ロレックスといえば今や世界的に高い知名度を誇る高級腕時計ブランド。
そんなロレックスが世界的に名を馳せるきっかけとなったモデルがデイトジャストです。
デイトジャストといえば、サイズやカラーバリエーションが豊富で好みに合わせて選べるのが魅力のモデル。
中でも今回ご紹介するデイトジャストiiはケース径41mmとスポーツモデル並みに大きく、インパクトのある外見が特徴的です。
本記事ではそんなデイトジャストiiに関して、歴史や歴代モデルの系譜、人気の理由など解説していきます。
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引用:https://shop.the-ticken.com/?pid=175666855
ロレックスからデイトジャストというモデルが誕生したのは1945年。
同ブランドの中では、1番スタンダードで圧倒的な知名度を誇っていました。
発売当初は、ケース径が36mmと比較的コンパクトなサイズ感が特徴的でした。
しかし、2009年に新作デイトジャストとして誕生したデイトジャストiiはこれまでのイメージをガラリと変えています。
ケース径41mmと当時のスポーツモデルより大きいサイズで誕生したのです。
ドレスモデル特有のエレガントで上品な雰囲気は残しながら、スポーツモデルに負けず劣らないサイズ感を併せ持つモデルということで発売当初より大きな注目を集めました。
そんなデイトジャストiiに誕生後の系譜についても振り返っていきましょう。
引用:http://jubilee.co.jp/
Ref.116333はデイトジャストiiとして初めて登場したモデルになります。
これまでのエレガントな雰囲気は引継ぎつつ、大幅なサイズアップを果たしました。
基本的なスペックは以下の通りです。
ステンレスと18Kイエローゴールドのコンビモデルで、煌びやかな雰囲気が印象的です。
従来のモデルと比較して外見的な変化はほとんどありませんが、ケース径が大幅にサイズアップした分、視認性の面で向上を果たしています。
ムーブメントには、ロレックスが特許を取得したパラクロム・ヒゲゼンマイとパラフレックス・ショックアブソーバーが搭載され、耐磁性、耐衝撃性の面でもより強固なモデルへと進化しました。
ドレスな雰囲気ながらスポーツモデルに負けず劣らない存在感が魅力的な1本。
2009年から2016年まで製造され、現在では製造が終了したモデルとなっています。
尚、Ref.116333には、ダイヤのインデックスを採用したRef.116333Gも存在します。
引用:https://www.zeitauktion.com/
Ref.116333と同年(2009年)に登場したRef.116334。
ステンレスと18Kホワイトゴールドを採用したコンビモデルとなっています。
2009年から2017年までの約8年間に渡り製造されましたが、後継のデイトジャスト41Ref.126334が発表されて以降、製造終了となっています。
ホワイトゴールドの爽やかな輝きが美しく、ドレッシーながら派手過ぎない見た目のため、シーン問わず身に付けやすい1本です。
本モデルにもインデックスに10Pダイヤを施したRef.116334Gが存在しています。
引用:https://www.kingsroad.jp/SHOP/r-ms-82.html
デイトジャストiiの初登場から約3年後の2012年に誕生したRef.116300。
オールステンレスでより、スポーツモデルらしい1本に仕上がっています。
スペック面は前回モデルからほとんど変わっていませんが、ベゼルにスムースベゼルが採用されたことにより、シンプルでスッキリとした印象を与えてくれます。
一般的に製造本数が多いといわれるデイトジャストですが、スムースベゼル採用モデルは製造本数が少ないのが特徴です。
Ref.116300の製造期間も5年と短命ですので、デイトジャストの中では希少性の高いモデルに当たります。
ヴィンテージ感もありながらシンプルで洗練された外見を合わせ持つことから非常に人気の高い1本です。
デイトジャストiiに関する疑問としてよく上がるのが、デイトジャスト41とはどう違うのかという点です。
どちらもケース径は41mmで見た目だけで比較するとたしかに全く違いが分かりません。
製造期間やスペック面で比較してみると以下の通りとなります。
デイトジャストii | デイトジャスト41 | |
---|---|---|
製造期間 | 2009年~2017年頃 | 2017年~ |
ムーブメント | Cal.3136 | Cal.3235 |
ブレス | 3連オイスターブレス | 5連ジュビリーブレス |
パワーリザーブ | 48時間 | 72時間 |
ケース径 | 41mm | 41mm |
上記結果から変更点として大きく2つあることが分かります。
それぞれ見ていきましょう。
まず違いとして挙がるのがムーブメントです。
デイトジャスト41では新たにCal.3235が採用されています。
ムーブメントが変わったことで、パワーリザーブが従来の48時間から72時間に向上しています。
全体的なスペック面も新型であるデイトジャスト41の方が高く、より実用的なモデルといえるでしょう。
その他、Cal.3235への変更で見逃せないポイントが「日付変更禁止時間帯」が廃止されている点です。
一般的な機械式腕時計といえば、自分で日付調整する必要があるのはご存知の方も多いでしょう。
従来の機械式腕時計では、日付変更してはいけない時間=日付変更禁止時間帯が設定されていたのです。
一般的に午後8時から翌朝4時までは、日付変更してはいけないとして定められていました。
この時間帯に日付を変更してしまうと、時計が故障してしまう恐れがあります。
ロレックスに限らず多くの腕時計は20時から4時にかけての日付ディスクと日送り車が接近しているため、この時間帯に操作すると故障や不具合を招きやすいからです。
しかし、デイトジャスト41ではこの仕様が排除されているため、時間帯問わず日付の変更ができるようになっています。
2つ目がブレスレット仕様の違いです。
従来のデイトジャストiiでは3連のオイスターブレスが採用されていますが、デイトジャスト41では新たに5連のジュビリーブレスのモデルがラインナップに追加されています。
オイスターブレスがスポーティ、ジュビリーブレスがドレッシーな雰囲気のブレスです。
デイトジャストiiはドレッシーな雰囲気にスポーティな雰囲気が融合した不思議な顔立ちのモデルでしたが、デイトジャスト41はよりドレッシーな雰囲気を求める方向けの選択肢も増えたという所でしょう。
どちらもケース径41mmと存在感は抜群ですが、より腕元で目立つのはボリューム感のあるデイトジャストiiではないでしょうか。
引用:https://www.brandmax.jp/products/detail.php?product_id=21516
ここではロレックスデイトジャストiiの特徴や人気の理由についてご紹介します。
それぞれ解説します。
デイトジャストiiで最も特筆すべきは、ケース径の大きさです。
41mmと非常に腕元でインパクトを出せるサイズ感となっています。
普段から鍛えているような男性の腕元では非常にかっこよく映えるでしょう。
ただ、ケース径41mmという大きさはどちらかというと海外の方向けのサイズ感です。
比較的細身な体型の方が多い日本人の場合では、大きすぎると感じる方も少なくありません。
そんな方は従来の36mmサイズのデイトジャストの方が使いやすいでしょう。
ロレックスデイトジャストはどんな時計?老若男女問わず人気の理由とは?
デイトジャストiiは従来より大きくサイズアップしたことで視認性も向上し、より実用的なモデルへと進化しています。
さらにデイトジャストiiで新たに採用されたCal.3136により、耐久性・耐衝撃性の面でもより強固な仕上がりとなりました。
ドレッシーな雰囲気ながら高い堅牢性を持つモデルということで、スポーツモデル好きの方からも人気があります。
デイトジャストを語る上で絶対に外すことのできないフルーテッドベゼル。
ベゼルに無数の山型のカットが施され、遠くから見ると縞模様で煌びやかに輝くのが特徴的なベゼルです。
フルーテッドベゼルは主にドレスウォッチで散見される特徴で、女性からも非常に人気のある仕様となっています。
特別なシーンやパーティーシーンなど華やかで明るい場所で使うのに最適です。
デイトジャストといえば、比較的安価で手に入るため、ロレックスの入門モデルとしても人気があるモデルです。
デイトジャストiiにおいては、Ref.116300以外のモデルは比較的製造された個体数が多く、入手しやすいといわれています。
とは言え、購入しやすいのはロレックスの他モデルと比較した場合の話です。
昨今ロレックスは深刻な品薄が続いている状態ですので、デイトジャストといえど、簡単には購入できません。
ただ、他モデルに比べると流通量が多く、相場も変動しにくいモデルですので、初めてロレックスの購入を検討している方には非常におすすめできるモデルです。
引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/s-select/rx116300.html
デイトジャストiiは後継となるデイトジャスト41の誕生を機に、全てのモデルが生産終了しました。
そのため、現在ではロレックスの正規店で購入できないモデルです。
購入するとすれば、中古の腕時計を扱う販売店や通販サイトなど中古市場で探すことになります。
デイトジャストiiは人気こそ高いですが、市場に流通した数も多いため、現時点でプレミアは付いていません。
デイトジャスト自体が全体として、相場の安定しているモデルなのです。
しかし、昨今デイトジャストの中にも価格高騰を見せ始めるモデルがちらほら現れ始めています。
価格高騰が起こる原因として考えられるのは、製造終了以降、年々状態の良い個体数が少なくなっているからだと考えられます。
デイトジャストiiは2016年前後で製造が終了し、まだ10年も経っていないので、他モデル程目立った変動は見られていない状況です。
しかし、今後状態の良い個体数が少なくなってくれば、価格が高騰する可能性は高いといえます。
その意味では、今後プレミアが付くモデルが現れても決しておかしくはないでしょう。
引用:https://gc-yukizaki.jp/l/watch/rolex/datejust2/used
ここでは直近のデイトジャストⅱの買取相場や価格推移についてまとめてご紹介します。
Ref.116333 | 110~130万円前後 |
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Ref.116334 | 110~130万円前後 | Ref.116330 | 100~110万円前後 |
上記通り、オールステンレスのRef.116330が他モデルより若干安くなっています。
金無垢のコンビ2種に関しては、市場に出回っている個体が多い分、金無垢コンビにしては比較的安価な価格帯です。
尚、インデックスにダイヤを施したRef.116633GやRef.116634Gは140~150万円程の価格帯で取引されています。
デイトジャストⅱは2021年夏頃より、急速な価格高騰を見せて以降、100万円を下回らない相場を維持している状況です。
今後その相場がどう変動していくのか注目して見ていきたいですね。
引用:http://www.surprise-ginza.jp/shop/products/detail/792
ここではデイトジャストⅱを着用している芸能人や有名人についてまとめています。
名前 | 職業 |
---|---|
今井翼 | 俳優 |
ロジャー・フェデラー | テニス選手 |
ユージ | タレント |
デイトジャストⅱを身に付けている芸能人や有名人は上記3人です。
今井翼さんやユージさんなど鍛えた肉体をお持ちの方々に多く愛用されていることが分かります。
デイトジャストⅱはどちらかといえば、華やかな見た目から若者向けといわれることの多いモデルです。
筋トレが趣味で体格の良い方には非常に似合う1本だと思いますよ。
引用:https://shop.the-ticken.com/?pid=175666855
本記事ではデイトジャストⅱの歴史や歴代モデルの系譜についてご紹介しました。
従来のケース径36mmから5mmアップしたケース径41mmサイズで登場したデイトジャストⅱ。
ドレスウォッチならではの華やかな雰囲気はそのままに、スポーツモデルを思わせる存在感が特徴的なモデルです。
市場に流通した数が多いことからロレックスの入門モデルとしても有名な本モデル。
初ロレックスでどのモデルを購入するか迷っている方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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