ティファニーは1837年にアメリカ、ニューヨークで創業されたジュエリーブランドです。
1853年に会社名をTiffany & Co.に変更した際に本店の上に大時計が設置されたました。以降時計事業にも進出しています。
2008年にスウォッチグールプがティファニーに対して今後20年は戦略的な提携を行うと発表し提携しましたが、2011年に解除され約467億円の訴訟問題となっています。
ティファニーの時計のムーブメント(時計の中身)はスウォッチグールプの物を使っていたので、今後何らかの形でラインアップが変わる可能性があります。
現に2015年にティファニーは新たな腕時計のコレクションを発表しています。
イーストウエスト
30,000円〜
1940年代に販売されたティファニーのトラベルクロックからインスピレーションしてつくられたモデルです。
メンズ、レディースどちらの展開もしておりティファニーが積極的にアピールしているシーズで、一般的な時計と比べ12時の位置がちがいますよね。ユニークな時計ですが慣れるまで時間がかかりそうですよね。
イムウィルテル
1,000円〜
アメリカニューヨークで生まれたファッションウォッチブランドです。
ヘッドとベルト部分のパーツを自分の好きな色で選ぶ事ができるカスタムウォッチです。
パーツの数も自由に選べるので、ジャストサイズか余裕があるゆったりサイズにするか自由に選べます。
ゴム製で伸ばしながら着用すと時計になので、切れる事が少し心配ですが、オリジナルのカラーで作れるのは魅力を感じますよね。
セイコーやシチズン、スウォッチなどムーブメント(時計の中身)から自社開発をしてる企業がアメリカには無いのです。そのためジュエリーブランドからはじめた宝飾時計や、外観だけのデザインをするアパレル系ファッションウォッチが多い印象です。
しかしスマートウォッチの開発はスイスや日本より圧倒的に進んでいるので、一度は落ち込んだアメリカの時計業界も、スマートウォッチのシェアを広げ再び活気がでてきそうですね。
楽天のコチラの店舗は多くのブランドを取り扱っていて比較的アメリカの時計が多めです。
この記事が役にたてばシェアして下さいpublic
Comment