短針?時針?長針?分針?時計の針の呼び方って、ごちゃごちゃになって分からくなってしまいますよね。
ごちゃごちゃで分かりにくくなる理由は、1つの針でも色々な呼び方があるからです。
どれも間違っていないですが、わかりやすく整理し纏めました。
時を表す一番短い赤い針の呼び方は
時針(じしん)短針(たんしん)短剣(たんけん)
分を表す長い青い針はの呼び方は
分針(分針)長針(ちょうしん)長剣(ちょうけん)
秒を表す緑いろの針の呼び方は
秒針と呼びます。
一つの針でも色々な呼び方があります。この時点でややこしいですよね。
色々ある呼び方の中で、一番分かりにくいのが長針(ちょうしん)です。
短針は短い針と書くので時(じ)を表している針なんだな。と瞬時に分かりますが(長針)長い針は2つあります。
分を指している針も長いですし秒をさしている針も長いので長針と言われても分かりにくいですよね。
時計の名称を全く分からない人に長針と伝えても、どちらの事なのか少し混乱してしまします。
上の写真の時計は秒を表す位置が6時位置の少し上に別でついています。緑に塗ってある所が秒を表す針です。
この時計はスモールセコンドと呼ばれる一般的な時計ですが、この中で一番短い針は秒針になります。
この時計の場合は一番短い針が秒針ですが、短針は秒を表す針ではなく、時(じ)を表す針ですよね。
短針は時針だけど短い針は秒針と、とても分かりづらくなります。
読んでいるだけでも理解しにくく混乱しそうですよね。
針の長い、短いは時計の種類やデザインによっても変わってくるので長針や短針は理解しにくく覚えにくいです。
時針、分針、秒針、で覚えるのがおすすめです。
時計店でも時針、分針、秒針と呼んでいます。
この呼び方であれば、針の指している場所がそのまま名称になっているので、聞いた人が間違える事もありませんし、ゴチャゴチャになる事もありません。
この覚え方が一番、伝わりやすく覚えやすいです。
このように時計の針には時針、分針、秒針と3つの針がありますが、針が2本だけ付いた時計の事を2針の腕時計とよび、3本の針の時計についていれば3針の腕時計とよばれます。
上の写真で5時を指している赤い針が4本目の針になります。
時刻表す針は時針、分針、秒針が一般的ですが、それ以外に4本目の針が付いたモデルもあります。
4本目の針はGMT針といって24時間で1週する針です。
時針と見間違えやすいのでGMT針だけ目立つ色やデザインにされている事が多いです。
GMT機能は1日で1週するので、午後と午前が明確にわかります。
1日中日が沈まない事がある北極や南極探検家や、外にでるまで日を浴びる事がない洞窟探検家など、1日のなかで昼と夜どちらか分からなくなる人に便利な機能です。
そのほかにも海外旅行や出張に行く事が多い人はGMTの針だけ別の国の時刻に合わせておくと日本と海外の時刻の両方が一眼でわかります。
ただ、海外に頻繁に行く人や冒険家が多いわけではないので、GMT針はそこまで実用的な針ではなく飾りとなっている事がほとんどです。それでも他とは違う存在感のある針に刺激されGMTモデルを購入する人は多いです。
ストップウォッチの機能が付いた時計の事をクロノグラフといいます。
クロノグラフの時計はストップウォッチ機能が付いている分、一般的な3つの針時計より針の数が多いです。
ぱっとみ黄色の針が秒針に見えますが、秒針は6時上の緑の針になります。
この黄色の針は、ストップウォッチの機能を使った時にだけ動く針です。
この針の事をクロノグラフ秒針と呼びます。
通常の時計の秒針位置に付いている針なのでクロノグラフの時計を買ったばかりの人は秒針が動いていないと思われがちです。
クロノグラフ秒針は基本的には止まっていてストップウォッチ機能を使い時間を計測する時にだけ使う針です。
クロノグラフ秒針は長い針なので、短針長針と針の長さで伝えていると混乱しやすいですよね。
これら時計の針は、一本一本が溶接などで固定されているわけではないので強い振動は衝撃によってポロっと取れてしまう事があります。
どんな事で取れてしまうのか注意したい点などコチラの記事に纏めてあるので参考にしてみてください。
時計の針が取れた!そのまま放置すると曲がったり傷つくので修理したほうがよい
(分)を指す針でも分針、長針、長剣など呼び方が色々あります。
針の長さで覚えるとデザインによっては秒針なのに一番短い事もあるので覚えにくいです。
またクロノグラフやGMTなど4本目の針が増えた時に混乱する事もあるので針の呼び方は何を指しているかで覚える事をおすすめします。
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