常にオリジナルな発想と刺激的なデザインで世界中の腕時計マニアを虜にし続けているフランスのブランドカルティエ。
元々は宝石商としてすでに世界中にその名をとどろかせていたカルティエですが、腕時計の世界にも進出し、時代の最先端を行く独特なデザインとポイントに宝石をあしらったケースが評判を呼び、瞬く間に世界のとぷブランドへと成長します。そんなカルティエが1917年 戦車にインスピレーションを受けてデザインされ発表したタンクコレクションは今までの発想を覆すスクエアデザインで現在もカルティエの人気モデルとして現行販売されており人気が高いです。
そして1997年にカルティエの創業150周年を記念してデザインされた腕時計がタンクフランセーズで、大きな特徴はブレスレットとケースを一体化してデザインすることで今までのタンクのクラシカルなイメージにモダニズムをプラスしたそのスマートな風貌で幅広い世代を魅了し、現在も非常に馴染み深いタンクシリーズといえるでしょう。戦車のキャタピラーを模したブレスレットとタンクの名の通り縦枠の先端が斜めにカットされたケースデザインが見事に調和し、より現代的でモダンなイメージのメタルウォッチに仕上がっています。
そして基本的なシェイプを維持したまま様々なバリエーションモデルがあるのもタンクフランセーズの魅力で、ケース、ブラスレット素材やジュエリーを冠したモデルなど多彩なラインアップが魅力のコレクションです。
カルティエタンクフランセーズのように個性的なデザインのケースに精巧な薄型ムーブメントを搭載した腕時計を長く愛用するためには定期的なメンテナンスが必要不可欠で、タンクフランセーズはクォーツ式ムーブメントを搭載したモデルが多いのでメンテナンス期間には余裕がありますが、タンクフランセーズを正規メーカーにオーバーホール依頼した際には料金はどのくらいになるのでしょうか。
タンクフランセーズ正規メーカー オーバーホール料金
駆動方式 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ式 | 44,000円~ |
手巻き式・自動巻き | 66,000円~ |
この料金はあくまでオーバーホールのみの料金になっており、作業中に別途部品交換や修理作業が生じた場合には別途料金がかかってきます。
正規メーカーにオーバーホールを依頼する際には腕時計の場合メンテナンス作業にオーバーホールや部品交換を行う場合とコンプリートサービスという方法があります。
一般的なオーバーホールは内部点検・洗浄・注油を行うオーバーホールになりますが、カルティエの場合にはコンプリートサービスという方法を取っております。
コンプリートサービスとはクォーツ式でも機械式であってもムーブメントを丸ごと交換するというサービスになります。
品質的には安心感がありますが、機械式時計の楽しみを奪っているのでは?という意見もありますし、愛着という点で少し残念に思う方も多く、コンプリートサービスには賛否両論あります。
日本製を除いてほぼ全ての高級ブランド腕時計に共通する事例ですが、輸入腕時計には販売ルートとして正規輸入ルートと並行輸入ルートの2つがあり、正規販売店での購入と並行輸入で購入された腕時計には商品は全く同じものですが、購入後のアフターサービスに違いが生じることは良く言われています。
一般的に並行差別といわれますが、例としては正規販売店で購入されたもの以外は修理を受け付けしない、また受付されたとしても正規料金以上の高額な修理料金を要求されるなどの事例がメーカーによっては多く挙げられています。
ではカルティエタンクフランセーズの場合はどうかというと修理そのものに関しては、保証書があり本物であることが証明されれば正規品と同じ扱いで修理を受け付けてくれます。
この辺対応に関してははさすがカルティエということころで世界中に販売ネットワークがしっかりしているところや販売代理店の対応がしっかりしている点が大きいです。
特にカルティエの場合には人気ブランドであるがために、精巧な模造品やコピー商品が市場に溢れている状態であっても本物ならばメンテナンスに差をつけないというところには自社の製品に対する自信が表れています。しかし保証書の添付がない並行輸入品に関しては受け付けてもらえない窓口もありますので修理持込の際には注意が必要になります。
カルティエタンクフランセーズのような特殊な形状のケースを採用している腕時計の場合にはオーバーホールやメンテナンスに関しては正規メーカーに依頼するのが普通ですが、ヴィンテージモデルの場合にオリジナルの状態をなるべく維持したい場合や料金的に少しでも安く料金を上げたい場合には腕時計修理専門店に依頼するのも一つの手段として有効です。
では腕時計修理専門店にカルティエタンクフランセーズのオーバーホールを依頼すると料金はどのくらいになるのでしょうか。
カルティエタンクフランセーズ腕時計修理専門店オーバーホール料金平均相場
駆動方式 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ式 | 24,200円~ |
手巻き式・自動巻き | 34,500円~ |
修理店によって差はありますが、平均相場を見てみるとこのような料金になっており、非常にお得な料金設定になっています。
腕時計修理専門店にオーバーホールを依頼するメリットとしては、何といっても格安な料金が挙げられます。正規メーカーの半額近い料金で済むのは非常に魅力的です。
さらに納期の早さも特徴的で正規メーカーの場合1ヶ月~3ヶ月かかるところを3週間で出来上がるところもあります。
逆にデメリットになる点はカルティエ専門の技能士が作業を担当するわけではないので安心感に不安があるところや、修理作業や部品交換が発生した場合には純正パーツではなくジェネリックパーツが使用されることがある点です。また、仕上がりに関しては担当する技能士の技術しだいで大きく開きが出ることなどが挙げられます。
このように腕時計修理専門店の場合には担当する技能士がカルティエ専門スタッフではないためにメリットもありますがデメリットも生じてきますので、店舗を選ぶ際に優秀な技能士がいるかどうかの見極めが大切になってきます。
カルティエタンクフランセーズをオーバーホール依頼する際にはやはり正規メーカーへ依頼するのが一番賢明な方法といえます。
しかしヴィンテージモデルで正規メーカーに純正パーツが無ないため受け付けてもらえなかったり、予算をなるべく節約したい場合などには腕の良い信頼できる腕時計修理専門店を利用するのも良い手段です。
日本には腕時計修理専門店が開く多く存在しているので需要には事欠かないですが、あまりにも数が多いためにかえってどこに頼んだら良い結果が得られるのか選択に迷っている人も多いでしょう。そんな場合には在籍している技能士の取得資格を見てみるのが良いでしょう。
特に1級腕時計修理技能士は上級資格として登録されているので信頼できる情報になるでしょう。しかし現在では腕時計修理専門店では多くの店舗が1級腕時計修理技能士在籍と謳っているので悩ましい現状ではあります。
今はインターネット等で情報を収集する方法もありますが情報があまりに多いのと不確かな情報が多くてかえって困惑してしまうことも多いでしょう。
そこでおすすめしたい時計修理専門サイトがクラフトワーカーズです。このサイトでは複数の修理専門店から優秀な技能士を選抜して紹介しており、依頼する側は一括で複数の見積りを依頼することができその中で本当に信頼できる技能士に作業をお願いすることが可能です。
さらにこのサイトでは紹介している技能士の修理担当暦や取得資格、そして所属会社まで公開しているので安心感も高く、興味のある人は一回覗いてみると満足の行く結果が得られるでしょう。
こちらの記事では、クラフトワーカズを含めおすすめの修理専門店を紹介していますので現在困っている人や興味のある方は是非一度読んでみると参考になるはずですので読んでみてください。
カルティエタンクフランセーズのように珍しい革新的なスクエアケースに薄型の精巧なムーブメントを搭載した腕時計を正規メーカー以外の腕時計修理専門店にオーバーホール依頼する場合には本当に信頼の置ける技術の高い腕時計修理専門店に預けるのがおすすめです。その際には本当に優秀な店舗かどうかの見極めが大切になってきますので、しっかりと情報を収集してくれぐれも間違いの無いように店舗を選択して下さい。
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