機械式時計でも電池式時計でも強い磁気を受けると内部のムーブメントに磁気が残り精度に影響をを及ぼしてしまいます。
では、静電気はどうなのかと言うと、人の身体に溜まった静電気では機械式時計は影響を受けません。
コートやセーターを脱ぐときにバッチと静電気が関与する現象は良く経験しますがゼンマイで動いている機械式時計の場合は影響をうけませんので安心してください。
しかし、電池式時計の場合は影響を受ける事があります。
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静電気は体内にたまった電子が一気に体外に放出されることで発生します。
機械式時計の場合は放出された静電気による影響はありませんが、電池式クォーツ時計の場合は静電気で影響を及ぼしてしまう事があります。
電池式時計が静電気を受けると、一時的に針が誤った時刻をさす事があります。
また最悪の場合、内部がショートし電子部品が破損する事もあります。
現行品の時計の場合は内部が破損しても電子基板を新しいものに交換すれば良いですが、古い時計の場合は基盤が存在しない可能性があります。
廃盤になってから長い時間が経過してる時計は電子基板の製造をメーカーで行なっていない事もあるので、静電気には気をつけてください。
廃盤になってから以下の期間が経過した時計の電子基板のメーカーでの保有期間が過ぎています。
最近はオメガやカルティエの古い電池式時計をつけてる人を目にする事がありますが、静電気で基盤が破損する事があります。
電池式時計は電子基板がないと動かせませんので静電気での破損は十分気をつけてください。
G-SHOCKやスントなど液晶表示の時計が静電気を受けると本来なら点灯しない部分が黒くなってしまう、(にじみ現象)が起こる事があります。ただし、にじみ現象はしばらくすると元に戻り機能には影響はありません。
スマートウォッチが静電気を受けると、表面のガラスと液晶のすきまに電荷が溜り、稀に液晶に白い線が薄く現れます。
ほとんどのケースが1分ほど液晶をさわらなければ元にもどりますが、戻らない場合は電源オフにしてリセットすると戻ります。
静電気を体に溜めた状態でパソコンの電源ボタンやマウス、パソコンに接続されているプリンターなどの機器に静電気を放出すると、パソコン内部の精密部品が故障して起動しなくなり故障する事があるとメーカーでは説明しています。
また、SDカードのメモリーも静電気の影響をうけデータを破壊する人が多いです。
時計やパソコンなど精密な電子機器は静電気の影響を受ける事があるので、冬場など乾いた空気の時は気をつけてください。
静電気は手を洗ったり、少し湿ったタオルで拭き取ることで除去できますが、コンクリートや木製でできた物に触れる事で身体にたまった静電気を外へゆっくりと逃がす事がきます。
静電気トラブルの対策の知識として参考にしてみてください。
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