これから腕時計の購入を考えている方。
腕時計の中にも、機械式時計、スマートウォッチ、クオーツ時計、電波式時計、デジタル時計、等の様々の種類があります。
その中でも、特に初めて機械式時計の購入を検討されている方は、最低限の基本的な知識をつけてから検討されるのがオススメです。
日本でも圧倒的な人気を誇るロレックスを例に、初心者向けの知っておいた方が良い機械式時計の基本を、お伝えしようと思いますので、是非、参考にしてみて下さい。
腕時計が登場したのは1800年頃からと言われています。
その当時の腕時計は当然ですが現代の様に種類がある訳ではなく、機械式時計から始まっています。
必要な精密なパーツを手作業で一つ一つ作成し、長い時を得て組み立てていく工程にロマンを感じます。
機械式時計の良さは、そういった歴史とロマンの他にも、長い目で見るとメンテナンスをしっかりと行えば、子孫にも残せる腕時計になりうる可能性のある時計なのです。
一方クォーツ時計の歴史は50年前後なのでまだ人間の一生というほど時間が経っていません。
いうなれば、現在クォーツ時計の制度がや寿命がどのくらいなのか、検証しているといっても良いかもしれません。
腕時計には寿命を纏めましたので参考にしてください。
どんな腕時計にも必ず寿命があります。
しかし、その中でも1番長く使える時計が機械式時計でなのですが、ここでは各種類毎に寿命と特徴の説明をしていきます。
ゼンマイに蓄えられた動力が歯車を回転させる事により、時間が進みます。
巻き上げ方は2種類あります。
リューズを回しゼンマイを巻き上げる『手巻き』。
時計を着けた際、腕の振動や腕の動きによってゼンマイを巻き上げる『自動巻』
この時、忘れてはならないのは手巻きの機械式時計は、毎日決まった時間にゼンマイを巻かないといけない事です。
また、ゼンマイで動いている機械式時計は必ずメンテナンスが必要です。
メンテナンスを怠れば寿命は10年です。
しかし、定期的なメンテナンスを行う事で、20年、30年、40年、50年と寿命は様々です。
また、メンテナンスをしていても、パーツが使えなくなる場合があります。
これはロレックスの例ですが、現役のモデルなら問題はありませんが、製造中止になったモデルの場合は中止になってから25年間パーツを保管しています。
ちなみに一般的な時計ブランドだと保管期間は7年〜10年です。
また、など時計のブランドによっては「ブランドが潰れない限り、どんな時計でも永久的に修理やメンテナンスを行う」と永久保証しているブランドもあるので、できれば資産にしたいと考えているなら、そういったブランドを検討するのも良いかも知れません。
以下メーカーが潰れない限り永久保証しているブランドです。
電池を動力源にして内部の水晶(クオーツ)を振動させて時間を刻んでいます。
キャパシターと言う部品がエネルギーを蓄えたり、放出したりしているのですがいずれは劣化してしまうパーツです。
キャパシター寿命がクォーツ時計の寿命といわれています。
私のオメガのクォーツは20年以上問題なくうごいていますが
クォーツ時計の寿命は平均的には10〜15年と思っていて良いと思います。
セイコーでもオメガでも推奨していますが、高額なクォーツ時計で長く使いたい様であれば、5年に1度くらいはオーバーホールをおすすめします。
定期的なメンテンスで次第で、電子回路や格パーツへの負担も軽減し長く愛用できます。
電波式時計はケースやブレスに内臓した超高性能なアンテナが時間やカレンダー情報を乗せてた標準電波を受信し情報を修正しています。
また、常に自動的に時間を直してくれるので、自分で修正する手間がなく最も時間に正確な時計です。
電波式時計時計には2種類あり、電波塔から発信された電波を受信するタイプとGPSを使った衛星電波時計があります。
電波塔の時計は、価格が安いですが盆地や高圧線や電車の架線の近くなど、場所によっては正確な情報を受信出来ない事があります。
電波が真横に飛んでいる為、金属や電波(ノイズ)などに妨害される為といわれています。
一方、衛星電波時計は空から電波が降りてきますので受信しやすく正確です誤差はなんと10万年に1秒です。
ソーラー電波時計時計にはアルファモスシリコン太陽電池というものを使っていますが、この光をあつめる太陽電池の劣化が寿命になります。
アルファモスシリコンの劣化速度は仕様から10年後で12.4%劣化するといわれいます。
ちなみにソーラー式時計には二次電池という充電電池が内蔵されています。この二次電池はスマートフォンのように電池の持ちが、だんだんと悪くなってきますが、3,000円程でメーカーのカスタマーサービスで交換してもらえます。
液晶やLDE等の電子的構造によって時間を表示する仕組みです。
数字で、時と分を記しています。
デジタル時計には液晶の寿命があります。
寿命は8年間程と言われていますが、その時計によっては10年以上大丈夫な物のある様です。
電池を交換しても、液晶画面が薄く見えたり、数字が欠けてたりしたら寿命だと考えて良いと思います。
液晶画面の交換は、メーカーの保管期間が過ぎていなければ交換可能です。が製造終了後10年以上経過していると修理不可能な可能性が高いです。
時間を表示すると言う点で言えば、どのタイプの時計でも仕組みが違うだけで、機能自体は変わりませんね。
しかし、腕時計の時間を刻む正確性はそれぞれに違いがあります。
機械式時計の場合、ロレックス等の高精度のムーブメントを搭載したモデルでも 日差±10秒〜±20秒程度のズレが生じます。
クォーツ時計の場合、月差±10〜±20秒程度。
デジタル時計の場合、月差±20秒〜±30秒程度。
電波時計の場合、10万年に1秒以下と言う驚く高精度です。
当然ですが電波時計が1番正確なのが分かります。
ただ、この電波時計の場合は、電波が受信しやすい場所、受信しにくい場所があります。
電化製品の近くや、鉄筋の建物の中、乗り物、交通量が多い場所、山の中、…等は電波が受信しずらくなる様なので、予め確認が必要ですね。
機械式時計であっても、電波式時計であってもメーカーでの部品保有期間は同じです。
ほとんどのメーカーではある一定の期間が過ぎてしまうと修理やオーバーホールが出来なくなってしまいます。
しかし機械式時計の場合メーカーでメンテンスが出来なくても、時計の修理工房や時計店で修理をする事が可能です。
メーカーで処分された部品を一から製作して修理してくれます。
思い出の入った時計を動かしてあげたいって気持ちは、メーカーより時計の修理店のほうがあるのかもしれませんね。
ここまで、時計の各種の簡単な説明をしてきました。
なぜ機械式時計を薦めるのか、分からない方もいらっしゃると思います。
現代では、安くて精度も良い時計は沢山、普及されています。
現に、私が持っている1,000円で数年前に購入したチープカシオも全く問題なく、日々動いています。
実用性のある時計とは精度だと思っている方は、機械式時計を選ぶ理由はないと思われるかも知れません。
確かに、正確な時間のみを求めるのであれば、機械式時計を選ぶのは意味のない事です。
クオーツ時計やデジタル時計の方が安くて精度は高く、電波時計であれば場所は気にしなくてはならないものの、時間を合わせる事も必要ではありません。
しかし、物を選ぶ時に実用性や合理性だけでは選べない一面があると思います。
服、靴、車、携帯でも、選ぶ時には自分好みの基準がありますよね?
その基準こそが、「こだわり 」なのです。
その「こだわり」を持って腕時計を選ぶ時、そこに機械式時計の魅力が見えてきます。
自手巻き、自動巻であっても自分自身の動きで、無数の小さなパーツが一斉に動き出す景色は、腕の中の小さな世界感があり圧倒されます。
どんな歴史ある時計ブランドも全て、機械式時計から始まりました。
200年以上も前に開発された技術が、現在も変わらずに腕の中で息づいている事がロマンであり驚きなのです。
機械式時計の動きは、電気仕掛けの時計には真似出来ない魅了があります。
また、時計の寿命の箇所ではメンテナンス次第で寿命が1番長くなり、永久修理を約束しているブランドもある事をメリットにあげました。
もちろん、日々の手入れや定期的なオーバーホールも必要です。
しかし、怠らなければ、子や孫の代まで受け継がれる一生物の時計にもなるのです。
精度の点では、他の種類と比べれば劣る事は確かですが、1日に10秒や20秒のズレは、1秒単位を気にして仕事をしている特殊な人以外は、そんなに大した事ではないように思います。
朝、決まった時間に時計を合わせる。
それだけで、1日正確な時間を進めてくれるだけではなく、そのちょっとした毎日の行動が、より時計への愛着になるのではないでしょうか?
現代の人は毎日時間に追われがちな生活をし、ストレスを感じている方が、ほとんどだと思います。
現に、スマートウォッチが発売された時は非常に話題になりました。
しかし、精度の高い時計に息苦しさを感じる人も増えており、現在では、一見、アナログ時計に見えるけど実はスマートウォッチと言う時計も発売されています。
忙しい現代だからこそ、腕時計の原点でもある機械式時計の針の動きを見つめながら、静かな時を過ごすと言う時間があっても良いのではないでしょうか?
こちらの記事10万以下で安くておすすめの自動巻き機械式時計ランキングも参考にしてみて下さい。
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