元鑑定士が語る!サブマリーナ16613の高額買取のコツ3選

カテゴリ:ROLEX/ロレックス

ロレックスの中でも長い期間愛され続けているサブマリーナ。

16613は1989年から2009年までの約20年間に渡って製造されたロングセラーモデルです。

ラグジュアリー・スポーツウォッチの王道モデルという立ち位置で登場時には爆発的な人気を誇っていました。現在は廃盤となっており、現行の116613LN/LBに引き継がれていますが、シャープな印象の強いフォルムケースやコンビの華やかさがマッチしたインデックスが非常に特徴的で、今もなお根強い人気があります。

今回はロレックスサブマリーナ16613の買取相場や、できるだけ高く買取してもらうコツを、買取店に勤めていた私の経験とあわせてご紹介します。

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サブマリーナ16613とは?

https://antiwatchman.com/wp/r-4026/

16613は、ステンレスモデル同等の高い機能性を持ちながら、ベゼル・リューズ・ブレスレットには鮮やかな18Kイエローゴールドを兼ね備えたゴージャスなモデルで、サブマーナの中でも特に人気の高いアイテムとなっております。

現行の116613LN/LBよりもケースフォルムがシャープで豪華なデザインであることから廃盤となった今でも人気の高い1本です。旧型の16803から制度の安定性とメンテナンス性が大きく向上しています。基本的なスペックは下記の通りです。

  • ケース・ブレスレット素材:ステンレススチール、18Kイエローゴールド
  • ブレスタイプ:オイスターブレス
  • 製造年:1989年~2009年
  • ムーブメント:自動巻き Cal.3135
  • 文字盤の色:黒/青
  • 特徴:デイト表示、逆回転防止モデル、300m防水、48時間パワーリザーブ、高精度クロノメーター
  • メーカー販売定価:860,000円
 

マイナーチェンジによって価格は変わるのか?

https://www.commit-watch.co.jp/blog/blog-9/

ロレックスサブマリーナ16613は20年間という製造期間の間に下記のようなマイナーチェンジを行いました。

  • ブレスレットやケースのブラッシュアップ
  • 夜光塗料の変更
  • 風防6時位置の王冠の透かし
  • インナーリングへのルーレット刻印

デイトナやエクスプローラーなどのモデルでは、マイナーチェンジによって価格が大幅に変わるものもありますが、16613はどうなのでしょうか。

結論からいうと16613は他のモデルと同様に年式によって施されたマイナーチェンジにより価格に違いがあります。基本的には高年式で製造終了間際に生産されたモデルほど査定金額は高くなりやすいでしょう。

さらにサブマリーナ16613は文字盤の色によって大きく2種類に分けることができます。一般的には文字盤の色が青いモデルを「青サブ」、文字盤の色が黒いものを「黒サブ」と呼んでいます。

中古市場でこの2種類の相場を比較してみると、黒サブの方がやや価格が高い傾向にあるといわれています。ただ、この差は5,000円~10,000円程度のものですのでそこまで気にする必要はありません。

また、青サブの中には通常よりも20万円以上も高い価格がつくレアモデルといわれるものも存在します。

青サブのレアモデルとは?

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青サブマリーナ16613の中にはレアモデルといわれる非常に希少性の高い個体が存在します。

特に16613生産初期に多いバイオレットダイアルと呼ばれるモデルがレアモデルの中でも有名です。文字盤の青い青サブの中でもバイオレットダイアルのモデルは文字盤が紫がかって見えるのが特徴となっています。レアモデルの中にも個体差が存在し、紫の色味の強さによって価格が変わります。

特に文字盤に記載された「1000ft=300m」の中の0がアルファベットの「O」に近くなっている個体は紫の色味がより強く感じられるので、コレクターの間で強い人気を誇っています。

ロレックスサブマリーナの現在の人気は?いくらで売れるの?

https://piazo.jp/rolex/submariner/ref16613/watch3748/

ロレックスサブマリーナ16613の現在の人気はどのぐらいあるのでしょうか。ここでは現在の人気度合や買取相場の推移について解説していきます。

買取相場の推移

ここでは買取相場の推移について解説します。ロレックスサブマリーナ16613の買取相場は近年大きく変動しており、一時は140万円以上の査定額が出たこともありました。

先述した通り青サブの中でもレアモデルといわれるような個体は査定額が高く出やすい傾向にあります。

廃盤製品で新品の状態に近く、保護シールがついたままの状態が保たれているものであればこのような高額査定につながりやすいのです。

買取相場
2020年6月 800,000円~900,000円
2021年12月 1,115,000円
2022年4月 1,250,000円
2022年5月 1,480,000円
2022年6月 1,350,000円
2022年8月 1,300,000円

2020年、サブマリーナの新作が出たことをきっかけに16610などのステンレスサブマリーナの相場が一斉に上昇しました。16613のようなイエローゴールドを兼ね備えたコンビのサブマリーナはステンレスモデルほど相場が上昇することはありませんでしたが、その時期より確実に相場は高まっています。

現在も状態が良ければ優に100万円以上の査定が出ることもありますし、ロレックスの5桁モデルは今後も相場が高騰していく可能性は高いといえます。

高額査定の目安となる換金率とは

https://www.tokemar.com/ref.16613/

ロレックスサブマリーナのような高級ブランド時計の査定を依頼する際に目安となるのが換金率(リセールバリュー)です。

換金率は査定に出す際に定価の何%で買取してもらえたかの指標となります。換金率が高ければ自分が持っているアイテムの市場での需要が高いということです。

例えば2022年8月時点の16613の換金率についてみてみましょう。

定価が86万円で買取相場が130万円となっているので換金率は151%になります。

計算式は次の通りです。

買取金額÷定価×100=換金率

例を計算式に当てはめると

買取金額1,350,000円÷定価860,000円×100=151%

となります。

ロレックスサブマリーナ16613を高く売るコツ

https://antiwatchman.com/wp/r-4026/

ここでは、サブマリーナ16613を高く売るコツをご紹介します。高く売るコツは大きく3つに分けることができます。

  • 時計の状態とメンテナス
  • 付属品の有無
  • 買取時期

1つずつ見ていきましょう。

時計の状態とメンテナンス

1つ目に挙げられるポイントは時計の状態とメンテナンスです。当然ではありますが、時計の状態が良ければ高額査定につながる可能性は高くなります。

さらにロレックスサブマリーナのような自動巻き時計はメンテナンス実施の有無によっても査定額が大きく変わります。仮に購入してから一度も使っていないという場合でも前回のメンテナンスから4~5年以上経過している場合は実施した方がいいでしょう。

メンテナンスの中でも特にオーバーホール(分解掃除)を実施したかどうかが高額査定の大きな分かれ目となります。時計を高頻度で使っている場合には油切れを起こしている可能性もありますし、あまり使用していなくても前回メンテナンスから5年以上経過していれば油が固まっている可能性が高いです。

オーバーホール1回の料金は4~5万円程度となっています。買取時に鑑定士からオーバーホールが必要だといわれることもありますし、必要なければ4~5万円が査定金額にプラスされます。

そのほかにも文字盤やブレスレットの傷の有無によっても買取金額が上下します。買取業者の中には傷取を実施してくれるところもありますが、傷取を実施しても取れないような傷だった場合いは査定額が下がる要因となりますので注意しましょう。

付属品の有無

2つ目に挙げられるポイントは付属品の有無です。

付属品には時計の箱やギャランティカード(保証書)、あまりゴマなどがあります。ロレックスのような高級ブランドの時計では付属品の有無によって買取金額が大きく上下しますので揃えておくようにしましょう。

付属品の中でも買取価格に変動を与えやすいものとそうでないものがあります。

簡単にまとめるとギャランティカード>あまりゴマ>時計の箱という感じです。

特にギャランティカードがあるかないかで査定金額は5~10万円ほど上下します。青サブのレアモデルであれば、それ以上の差がでることもありますので、できる限り付属品は揃えておくといいでしょう。

購入時にコマ詰めをしたという方はあまりゴマも忘れないようにしましょう。

買取時期

3つ目に挙げられるポイントは買取時期です。

ロレックスは海外ブランドの時計になりますので、為替が円安の時に買取に出すことで高額査定が出やすくなります。海外ブランドの時計は円安時に相場が高騰する傾向にあって定価が上がれば自然と中古市場での相場も上がるからです。

また、クリスマス前や卒業シーズン前など大きなイベント前を狙うのもおすすめです。これらの時期はプレゼントやお祝いに購入を検討する方が増えてくるので、買取業者は在庫を多く確保しようと考えます。そうなると買取強化のために本来の相場よりも高い査定金額が出やすくなるのです。

ロレックスの新作が発表されたタイミングも狙い目です。新作が出たタイミングは全体的にこれまでのモデルの相場価格も上昇する傾向にあります。近年は新型コロナウイルスの影響もあって新作発表が少なくなっていますが、ロレックスは突然新作発表することが多いので今後の動向には期待ができます。

サブマリーナ16613の売却方法

https://www.tokemar.com/ref.16613/

サブマリーナ16613の売却方法は下記の3つが挙げられます。

  • 店舗買取
  • 宅配買取
  • 一括査定

1つずつ見ていきましょう。

店舗買取

1つ目は店舗買取です。自分の足で買取店舗に行って鑑定士に査定を依頼し、査定金額に満足できれば売却するという方法になります。店舗によって買取金額は異なりますので、複数店舗を回ってからどこで買取してもらうか決めるようにするのがポイント高額査定を出すポイントです。

買取専門店のようなロレックスの高級時計の査定に特化した鑑定士がいる店舗であれば、相場通りかそれ以上の査定金額が出る可能性は高いですが、中には相場相場よりも低い査定金額を提示してくる店舗もあります。店舗側としてはできる限り低い査定金額で即決してもらった方が利益は大きくなるからです。複数店舗を回らずに1つの店舗の査定金額だけで決めてしまうと大きく損をしてしまうこともあります。それを避けるためにも店舗買取で失敗しないためのポイントを下記にまとめてみました。

  • 自分が持っているアイテムの相場について事前に調べておく
  • 複数店舗を回っている旨を査定の前に伝える
  • 他店で提示された査定金額を伝える

これらのことを行っておくことで店舗買取で失敗する可能性をぐっと減らすことができます。

また、持っているアイテムが非常に希少性の高いモデルだった場合、店舗側はなんとしてもそのアイテムを在庫として仕入れるためにびっくりするような査定金額を提示してくれることもあります。

宅配買取

2つ目は宅配買取です。宅配買取では、家から一歩も出ることなく買い取ってもらうことができるので、店舗に行くのがめんどくさい方や時間をかけられない方におすすめです。

ただ、1つだけデメリットとなるのが、発送してから査定、買取、現金化に至るまでにおよそ1週間ほどかかることです。店舗買取であれば最短即日で現金化することができますが、宅配買取はすぐに現金を手にするというのが難しくなります。

そこさえ目をつぶることができれば、店舗を回る必要もなく、対面の取引ではないため万が一査定金額に満足できなかった場合に情にほだされて断れなかったということが起こらないのも魅力です。

一括査定

3つ目は一括査定です。一括査定は複数の買取業者から査定金額を提示してもらって、1番高い査定金額を出した買取業者に買い取ってもらうという方法になります。こちらも宅配買取と同じく家から一歩も出ることなく買い取ってもらうことができます。一括査定に登録している業者は販売先を複数持っていて時計を専門に買取しているところが多いので、相場よりも高い査定金額を提示しやすいというのも魅力です。業者側は複数店舗が一斉に査定金額を提示していることを把握しているので、買い叩き等が起こることはまずありません。

こちらの一括査定は写真と必要事項を入力するだけで最大8社の買取業者から、買取金額を提示してもらうことができます。

自分が持っているアイテムの買取相場の推移や時代背景などを見極めてここぞというタイミングで査定に出してみ

おすすめの一括見積もりサイト

私自身、店舗もネットも含め様々な所で時計の査定をしてもらいましたが、一括査定は一番おすすめです。

その時の記事がこちらです。ブランド時計の買取のメッカ中野や有名ブランド買取店へ行ってオメガのスピードマスターとシャネルのプルミエールという時計を査定してもらい比較しています。時計の買取、10社回って値段の比較をしてみた。おすすめは?リアルに纏めてありますので是非参考にしてみてください。

色々と試した中で一括見積もりサイトは複数の買い手の中で買い取りたいという価格競争が生まれるので一括査定サイトを使うと、高額な査定金額がつきます。 最も高く買い取ってくれる所が見つかるはずです。

どんな買取会社から査定を貰えるか確認できるので是非サイトチェックしてみてください。

こちらの一括査定は、ブランドやモデルなど時計情報を入力するだけで最大8社の買取業者から、買取金額を提示してもらうことができます。

send時計査定の窓口の公式サイト

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