ロレックスの中で最もポピュラーで人気のあるモデルといわれるデイトジャスト。
デイトジャストRef.16234は1988年から2005年頃までの約17年間製造されていたモデルです。金無垢やステンレス、K18コンビモデルなど複数のバリエーションが存在する魅力的なアイテムとなっています。1980年代後半、日本はバブル景気真っ只中で、自身の地位の高さを示すシンボルとなりえるイエローゴールドを主調とした派手なルックスの16233が大流行していました。しかし、16233はその派手さ故に、着用シーンを選ぶ必要があり、抵抗を持つ方も多かったのです。そんな人々の抵抗をなくすかのように生まれたのが、ホワイトゴールドを主調とした16234だったのでした。ゴージャスな見た目をもちながら、落ち着いた雰囲気を併せ持ち、シーンを選ばず着用しやすいことから一部の層の間で非常に好まれていました。今回はロレックスデイトジャスト16234の買取相場やできるだけ高く買取してもらうコツについて買取店に勤めていた私の経験とあわせてご紹介します。
https://www.909.co.jp/rolex_used/model/datejust_16234_234888/
ホワイトゴールドコンビモデルとして1988年に誕生したデイトジャストRef.16234。18Kホワイテッドベゼルを搭載し、ゴージャスなルックスはそのままにナチュラルで洗練された落ち着きのある雰囲気も演出しています。前モデルであるRef.16014ではムーブメントの心臓部であるテンプを1つのブリッジで支えるCal.3035が搭載されていましたが、Ref.16234では時計業界の最高傑作と呼び声高いCal.3135が採用され、耐久性の面で大きく向上することに成功しました。デザイン面で大きな変化はありませんが、風防が、プラスチックからサファイアクリスタルに進化し、モダンで上品な印象に変化を遂げています。さらに防水性能が100mに向上し、より実用性の高いアイテムへと進化しました。軽くて違和感を感じないベストな着け心地もロレックスマニアの間で人気な理由となっています。
基本的なスペックは下記の通りです。
https://nanboya.com/tokei-kaitori/price-list/rolex/datejust/ref-16234/
ロレックスデイトジャスト16234は約17年間の製造期間の間にいくつかのマイナーチェンジを遂げました。デイトナやサブマリーナなど一部のレアモデルではマイナーチェンジによって価格が変わることがありますが、デイトジャスト16234の場合どうなのでしょうか。
結論からいえば、16234は現時点でマイナーチェンジによる違いで大きく価格が異なることはありません。ただ、今後の時代動向やトレンドの移り変わり次第では個体によって価格に差が出てくる可能性は十分にあります。16234が果たしたマイナーチェンジは下記の通りです。
1995年のマイナーチェンジで当初ラグ部分に存在していたバネ棒を通す横穴が塞がり、スタイリッシュな印象に変化しました。さらに同年16234Gのインデックスに存在するダイヤモンドの縁が四角形から八角形になり、よりモダンでシックな顔立ちへと変化しています。1999年頃のマイナーチェンジでは夜光塗料がトリチウムからスーパールミノバに変更されています。スーパールミノバが採用されたことで、放射性物質を含まない素材で生産できるようになりました。2003年のマイナーチェンジではコピー製品対策のために、風防ガラス6時位置にある小さな王冠マークに透かし彫りが追加されています。この王冠マークは肉眼では見ることができないので、偽物と見分ける大きな目印となりました。
https://nanboya.com/tokei-kaitori/price-list/rolex/datejust/ref-16234/
ロレックスデイトジャスト16234の現在の人気はどのくらいあるのでしょうか。ここでは現在の人気度合と買取相場の推移についてみていきましょう。
https://nanboya.com/tokei-kaitori/price-list/rolex/datejust/ref-16234/
ここでは買取相場の推移についてご説明します。ロレックスデイトジャスト16234は中古市場でも非常に人気があり、安定した買取相場を維持し続けています。下記表のように相場は右肩上がりに上昇中です。特に2021年から2022年にかけて約15万円程度相場が上昇していますが、これは2022年現在円安が続ているいことが影響しているのではないかと思われます。また、近年ロレックスのスポーツモデルが軒並み相場を高騰させていますが、16234もその波にしっかりと乗っかっているような印象です。デイトジャスト16233のようなK18イエローゴールドコンビモデルは生産当初爆発的な人気を誇っていましたが、スポーツモデルの流行と同時に相場が落ちてはいないもののかつての勢いはなくしてしまっています。その理由として考えられるのが、16234には16233のような成金っぽい感じがないからでしょう。16234はブルー文字盤やシルバータペストリー文字盤など程よくラグジュアリーな感じも備えつつ、スポーティな顔も併せ持った万人に受けやすいモデルだといえます。今後もスポーツモデルの高騰や円安が続けば、16234の買取相場は上昇しづけることが予想されますね。
年 | 買取相場(平均) |
---|---|
2012年 | 270,000円 |
2013年 | 260,000円 |
2014年 | 330,000円 |
2021年 | 350,000円 |
2022年 | 500,000円 |
https://www.rasin.co.jp/SHOP/U-16234SVB-3.html
ロレックスデイトジャストを買取に出す前に抑えておきたい知識として高額査定の目安となる換金率(リセールバリュー)があります。換金率は自身が買取に出したアイテムが定価の何%で買い取ってもらえたのかを具体的に数字で示すことができるのです。高ければ高いほど良いとされるので、買取に出す際にはぜひとも把握しておきたいポイントの1つですね。
例えば、定価が40万円の時計を20万円で買い取ってもらえた場合の換金率は50%になります。デイトジャストはロレックスで最もポピュラーなモデルだけあって、市場に出回る個体数が多い分、換金率は100%を超えるのは稀ですが、デイトナやサブマリーナなどの一部レアモデルでは換金率が100%を上回ることも多いです。換金率が100%を超えたら、定価で購入した際よりも買取金額が高くなるということなので、そのアイテムは中古市場での希少価値が非常に高いといえます。
換金率の算出方法を計算式として示すと下記のようになります。
買取金額÷定価×100=換金率これを先程の例に当てはめてみると
買取金額400,000円÷200,000円×100=50%
となります。
https://www.rasin.co.jp/SHOP/U-16234SVB-3.html
ここでは2022年現在のロレックスデイトジャスト16234の換金率についてみていきましょう。
500,000円円(2022年平均買取価格)÷530,000円(定価)×100=94%2022年現在の換金率は94%と100%に近い値となっています。
この数字はあくまで買取平均金額目安にはなるので、時計の状態や経済情勢によって多少上下することがあることは頭に入れておきましょう。さらに買取店によって査定額に多少の差が出ることもあります。買取店による査定額の差については後ほど売却方法についてご紹介する際に詳しくご説明します。
https://piazo.jp/rolex/datejust/ref16234/watch14817/
ここではロレックスデイトジャスト16234を高く売るコツについて3つご紹介します。
買取に出す前にこの3つのコツはぜひとも抑えておきたいポイントです。では1つずつ見ていきましょう。
1つ目は時計の状態です。当然ですが、時計が綺麗な状態で維持されていれば査定額は高くなります。
多少の使用感があった場合でも小さな傷や汚れ程度であれば、研磨することである程度落とすことが可能なため、査定額に大きな影響はありませんが、処理できないような深い傷であれば、査定額はマイナスされてしまいます。他にも使用感といえば、ブレスの状態を見てもわかりますね。長年使用し続けていると摩擦でブレスがすり減って垂れ下がったような状態になります。この状態を「ブレスの伸び」と呼ぶのですが、これも査定額マイナスのポイントです。さらにガラスの傷や汚れがあると修理にかかる費用分(約2万円程度)買取金額からマイナスされます。
ただ、状態が悪いからといって買取が不可になるということはなく、ジャンク品や素材として買い取ってもらうこともできますので、ご安心ください。
2つ目は付属品の有無です。より高く売るためには付属品をすべてそろえておくことが重要となります。時計の状態が良かったのに付属品が揃っていなくて査定額が下がってしまうのはもったいないので必ずそろえておきたいところです。付属品にはギャランティカード(保証書)や時計の箱、あまりコマなどがあります。多くの腕時計の買取で、付属品の有無は重要視されますし、ロレックスのようなハイブランドの時計であればその変動幅が大きくなりやすい傾向にあるのです。
これら付属品の中で査定額に最も大きな影響を及ぼすのがロレックス公式が発行したギャランティカードです。このギャランティカードが揃っているかどうかで査定額が約5万~10万円程度変わることもあります。そのため購入時に付属したギャランティカードはなくさないよう大切に保管しておくようにしましょう。他にも時計の箱や、購入時にコマ詰めをした方はあまりコマなども忘れないようにしましょう。
3つ目は買取時期です。買取時期によっても査定額は変わることがあります。例えば、クリスマスや卒業、成人などイベントの時期を狙って査定に出すことで高額査定が出やすくなる傾向にあります。このような時期はプレゼントや自分へのご褒美として購入したい人が増えるので、プレゼントの定番アイテムである腕時計の需要が高まるからです。需要が上がれば、買取店は在庫を確保するために買取を強化するようになるので高額査定が出やすくなるという仕組みになります。
また社会情勢を読んで買取に出すことができれば高額査定を出すこともできます。ロレックスのような海外ブランドの時計で高額査定を狙うのに適した時期は為替が円安の時期です。円安になれば、海外ブランドの商品の定価が高騰するので、必然的に中古市場の相場も上がるからです。16234はスポーツモデルの価格高騰に乗じて確実にその相場を上げ続けていますし、2022年現在の円安と重なれば換金率が100%を超える可能性も十分にあります。
https://piazo.jp/rolex/datejust/ref16234/watch14817/
ここではデイトジャスト16234の売却方法を3つご紹介します。
忙しくて時間に余裕のない方にもおすすめな売却方法もありますので、ぜひ自分に適した方法を選んでみてください。では1つずつ解説していきます。
1つ目は店舗買取です。店舗買取は自分が店舗に足を運んで持ち込んだアイテムを鑑定士に査定してもらってから買い取ってもらう方法になります。前述しましたが、査定額は店舗によって多少異なることがあるので必ず持ち込むアイテムの相場を調べた上で、複数店舗を回ってから決めるようにしましょう。
買取店側はできる限り安い査定額で買い取った方が店の利益としては大きくなるので、はじめは安く提示してくる傾向にあります。この対策として査定を依頼する時にあらかじめ複数店舗を回っている旨を伝えると避けることが可能です。複数店舗を回るということは安い査定額だと買い取れないなと店側も判断するので、適切な査定額が出やすくなるでしょう。この繰り返しで最も高い査定額を出した店舗で買い取ってもらうようにすれば高額査定が見込めますね。
2つ目は宅配買取です。宅配買取は自分が査定に出したいアイテムを買取店に送って査定してもらう方法になります。発送がやや手間かもしれませんが、わざわざ買取店まで足を運ぶ必要がないのでまとまった時間のとれない方には非常におすすめできる方法です。仮に査定額が満足できる金額でなかった場合にも鑑定士と顔を合わせることがないので、その場の雰囲気にのまれることなく断りやすいのも魅力ですね。ただ、現金化に1週間程度時間を要するのが難点です。店舗買取なら、最短その日に現金を手にすることができますが、宅配買取だと発送、査定、振込と段階があるので、現金化には時間がかかります。そのためすぐに現金が必要ではなく、買取にそこまで時間をかけられないという方にはおすすめです。
3つ目は一括査定です。一括査定は複数の業者から査定金額を提示してもらい、一番高い査定額を提示した業者から買い取ってもらうという方法になります。一括査定に登録している業者は時計の買取に特化していることが多いので、通常の査定に比べると高額査定が出やすいのが特徴です。複数業者が一斉に査定額を提示することを各業者把握しているので買い叩きが起こることもありません。仮にレアアイテムや残存個体数の少ない希少アイテムであれば、業者側もそのアイテムを仕入れるために熾烈な競争を始めるので、想像していたよりも高い査定が出る可能性もあります。
こちらの一括査定は、写真と必要事項を入力するだけで最大8社の買取業者から、買取金額を提示してもらうことができます。
それぞれ見ていきましょう。
1つ目は店舗買取です。店舗買取はその名の通り、店舗まで足を運んで鑑定士に査定してもらってから買い取ってもらう方法になります。
店舗によって買取金額は上下することがあるので、必ず複数店舗を回った上で売却するかどうか決めるのがポイントです。店舗によっては実際の相場を大きく下回った査定額を提示してくることもあります。店舗側としてはできる限り低い査定額で買い取った方が利益が大きくなるからです。
そんな店舗側の意図に乗せられたままアイテムを手放してしまうのはもったいないですよね。そうならないためにもあらかじめ自分が今持っているアイテムの相場は調べておき、査定してもらう前に複数店舗を回っている旨を伝えておくようにしましょう。
そうすることで、店舗側も半端な査定額では買い取れないなと判断するので通常通りの査定額を提示されやすくなります。
それでも満足できるような査定額が提示されない場合には、状態があまり良くないために査定額が低くなっている可能性もあるので、鑑定士に理由を尋ねてみてもいいかもしれません。ただ、その理由に納得がいかなければ、根気強く複数店舗を回ってから決めるのが良いでしょう。
2つ目は宅配買取です。宅配買取では、自分が売却したいアイテムを買取店に送って、査定してもらう方法になります。店舗まで足を運ぶ必要がないため、近くに買取店がないという方やまとまった時間がとれない方におすすめな方法です。
万が一査定額に満足できなかった場合には、返送してもらうことも可能です。さらに鑑定士と直接顔を合わせる必要がないので、断りやすいというのも魅力となっています。ただ、現金化に1週間程度時間がかかるため、すぐに手元に現金が欲しいという方には不向きな方法です。
宅配買取は発送から査定、振込と段階を踏む必要があるのでどうしても時間がかかってしまいます。店舗買取であれば最短即日で現金化が可能ですが、宅配買取の場合はそうはいきません。そのため、すぐに現金化する必要がない場合には手間も少なくおすすめな方法です。
3つ目は一括査定です。一括査定は複数の買取業者から買取金額を提示してもらって一番高い金額を提示した業者から買い取ってもらうことのできる方法になります。
一括査定に登録している業者は時計を専門に買取する業者が揃っており、ロレックスデイトジャストに詳しい鑑定士に査定してもらえるので、通常よりも高い査定額が出やすくなります。
また、複数店舗が一斉に査定額を提示していることを業者側も把握しているので買い叩きが起こることもありません。
私自身、店舗もネットも含め様々な所で時計の査定をしてもらいましたが、一括査定は一番おすすめです。
その時の記事がこちらです。ブランド時計の買取のメッカ中野や有名ブランド買取店へ行ってオメガのスピードマスターとシャネルのプルミエールという時計を査定してもらい比較しています。時計の買取、10社回って値段の比較をしてみた。おすすめは?リアルに纏めてありますので是非参考にしてみてください。
色々と試した中で一括見積もりサイトは複数の買い手の中で買い取りたいという価格競争が生まれるので一括査定サイトを使うと、高額な査定金額がつきます。 最も高く買い取ってくれる所が見つかるはずです。
どんな買取会社から査定を貰えるか確認できるので是非サイトチェックしてみてください。
こちらの一括査定は、ブランドやモデルなど時計情報を入力するだけで最大8社の買取業者から、買取金額を提示してもらうことができます。
send時計査定の窓口の公式サイトこの記事が役にたてばシェアして下さいpublic
Comment