カルティエは創業以来、だれにも真似のできない独創的なデザインを世に送り続け、その名作たちは単に腕時計としてではなく腕に身に付ける装飾品としての役割も持ちクリエイティブなセレブ達の腕を彩ってきました。
さらに創業者ルイカルティエの豊かな人脈は腕時計のデザインを依頼されることも多くあり、それがきっかけでのちに名作と呼ばれる腕時計が生まれたのも有名な話です。
1904年にルイカルティエが友人の航空飛行士であるサントスデュモンの依頼で飛行中に時刻の確認ができる腕時計をというリクエストに応えてデザインされたのがのちにカルティエの重要なコレクションとなるサントスウォッチの始まりでした。
カルティエサントスの大きな特徴はべゼルに耐久性の確保のためにビス打ちが施されたその独特なスクエアデザインにあり、大型にとられたケース構造と相まって抜群の視認性を誇りました。
それはサントスデュモンが欲した飛行中の視認性の確保を見事に実現し、パイロットウォッチとしての役割を見事に果たすことになりました。
そしてサントスが誕生してから100年が経過した2004年にサントス誕生100周年を記念して発表されたサントス100はその長い歴史を損なうことなくブラッシュアップされ、少し大振りになったケースがその当時のビッグウォッチブームと重なり多数の支持を集め、新たなファンを獲得し再びサントスの名を世界中に知らしめることになりました。
そして現在もカルティエの中心ラインアップとしてサントスは現行モデルとして活躍しています。
カルティエサントス100のように独特なケース構造を持ち精密度の高いムーブメントを搭載している腕時計を長く愛用するためには定期的なメンテナンスが必要になります。メンテナンスは通常カルティエカスタマーサービスか正規販売代理店で受付するようになっており、郵送か持ち込みで申し込みができます。基本的には電池交換、ウォッチストラップの交換、コンプリートサービスになっていますので、定期的なメンテナンスの場合はコンプリートサービスが適用されます。ではカルティエの正規サービスにコンプリートサービスをお願いした場合に料金はどのくらいになるのでしょうか。
カルティエ正規カスタマーサービス コンプリートサービス料金
駆動方式 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ式 | 44,000円~ |
手巻き式・自動巻き | 66,000円~ |
これはあくまでコンプリートサービスのみの料金になっており、万一パーツ部分に部品交換や修理が必要になった場合には別途料金がかかってきます。
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一般的に腕時計のメンテナンスは劣化部品があれば交換を行うという作業内容になりますが、カルティエの場合、コンプリートサービスと呼ばれる作業になります。
コンプリートサービスとは機械式・クォーツ式を問わず細かな調整を行うのではなくムーブメント一式を新品交換する作業になります。
品質的にはムーブメントは常に新品になりますので信頼度は高く安心できる部分は大きいです。
しかし丸々中身を交換してしまうという事でムーブメントまで愛着を持って愛用しているオーナーからは楽しみを阻害しているなど否定的な意見もあります。
特にヴィンテージモデルを所有している人にとっては常にその時代の新品に部品交換されてしまうのでオリジナルの価値を落としてしまう事もあり、問題がないわけではありません。
ほぼ全ての高級ブランド腕時計に共通する事柄ですが、高級輸入腕時計には販売ルートとして正規輸入ルートと並行輸入ルートの2つがあります。
正規販売店での購入と並行輸入で購入された腕時計は商品は全く同じものですが、購入後のアフターサービスに違いが生じることがあります。
一般的に並行差別といわれますが、正規販売店で購入されたもの以外は修理を受け付けしない、また受付されたとしても正規料金以上の高額な修理料金を要求されるなどの事例がメーカーによっては多く挙げられています。ではカルティエサントス100の場合はどうかというと修理そのものに関しては、保証書があり本物であることが証明されれば並行輸入品であっても正規品と同じ扱いで修理を受け付けてくれます。
このへんの対応に関してははさすがカルティエといったところで世界中に販売ネットワークがしっかりしている点や販売代理店の対応がしっかりしている点が大きいです。特にカルティエの場合には人気ブランドであるがために、精巧な模造品やコピー商品が市場に溢れている状態であっても本物ならばメンテナンスに差をつけないというところには自社の製品に対する自信が表れています。
カルティエのカスタマーサービスへメンテナンスを依頼した場合には基本オーバーホールではなくコンプリートサービスになりますので、ムーブメントや部品はすべて新品になって返ってきます。
つまりメンテナンスに出した時点での丸ごとムーブメントが交換されてしまいます。愛着がありムーブはできるだけ当時から動かしているものを使いたい、またはヴィンテージモデルなのでオリジナルの部品を残し、ヴィンテージの価値を下げたくはない。
こういった場合には正規サービスではなく腕時計修理専門店を利用するのも一つの選択肢として有効です。
では腕時計修理専門店にカルティエサントス100をオーバーホール依頼した場合、料金はどのくらいになるのでしょうか。
カルティエサントス100腕時計修理専門店オーバーホール料金平均相場
駆動方式 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ式 | 24,200円~ |
手巻き式・自動巻き | 33,500円~ |
店舗によって価格に差はありますが平均相場を見てみるとこのように非常にお得な料金設定になっています。
腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼するメリットとしてはやはりそのお等な料金設定が挙げられるでしょう。
コンプリートサービスではありませんが、オーバーホールで正規サービス料金の半額近くで済むのは大きな魅力です。さらに納期の早さにも特徴があり、正規サービスの場合1ヶ月~3ヶ月見なくてはいけないところを3週間ほどで仕上げてくれる店舗もあります。
さらにヴィンテージモデルの場合には店舗によって当時の純正パーツをストックしている場合が稀にあるのでそういった店舗に巡り合ったときには恩恵が高いです。逆にデメリットとなる点は担当する技能士の技量によって仕上がりにバラつきがあることが挙げられます。
カルティエサントス100をメンテナンスする場合にはやはり正規サービスにコンプリートサービスをお願いするのが一番安心です。
しかし料金が高かったり当初搭載されていたオリジナルのムーブを残したかったりヴィンテージモデルの場合は、腕の良い腕時計修理専門店を利用するのがおすすめです。
しかし日本には腕時計修理専門店の数が多すぎていったどのお店に出したら良い結果が得られるのか不安に感じる人も多いことでしょう。
そういった際には作業を担当する技能士の取得資格を調べてみるのが良い方法です。特に1級腕時計修理技能士の資格は上級資格として登録されていますので、安心して依頼できる目安になるでしょう。
しかし最近の腕時計修理専門店はほとんどの店舗が1級腕時計修理技能士在籍と謳っているので資格取得イコール真の実力とは言い難い側面があります。
私のオススメしている修理専門店はクラフトワーカーズです。このサイトでは複数の修理専門店から優秀な腕時計修理技能士を紹介しており、依頼する側は一括で複数の技能士に見積もりを依頼することができます。
職人と直接メールでのやり取りも可能なので、不安な事や疑問点を問い合わせて、本当に納得した技能士に作業を依頼することができます。
さらにこのサイトは紹介している技能士の修理担当歴や取得資格、所属会社まで公開しているので安心度も高いですので興味のある人は一度覗いてみると満足のいく結果が得られるはずです。
こちらの記事では、私のオススメの修理専門店をまとめていますので合わせて参考にしてみてください。
カルティエサントス100のように長く愛用できる時計を正規サービス以外の腕時計修理専門店にオーバーホール依頼する場合には、本当に信頼のおける技術の高い腕時計修理専門店にお願いするのがおすすめです。
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