ロレックやオメガのアンティークはレトロでかわいいですよね。
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ただ購入前に知っとかないと後で怖い事が有ります。
アンティーク時計は現行モデルにはないクラシックな雰囲気がなんともいえない魅力です。
頑張れば購入できる値段の物が多いので、心ゆれている方も多いと思います。
近年ではメンズのアンティーク時計よりレディース時計のほうが人気があります。
男性はご存知の方が多いですが、女性は時計に詳しくない方が多いので、アンティークのオメガやロレックスを買う前に是非この記事を読んでみてください。
5万円で買った時計が購入後半年で、更に5万円かかってしまうかもしれません。
Photo credit: Bonar Gultom
アンティークの時計は基本的、電池を使わない手巻き式の時計です。
こういった仕組みの時計を機会式時計といいます。
機会式時計は、ゼンマイが動力となり動いている時計です。
電池で動いているわけではないので、毎日ゼンマイを巻き上げて動いてます。
手がかかるのですが、そんな所がなんだかかわいいくて愛着がわきます。
現在は電池式時計やソーラーパネル式時計と時計の技術は発展していきますが、機会式時計も人気で一定のファンが必ずいます。
電池式より機械式のほうがロマンが有り好きだって思う人も多いんですね。
少しマニアックな話ですが、針の動き方も電池式と機会式では全く違います。
電池式はご存知の通りカッチカッチと一秒ごとに刻みますが、機会式時計はジリジリジリと針が進み愛嬌があります。
機会式時計は現在でも人気のある時計でセイコー、シチズン、ロレックス、オメガのようなトップメーカーも力を入れ作り続けています。
ただこの機械式時計は、電池式時計に比べメンテンスが非常に大事になってきます。
ロレックスやオメガは時計ブランドのなかで上位位置を保ち続ける素晴らしい高級時計ブランドです。
少し勘違いしがちなのですが、高級時計=頑丈と思う方がいるのですがそうではないんですね。
100万円する高級機械式時計でもメンテンスをしないで、使いずつけると必ず壊れます。
壊れる理由はいくつか有るのですが、時計の中の油切れや、錆などが一般的な理由です。
メンテナンスでは、いちど時計を分解し汚れを落とし油を差しなおします。
この際に劣化していた部品は故障の原因になるので交換します。
この作業の事をオーバーホールというのですが、一般的には3年から5年くらいに一回おこなうと良好な状態を時計は保っていられます。
アンティーク時計はこのオーバーホールをいつ行ったのか分からない事が多く。
時計の状態が悪い可能性が有ります。
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こんな話を聞いた事はありませんか?
「クラシックカーはガタがくるたびに、修理して維持費がかかるんだよね。」
所ジョージさんみたいな車好きな方は好んでクラシックカーにのりますが、非常にお金がかかります。
これはアンティーク時計にも言える事です。
アンティーク時計も説明したとおり良好な状態を保ち続けるにはメンテナンスをしなければいけません。
機械式時計には、消耗パーツが確実にあります。
時計を動かす動力源のゼンマイも消耗パーツの一つです。
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ここからが肝の話ですがアンティーク時計は、この交換パーツが何処にも無い可能性が高いんですね。
ゼンマイくらいなら代用できるのですが、代用できないパーツも機会式時計はかなり多いです。
少し前の時計や現行で販売している時計は、オメガやロレックスでも交換パーツを作り充実させています。
ですがアンティークの時計の場合はパーツを作っても、現在メーカーが売っているモデルではないので需要が有りません。
よってメーカーは修理交換パーツを作りません。
修理パーツが無いのでどうにもできないんですね。
つまりメーカーは大昔に作ったモデルは現在販売していないので保証はしませんよ。って事なんですよね。
ではアンティーク時計は壊れたら終わりなのか!?
という話になりますが。方法はあります。
メーカーに存在しない部品はパーツをオーダーメイドで制作する事になります。
一つのパーツを制作してもらう事になるわけですから、非常に手間がかかります。
また時計のパーツは0.1mmの世界です。
熟練した職人でなければパーツを作る事ができないです。
はっきりいって料金が高いです。
下手をすると時計本体以上の値段になる事もあります。
ここまで読んで頂いた方はじゃあ買うな!!
って事かと感じてるかも知れませんがそういう事ではないんです。
私が伝えたい事はアンティーク時計を販売してる店舗のには、売りっぱなしで、アフターを考えていないお店があるって事です。
バックや衣類なら良いですが、時計は精密機械なので必ずアフターケアが必要になります。
ましてやアンティークなのでなおさらです。
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すこし面倒くさいですが是非購入前に3つ確認しておいて下さい。
これを確認しておくとアンティーク時計でも後々安心です。
アンティークの時計を購入するのには、この3つのチェックをしておく事をお勧めします。
一つづ説明します。
アンティーク時計は、大きくわけると2つの販売元があります。
一つ目が時計店、もう一つそれ以外です。
もし貴方が購入しようとしてるお店が時計店でしたら購入前に保証書が有るか確認しましょう。
お店の保証が効くようでしたら安全なお買い物になります。
またアフターケアのオーバーホールは出来るかも確認しておくといいでしょう。
そのお店でアフターケアができるようでしたら、技術力のある時計技師が働いている、または横の繋がりが有る事になりますので、信頼できる購入先になると思います。
保証が効かない場合は、あまりお勧めできません。
なぜかと言うと、単純に保証の効かない時計を売っている店だからです。
時計店以外の場合、時計の状態があまりよくない事が多いです。
アパレル店舗や古着屋、雑貨屋などのショーケースなどで、見かけるオメガやロレックスなどのアンティークの時計ですね。
この場合はバイヤーが海外で仕入れてきたが時計の状態が良いか悪いかなどは関係なく、売れそうだから仕入れて売ってしまう。っといった感じです。
そもそも時計専門のバイヤーではないので、時計の状態が良いか悪いか見分ける知識が無い方が多いです。
全部のお店がそうでは無いと思いますが保証書はつくか、アフターケアは出来るか尋ねてみて保証が付かないようでしたらお勧めしません。
まとめると保証書が無いアンティーク時計は良くないぞ!って事です。
とはいえ、アンティーク時計なので、そこにしかない巡り合いの物で惚れ込んでしまう事も有ります。
そのお店で保証が効かない場合は、時計型番を控えてロレックスならロレックスカスタマーサービス、オメガならオメガのカスタマーサービスに壊れた場合修理ができるかを問い合わせる事をお勧めします。
Photo credit: Arjan Richter
型番が分からない場合は写真でも問題ないかと思います。
カスタマーサービスで直せなくても時計専門修理業者でなおせる事もあります。
私の知る限り、このあたりが大手で時計の修理を行ってる専門業者です。
めんどくさいかとは思いますが、保証の効かないアンティーク時計はこういった時計修理業者に型番を知らせオーバーホールはできるか、直してもらえるか聞いてから購入するのが良いと思います。
こちらの記事 オメガのオーバーホールや修理料金が安い!値段が激安で口コミが良いおすすめの店にメンテナンス代金はどの位かかるのか、詳しく書いてありますので合わせて読んでみて下さい。
アンティーク時計は古い物なので時計内部が錆びてたり、状態が悪い物もあり不具合を起こしやすいです。
不具合が起きたら時にどうするかまで考えてから購入しておけばスムーズに対処ができます。
備えあれば憂いなしです。
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